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セビージャひるね暮らし(21)

※2021年の記録です。

10.6 水 España旅行第21日目 Sevilla

 7時台に目覚める。しばベッドでゴロゴロ。8時25分に活動開始。トレーニング。ドゥチャールセして身体を洗う。

 朝食はきのこオムレツ。トマテ。キュウリ。スモデナランハ。食後、下のバルに降りてって、カフェコンレチェ1.20。で、アントニオにタオルを換えてくれと言う。それ自体は通じたと思うのだが、そのダンドリだか何だかを、ほにゃららと早口で言われたのがまったく理解できない。「今じゃ無くて後で」的なことを言ったんだと思う。分かった振りして退出。で、あらためて分かったのだが、客の爺たちとアントニオの会話もほとんど聴き取れない。町を歩いてるスペイン人ツーリストの言ってることは、全部とは言わんが半分以上聴き取れるのに。一つには地元の内輪話だからなのだろうが、言葉がハッキリ違う。ディープなアンダルシーア弁なんだと思う。

 マス(スーパー)で、今日はちょっと趣向を変えておかずパンを買う。1エウロ。部屋に戻って、カフェを淹れる。

 執筆。一通り書き上げる。

 徒歩出立。エルクレス公園へ。ベンチに腰掛けて膝ポメってる13時21分。今日は上天気で暖かい。でも夏の暑さとは確実に違ってる。しっかしハエが多いな。ショウジョウバエみたいな小バエがやたらと身体にまとわりついてくる。おいらってば臭いのか?

 さて、ここで一つ快挙だ。昨日前を通ってそれっきりだった、エルクレス公園近くの「とある床屋」に話しかけ。スペインで床屋行くのは初めてなんだが、髪を切りたい旨伝える。6ミリ丸刈り。ちゃんと通じた。で、16時半に来いとのこと。予約制なんだわ。名前を聞かれたのでスペルまで。

 帰宅してバルでカーニャ一杯。今日はケースに生魚が何種類か入ってた。その中の赤いのは、先日ロサ&グローリアと食って旨かった、サルモン(シャケ)じゃない…スマホのスペイン語辞書確認…サルモネテ(ヒメジ)じゃんと分かり、そうアントニオに確認の上、フライを注文。前回同様旨かった。こういう地味に旨いもんが嬉しいのだ。勘定は4.10。

 部屋に戻って、朝の飲み残しのカフェで、マスで買った「おかずパン」を試してみる。「エンパナディージャ・アルヘンティーナ」(アルゼンチン風ミートパイ)であるな。中身は何かスパイスきかせた肉的なもの。パサパサ。あんまりうまくない。とまれ、これにて昼食完成だ。現在14時40分。予約自国まで2時間弱。寝ると寝過ごす危険性があるので、起きていることにする。酒はご法度。

 まずは昨日の家計簿をつける。続いて執筆。

 16時ちょい前に出立。と、早目に出て良かった。床屋のカジェが分からずプチ焦る。カジェ名を確認してプラノ(町地図)見とくんだった。何とか発見。店に入ったのは16時15分。前のおばちゃんがちょうど終わるところだった。16時20分開始。。「刈り」自体は簡単で、10分ほどで「洗い」まで終わる。会計は10。1300円。安い。で、6ミリ丸刈りは「ヌメロ2」(2番)ちうんだと。1が3ミリ。2が6ミリ。3が9ミリ。4が12ミリ、と。ちい覚えた。

 帰路、エルクレス公園のベンチでポメってる16時45分。まだじぇんじぇん早い。ちとパセオする? それとも赤ビノ買って帰宅して一杯やってシエスタ? 後者だな。

 帰路、アパルタメント近くでコインランドリーめっけ。使うとして、9日かな。10日だとギリチョン乾かないかもしれない。

 マス寄って赤ビノ4.64その他で7.36。帰宅して始めたザマスよ、の17時過ぎ。赤ビノにサラディトス。これもロサ&グローリアとの食事で覚えた食物。黄色い何かの実の塩水漬。知らなきゃまず買わんから、有り難いことである。

 床屋の屋号は「Naxo Romo Estilistas」(読めん・ロモ・スタイリスト)。Calle Crédito(クレディト通り)。

 シエスタ。目覚めて19時半過ぎ。久しぶりにキッチリ眠れる。

 20時半近くにゆるり出立。「東海城」へ。これが二度目。自分が口開けだった。ワンタンスープとカルタ(メニュー)に写真が出てた肉まんを揚げたみたいなの。それに小セルベッサ。ほぼ想像通りだった。冷凍ワンタンのスープ。海苔が入っていたのは悪くない。フツーは蒸して出すだろ、の冷凍肉まんを揚げたの。いやしかし「こんなん」で十分なのよ。1回目はエンサラーダ大外ししたが今回は想定内。中華食いたくなった弱い心を満たすには。勘定は8.70。内容に対しては安くないが、自分的には安い。近場に「あって良かった」店。

 スペイン限らず、一人で暮らすにおいて肝要なのは、生活の時間割だな。これができてないと続かない。あらためて、セビージャにおいては、

 9時起床。トレーニングしっかり。
 10時朝食。しっかり目。
 買い出し、執筆。
 14時昼食。軽め。
 執筆。
 17時シエスタ
 19時パセオ
 21時晩飯。軽め。
 執筆。
 2時寝るー。

 これが理想。でもだいたいが前倒しになっちまうんだよな。

 執筆についてあれこれ考え、自分の考えをざっとまとめてみる。一人暮らしにおいては、これがあるから、日々を充実して過ごせる。やっていける。そういう意味では確実に「仕事」であるな。

 んー、今1時46分。現時点でこのビル内に生息している人類はおいら一人っきりかも。下のカフェは閉まってて、従業員もどっかいっちゃった。「上」の客は昨日一泊のみだったぽい。前のアパルタメントでもそうだったけど「一泊のみ」ちうのが少なからずいるようで。正直、静かすぎて気持ち悪いっす。

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