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44日目*寒い日に思うエトセトラ。

「今日こそ休んでしまおうか…」


朝活も44日目。慣れるのかというと答えは慣れない。最大の敵、冬がやってきているからだ。


そろそろ町からクリスマスソングが聞こえてきそうなこの時期、華やかで煌びやかで、わけわからないけど楽しそうだとはおもうけど、とにかく寒い!寒くて腹が立つ。


どんなに着込んでも、隙間を見つけちゃ入ってくる寒気に「くそっ!」と呟くと同時にあの日を思い出す。


幼稚園から小学生高学年まで恒例行事としてスキー合宿に行っていた。


我が家は、私が生まれた頃から父が企業から独立をし、フリーランスでデザインの仕事をしていた。仕事が重なった日は、母も手伝い二人忙しなく働いていたと記憶する。年末は特に忙しいそうで、私と弟は手持ち無沙汰…。


ある日、幼稚園の大の仲良しの子のお母さんが、スキー合宿があると教えてくれたようだった。その楽しそうな合宿に行くかどうかと母が私に聞いてきた。迷わずに「行く!」と伝えたのが、運のつき。


あの吹雪の中、決して吹雪とは言えないんだろうけど幼児にとっては、顔に叩きつける雪粒は針のような凶器となるし、不安と痛さで大泣きする涙のあとを容赦なく叩きつける風はヤスリみたいだったし…なんてことがあるとはその時まで知らなかったんだ。


群馬の山は厳しかった。
上毛かるたというのを後々、知るのだけどそこに空っ風のこと書いてあったな。

これ↓↓

上毛かるた


風は強いし、小さい私は飛ばされそうになるし、スキーなんて慣れてない滑る板で、どっかに行きそうになるし…。

冬が来た!イコール頬の痛み。
いまだに、ヒリヒリとした痛みを思い出しては、寒空に怒りをぶつけちゃ虚しくなる。


ため息をつきつつ朝活のzoomを開いた。
みんなが話している。笑顔になっているのでつられて私も笑う。


あ、学生時代もこんな感じだったな。
もう天変地異とか、未確認生物とか、魔法少女になって戦わなくてはならないとか、現実味のない想像をしつつ登校してたあの日。


時代や季節に恨み節を放っていたのに、教室に入れば一気にごきげん!「おはよー、昨日あれみた?」なんてすぐに友だちをつかまえて、話す日々。


あー楽しかったなあ。

今は、我が子が元気にランドセルをガシャガシャ言わせながら走っていく姿を眺める。寝起き最悪な我が子も同じように「あーあ、なんか学校こわれないかなあー」なーんて言ってたことも忘れて、スキップしながら友だちと談笑してる。

まあ、寒いけど清々しいわよね。
そうつぶやいて、すぐさま暖房器具の前へと小走りする。…寒いもんは寒い!!

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