『アマデウス』モーツァルトの厄介オタク

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
「アマデウス」は「神に愛される」って意味らしい。

2時間40分もあったのに(ミッドサマーと同じくらいじゃん!)体感時間は秒だった。
めちゃくちゃ面白い!モーツァルト役の俳優さんが霜降りのせいやにちょっと似てる。

タイトルは『アマデウス』だけど、主人公はモーツァルトじゃなくて宮廷音楽家のサリエリ。この映画を見るまで全くその存在を知らなかった。
オペラの曲を43曲も作ってるし、シューベルトとかベートーヴェンにも教えてた凄い人なのに。
モーツァルトが天才すぎて、サリエリの存在を掻き消してしまったんだな…と思った。

劇中でもサリエリはモーツァルトの才能を嫉妬しつつも認めていて、でもモーツァルトがめちゃくちゃ下品な男で人としては好きになれない!っていう葛藤が、すごく苦しそうだった。

いっそのことモーツァルトの音楽ごと嫌いになれたらどれだけ楽だろうか、いやでも…良すぎる…最高…!でもこいつはクソ…!ってなってるサリエリめっちゃ可哀想😢
そんでモーツァルトの公演には全部漏らさず聴きに行くのかすっげえ厄介オタクみたい。
聴いてる間ずっと「ぐぬぬ…」みたいなとんでもない顔して聴いてて、じゃあ行かなきゃ良いのにと思ってしまうけど、そういう事じゃないし、そんな簡単な事じゃないよね。

最後の方で、モーツァルトが口頭で作曲してサリエリが楽譜に書き留めていくシーンがある
たぶんサリエリはずっとこれがしたかったんじゃないかな。モーツァルトの音楽が生まれる瞬間を見たかったんじゃないかと思った。
悲劇だなあ〜

この『アマデウス』がヒットしたおかげで、主人公サリエリにも再び注目が集まってアルバムが作られたらしい。
よかったね!って言っていいのかは少し複雑だけど。(結局モーツァルトの影からは出られてないような気がして)

↑めっちゃ有名なモーツァルトの『俺の尻を舐めろ』

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