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『超 筋トレが最強のソリューションである』『筋トレ最強の食べ方』【Kindle Unlimited】

 「筋肉は裏切らない!」はまさに至言である。
皆さんは人に裏切られたり努力しても報われなかったり予想を外したり…といった経験はないだろうか?
 そんな時でも常に側にいる、というか身に付けているのが筋肉である。彼らは鍛えた分だけ大きくなるしサボった分だけ小さくなる、ペットでもなかなか見かけない程の単純さだ。

 そんな筋肉を愛してやまないXフォロワー200万人超えのTeststeron氏が手がけた良書を2つ紹介したいと思う。それが『超 筋トレが最強のソリューションである』と『筋トレ最強の食べ方』である。どちらもKindle Unlimitedで読めるので興味のある方は是非読んでいただきたい。

 まず『超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超•科学的な理由』であるが平たく言えば“こんな効果があるから筋トレした方が良いよ!”という本である。
 筋トレをするとモテモテになったり仕事ができるようになったり健康になったり自信が持てるようになったりと、胡散くさいようなことを科学的エビデンスを元に論理的に説明している。
 理論的に筋道立てて説明している久保田孝史先生と経験を元に脳筋な合いの手を入れるTeststeron氏のバランスがとても良く、非常に読みやすくなっている。

 特に印象的だった一節は以下である。

Stamatakisら(2017)は8万人を対象に、様々な疾患に起因する死亡率と筋トレとの関連を調べました。その結果、週に2回以上筋トレしている人はそうでない人よりもガンに関連する死亡率が約30%低いことが明らかになりました。ここで驚きなのは、有酸素運動を単体で行った場合にはガンに関連する死亡率は低下しなかったということです。さらに、ガン以外も含めた全体的な死亡率についても明確な関連性がでていて、筋トレをしている人たちは若年死する確率が23%低下したそうです。

超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超•科学的な理由

 筋トレがやっていない人よりも健康なのは想像がつきそうだが、有酸素運動も効果があるのは初耳であった。
 他にもたくさん筋トレをやりたくなるような知識や格言が書いてあるので、筋トレが続かない、興味はあるけど中々始められないという方は是非とも読んでいただきたいと思う。

 そして2冊目は『筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方』である。これはTeststeron氏1人で手掛けた著書であり、先ほどの著書とは違いやや理論的な一面がみられる。 
 ダイエットや筋トレに役立つ知識が満載なのだが、その中でも肝心要なのは“マクロ管理法”だと思われる。

基礎代謝(kcal)
男:10×体重(kg)+6.25×身長(cm)−5×年齢(歳)+5
女:10×体重(kg)+6.25×身長(cm)−5×年齢(歳)ー161
1日の消費カロリー(kcal)
基礎代謝×活動代謝
活動代謝
アクティブ度が低い人 1.2
アクティブ度がまあまあ高い人 1.55
アクティブ度が高い人 1.725

アクティブ度がまあまあで年齢30歳、身長170cm、体重68kgの男性
基礎代謝:10×68+6.25×170−5×30+5=1597.5kcal
1日の消費カロリー:1597.5×1.55=2476kcal

筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方

 他にも炭水化物、タンパク質、脂質の割合を算出するマクロ栄養素があるので是非とも身につけていただきたい。

まとめ

 平易な感想を述べるとすると“筋トレをやっててよかった”と思える書籍であった。マッチョ的思想ながらも優しく寄り添ってくれるTeststeron氏のキャラクターが良い味を出しているので筋トレ懐疑派も手に取ってみたらいかがだろうか?

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