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四度目のスペイン(18)帰国

全旅程を数えてみれば32日間のスペイン旅も、いよいよ最終日です。

トレド→マドリッド・バラハス空港

 8月19日 土曜日
 6時44分起床で活動開始。さあ、日本に帰るぞ!
 荷物をまとめる。スーツケース2つ。嫁さんが持ってきた大きい方には土産のオリーブオイル、ビノ、瓶詰め缶詰が詰まっていて重い。自分が持ってきた小さい方は、ほぼスカスカ。キャスターの車輪がイカれているから。
 7時半過ぎにオテルを退出。キーはレセプションに置いていく。石畳の坂道をスーツケース転がして降りていく。朝焼けである。
 クルマに積み込み、嫁さん運転で出立。ナビにバラハス空港を入力。走り出す。路程は100kmも無い。
 マドリッドまでは順調。都心に近づくにつれ、交通量が増す。と、ナビの指示より一つ手前でアウトビアから出てしまう。そこのGSで給油。
 そこからがちと大変。嫁さん、ナビの指示ではなく「飛行機マーク」を頼りに空港を目指すとがんばり、それで行くが、マメに変わるマーク位置に車線変更がやっとやっと。その上、しばしばマークが無くなる。それでも何とか走ってバラハス空港ターミナル4番にたどり着いたが、ナビの予定到着時間を30分以上オーバーしていた。
 ハーツにクルマ(ヒュンダイi20)を返却。去年とは異なり、接触その他のトラブルは一切無かった。料金は500ユーロ弱。丸6日間で、1日あたり80ユーロと安かないが、クルマ無しじゃ行けないところに行けたので満足である。今回は、嫁さん運転7の自分が3くらいだった。ナビ能力の差が大きい(笑)
 キャセイのカウンターでチェックイン。イベリア航空のラウンジで食事。Mahou(マオウ。スペインじゃ多分一番メジャーなセルベッサ)の小缶、赤ビノにサンドイッチその他の朝食。
 ラウンジではスペイン語新聞を読む。バルセロナのテロ特集。犯人はイスラム国を信奉する若いの4人で、3人は逮捕。14人を轢き殺したクルマを運転していた一人が逃走中とのこと。

スペインでの1か月は短くはありませんでしたが、退屈しませんでした。体調は終始良好で、快食快便。食欲不振に襲われることもなかったし、太りもせぬ、と。スペイン飯に飽きた時の対処用にと、梅干し、醤油、チューブのわさびを持っていったものの、一度も使いませんでした。1日を2日として過ごすシエスタのおかげもあります。何よりも気候が良かった。特にカスティージャとアンダルシア。

次回の目標は「旅行する」から「暮らす」への「一歩前進」と決めて、日本への帰途につきました。

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