ドラマの言葉の話

最近、初恋の悪魔というドラマを見ている私の感想

めちゃくちゃにいいです。
何がいいかというと
『人生』ってこうだよな、をおとぎ話の中でやってくれる不思議な感覚
です。

設定とか登場人物に変わっている人が多くて、なんだこの人たちは?実際にいたら近づきたくはない!と思う部分もあるのにセリフではしっかりリアルの人生をとらえてきて、気がついたらみんなのことを好きになっている。
奇跡は起こらない、誰もが持っている人の狡さも心の狭さもちゃんと言葉に出して表現してくれて、ただひたすら現実が緩やかに首を絞めていく感じ。でも時々、ふっと肩の力が抜けるような展開があって、現実味がありすぎない世界観に助けられる…

自分の弱くてだめな部分を突かれた痛さとこの感情は普通に存在していていいし、こう言葉にすればいいのか!というのを同時に示してくれる安心と許されてる感が共存していて息がしやすいドラマ。これが人生(おそらく)

これと同じ人が脚本を書いていたカルテットのセリフを、放送されてから何度噛み締めたかわからないよ…ありがたい言葉がいっぱいの最強ドラマです。


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