男性差別反対論にて、なぜ左翼より右翼のほうがよく見えるのか?
いきなりこの人は何を言っているのだろうか? タイトルを見たらそう思ってしまう方も多いと思うし、普通の感性である。
言うまでもなく、人権擁護を展開するのは決まって左翼側というのは当たり前のごとくでる反応だろうし、保守的な人物が差別論を扱うことはそれほどないだろう。しかし、男性差別に関してははっきり言ってしまおう。 かえって右翼側のほうが味方でもあったりするし、左翼なんかよりも良く見えるケースもあるのだ。
奇妙な話ではあるが、「事実は小説よりも奇なり」というのが、現実にはあったりするのだ。そんな奇となる事実の一部を私から紹介したい。
1 左翼と右翼の期待値と敵になる左翼
知っている人はもう分かっているだろうが、男性差別問題になると左翼側からかなり大きな攻撃を受けるものであり、左翼でありながらも男性差別には消極的であるだけではなく、まるで右翼かの如く積極的な差別的言動をすることも珍しくはない。
これは、ほんの一例であるがだしておこう。
ラップは何を映しているのか(毎日新聞出版): ——「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで より (魚拓)
>磯部 「男性差別」みたいなネトウヨ用語って日本独自のものだと思われがちですが
10.16六本木右翼デモに抗議してきましたが
http://livingtogether.blog91.fc2.com/blog-entry-65.html (魚拓)
>日本の植民地主義を終わらせ、外国人・老人・障害者・子ども・犯罪者・男性ではないものへの差別に反対し、ホモフォビアとたたかい、資本主義を打倒するために。
『女性専用車両反対派のほとんどはレイシスト・ネトウヨだ』は違う。リベラル・左傾男性も半分含まれている。https://blog.goo.ne.jp/jyosei_senyo_syaryo/e/6866200b3b329619c6d54642ef7b1bff (魚拓)
>ツイッターを見ていると、まるで、女性専用車両反対派というのは、レイシストかネトウヨしかいないように錯覚する人が多いと思います。
>…私も、はじめは、女性専用車両反対派の9割が、レイシスト・ネトウヨだと思っていました…
※ただ、この記事は一応左翼もいるとは指摘しているが、普通にリベラルとは思っていないと言い出す始末。
挙げるときりがないので、とりあえずこんな感じにしておく。見ての通りびっくりするほど攻撃的で男性差別については批判する気がないのである。調べればもっと出てくるわけであるが、このように攻撃性はかなり強い。これと同時に、のちに紹介するが、元々期待値的には薄めの右翼側から協力的な面が見えた時よりよく見えてしまうのである。
心理学的にはハロー効果といったものが関係しているといっていいだろう。簡単に説明すると、ある対象を評価するときに、目立ちやすい特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪むことである。いい面はよりよく、悪い面はより悪くというのである。この効果は逆に対象が普段の評価とは正反対のことをやった時にも大きなバイアスを与えるものであり、悪い部分が良い方向に行くのがゲイン効果、良い部分が悪い方に行くのがロス効果というものだ。
これを先の関係に当てはめると、ハロー効果によるロス効果によって、本来なら人権擁護側のものが差別言動などを行うために左翼側の心象がより悪くなる。逆にハロー効果によるゲイン効果というものによって、ちょっと擁護したり、攻撃しないだけでも右翼側がよく見えてしまう。
わかりやすい例でいえば、不良が子犬を保護したといったものと優等生が万引きしたというのと同じような心理であろう。
このことが、一つの理由となるのであるが、さらに次のことが更に右翼側と親和的になりやすい原因になっている。
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