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ネタバレ考察: マリって実は怖い存在なのでは?

シン・エヴァンゲリオンを視聴済前提でのネタバレ考察です。独自解釈ですのでアホなこと考えているやついるなぁ…くらい軽く読んで頂ければ幸いです。



「自分の目的に大人を巻き込むのは気おくれするな…」

ではその目的と正体は何だったのだろう?本編では明確な答えは出ていないのでパッと思いつく憶測を羅列するならば

・漫画版で恋をしていた相手の名残を守りたかった?

・コア化した地球を元に戻すこと?

・姫(アスカ)の幸せ?

・単に楽しみたい?

・安野モヨコさんの分身?


いきなり結論!

私の解釈を申し上げますと何が何としてでも碇シンジをモノにしたかった存在となりました!


前回破の冒頭で碇シンジの物語が碇ゲンドウの物語にスライドしたと書きましたが同時に真希波マリの物語も動いており最終的にゲンドウでもシンジでもなくマリの物語が覇を獲り目的を果たしたのではないでしょうか?

そう考えると色々面白く怖くもなってきます。

エヴァの呪縛

シン・エヴァンゲリオンでアスカがエヴァの呪縛により睡眠が不要になり味覚も失ったと言っています。

同じくエヴァのパイロットであるマリもエヴァの呪縛を受けていると思われますがここでひとつ小さな疑問が生まれました。

味覚の95%は匂いで感じる

これは味覚教育理論の基本として世界中でひろまっている「ピュイゼ理論」というものがあります。

味の作用には嗅覚がとても大きく作用しているという理論みたいですが、そうなるとマリも匂いを嗅ぎ分けられなくなるのでは?と思いました。

もし、本当は匂いがわからなかったのに匂いを嗅いでいたら?

それってただすごく接近する口実が欲しかったんじゃ?

と思っちゃいましたw

そうならなかなか可愛いですよね。

マリの正体

メタ的には監督の想いの結晶であることは間違いなさそうですが、キャラクターとして実はとても古い存在なんじゃないかなぁ?と考えています。

どのくらい古いかと言うと神話の時代から生存しているモノなのかと

イスカリオテのマリアと呼ばれてその名で呼ばれるのは久しぶりだとマリはいっていましたがこれ、生徒と先生時の愛称だとしたらあまりにも変です。

これは冬月がマリの事を探って出したひとつの結論だったのでは無いでしょうか?

神話の時代存在した現在の地球とは少し違う聖書(死海文書外典)に登場する「イスカリオテのマリア」という存在だという結論に

どんなエヴァでもひとりで難なく乗りこなせる存在

そんな存在はマリが登場するまではカヲルしかいませんでした。

しかしマリは仮設伍号機から始まり二号機、八号機〜十二号機(オーバーラッピング)までに適合してみせました。

それってもう人ではないもっと異質な存在だと感じ少しゾッとしました。

【演出手法】デウス・エクス・マキナ

※Wikipediaから抜粋

劇の内容が錯綜してもつれた糸のように解決困難な局面に陥った時、絶対的な力を持つ存在(神)が現れ、混乱した状況に一石を投じて解決に導き、物語を収束させるという手法

真希波というものの由来はおそらくこれから来ているのはあながち間違いでは無いと思います。

パーソナルカラーはピンク

そんな存在がなぜシンジを求めたか?

ピンクという色は白と赤を混合するとできる色です。

白と赤といえばレイとアスカのパーソナルカラーです。

イスカリオテのマリアとは幾重にもほつれあった世界のレイとアスカの記録と想いがナニカ(神?)を媒介に融合した存在だったりして…なんてね。

マリの正体と目的

マリの正体は演出手法でいう所の神でありレイでありアスカでもある。

目的は碇シンジと幸せになること。

そのために世界を幸せの方向にもっていった。

そしてシンジを君こそ変わらず可愛いよと言わせる世界に導いた…


そんなことを妄想してここに書き残してみた今日この頃です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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