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2024年になったが2023年を振り返る。

あまりにも色々ありすぎた2023年。
年を越してしまったが振り返る。
こころが忙しすぎた。

2023年が始まった。
2023年が始まってすぐに
バンドメンバーがおらんくなった。
クソほど腹が立ったが、
納得するしかなかった。

自分は前向きなライブがしたいから
バンドでステージに立つ気持ちが
なくなってしまった人と
ステージに立ってもなりたい姿には近づけないと思っている。

だから俺は受け止めきれない言葉を
無理矢理お酒で飲み干した。

しかし、どうしたら良いか
どうしたらバンドが続けられるか
全く分からなかった。

何のために曲を作ってんのかも
分かんなかったから、
消化したい思いも消化しきれずにいた。

目が開いていたら
考えても分からないことばかり
考えてしまうから
別に美味くもない強いお酒を無理矢理飲んで
無理矢理眠っていた。

何のためにバンドをしているか。
なりたい姿はなんなのか。

カッコよくなりたくてバンドをしとるのに
情けない顔を晒してバカじゃねえのって
自分が本当に嫌だった。

好きな音楽だって聴いてたら
憧れと現実を比べて情けなくなっちゃうから
大好きな音楽が聴けなくなっていた。

だから、バンド辞めてしまうか
少しだけ頭にチラついた。

しかし今まで信じてきたものを
捨てるほどの勇気は俺には無かった。

バンド辞めたら
音楽が嫌いになってしまったまま
死んでしまう気がするし。

バンド辞めたら
音楽なんてしなければ良かったって
思ったまま死んでしまう気がするし。

だから俺はバンドを、
しかもボロボロのS-TALKの名前で
続ける事にした。

クソがよ。どーにでもならぁ。

音楽頑張ってるやつに会ったら
頑張りきれてない自分と比べて
しんどくなっちゃうから
誰にも会いたくなかった。
自分の気持ちだって
「どうにかなるっすよ」と言って、
強がって隠してた。

でも音楽を頑張ってる仲間の中で
自分の気持ちを割と素直に明かせる奴が
2人だけいた。

それが今のサポートメンバーだ。

アイツらには不思議な力があるんだろう。
安心する。
そーゆー化学物質が出てんじゃねえかな?

クソほど頭を下げて
2人にサポートをお願いした。
快く引き受けて貰った。

そこから新しい体制で
音源を作ることを目標に
長いこと曲を作っていた。

きちんと態度で示したかったから
5曲くらいはちゃんとカタチにしたかった。

色んな想いをしてきた。
ぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶ音にした。

弱ってる時に言われて力になったこと。
遠くて不便な今住んでる場所への不満。
独りぼっちでどうしようもない悲しみ。
音楽でつがなった色んな仲間との約束。
信じたいことを信じ続けたい俺の思い。

ぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶ音にした。
それがバンドマンだ。
俺はバンドマンだ。

夏頃にレコーディングをした。
自分の下手さに情けなさを感じながら。

しかし自分の中では
胸を張って人に聞かせられる音源ができたと思っている。

まだまだここからって想いを込めて
「RISING AGAIN!?」ってタイトルにした。
海から太陽が昇るジャケも俺が描いた。

アー写だって自分でひとりで撮った。
つまんない町の好きな景色をバックにした。
ほぼ写ってねぇけど。
俺の好きな曲にこんな歌詞がある。

「なぁ?やり直せると思う?ここから
俺たちの日々はシャボン玉
触れただけで消えてしまうような Damn nice」

俺に刺さりすぎてて
ひとりでシャボン玉膨らませて
スマホのセルフタイマーで撮った。
情け無いが。

去年出した音源を
色んなやつに聞いてもらった。
本当にありがたい。バンドマン冥利に尽きる。

しかしやはり現実は残酷で
前作のSHOOOSEの数字は越えられなかった。
前作も全部俺の曲だが本当に悔しい。

まだまだここからもっと良い音源を世に出していこうと思う。
過去を更新しないとトラウマは消えない。
今だに周りの人間を敵視してしまう癖が治らないんだ。

ライブだって
ようやくS-TALKとして秋以降できるようになってきた。

毎度毎度
新体制でのライブは更新できてると思う。
ようやく俺が1人のS-TALKに慣れてきた。
弾き語りだってそうだ。
ようやく独りぼっちでステージに立つことに慣れてきた。

それでも数年前と比べて良くはないんだろう。
俺は当時よりもめちゃくちゃ熱いライブをしているつもりだけど
数字がそれを暗に示している。

だから前の体制の曲を聞くのは苦手だ。

悔しいよ。数字は正直過ぎるから嫌いだ。

だけどやっぱり
居場所が欲しいからライブを続ける。
そばにいてくれる奴がいるからライブが続けられる。

また会おうなって約束してる友達もいるんだ。

俺がどれだけデカい音を鳴らしても
俺がどれだけデカい声で歌っても
おそらく多くの人の耳には入らないだろうことは分かってる。

でもデカい音じゃないと
デカい声じゃないと
俺の曲が聞こえるはずの奴にも
聞こえないじゃねえか。

先のことなんて何一つ分からないけど
今年も来年も再来年もその次もずっと
歌い続けてやるぜ!

今年も俺の信じたい気持ちが
当たり前に音になって
鳴らした音が誰かの何かになれていますように。

俺はバンドマンだ。

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