経口中絶薬は「歴史は繰り返す」だろうという予言

  

 日本において、経口中絶薬が承認されるのではないだろうか?という話が持ち上がっているが、もし承認されれば国内で初のことである。今まで中絶に関しては、手術を伴うことが必要であったのだが、身体に対する負担が著しい軽減を期待できるとして、注目されている。

 複数の団体が署名活動を活動を行い、いよいよ実現するかもしれない。という段階まで来ているようだが、薬の値段が不当に値上げをしてるとして批判をよんでいることもある。

 産婦人科学会を叩いていたり、男性を叩いていたりと忙しいようであるが、活動しているところ申し訳ないのだが、あなた方の行為はほとんど無為に終わるであろうし、あなた方の身内や女性などからわざわざ足を引っ張る人が出てきて思い通りに進まないでしょう。

 なぜそんなことをあらかじめいるのか?それは、ピルという実例があるからであり、経口中絶薬もピルと同じ要素をはらんでいるからである。



 かつて、ピルに関してもフェミニストからの否定があれば、女性そのものからも賛同をほとんど得られなかったという現実があったわけです。その理由に関しては色々ありますが、多くの場合は副作用の懸念だったのです。

 フェミニストの身内からも、なぜ日本だけフェミニストが反対するのか?といわれるほど異様な状況で、医者がいくら説得したとしても、低用量ピルですら利用が進んでいないのが現代でも否定できていないし、副作用懸念の声が大きいのです。

 その異様な状況があってか、日本はピル利用がほとんどない。認可そのものや緊急避妊薬の店舗配置にも異常な時間がかかるほど遅れている。そして、子宮頸がんワクチンの件とも絡めて出した一つの結論として

 女性の体について、主立って女性側に負担や責任が出てくる

 場面にて、異様に日本では拒絶する傾向があるのではないかという結論を出させてもらったわけであります。

 詳しくは、上記noteを参照してもらいたいのですが、本件でもこれらと同じ傾向があるでしょうから、おそらく同じ事態が起きると考えられるのです。すでに副作用に関しても

また、およそ60%に当たる71人が腹痛やおう吐などの症状を訴え、このうち薬の副作用と判断されたのは45人で、1人に発熱や出血による貧血など重い症状があったということです。


より

 となっており、体の負担を懸念する話が出ています。本件でも、ピルと同じことがなぜ起こらないといえるのだろうか?また時間がたってしばらくしたら、今度もまた副作用がどうのとか言わないという根拠がどこにあるのだろうか?というのは私からすれば何の保証もないのです。

 また、女性が主立って利用し、負担を強いられるのはピルと同様でしょう。

 おそらくこの件も、また同じ歴史を切り返すだろう。利用することが控えられて、結局努力しても元の木阿弥。そして、またしばらくしたら歴史を忘れて産婦人科や男性でも叩いているのではないだろうか?歴史は繰り返す。今からこの予言をしておくが、そう遠からず私の話は当たるだろう。できれば当たってほしくはないのだが。


(追記)

 産婦人科医会から費用を10万円程度にという話が批判されていますが、先のNHKの記事から詳しい内容を引用すると

木下会長は「医師は薬を処方するだけでなく、排出されなかった場合の外科的手術など、その後の管理も行うので相応の管理料が必要だ」と述べて、薬の処方にかかる費用について10万円程度かかる手術と同等の料金設定が望ましいとする考えを示しました。

 となっており、単に薬の値段だけの話はしていないのである。もちろんふしだらとか中絶抑止だとかそういった話をしているわけではない。 あくまでその後の経過観察や場合によっては必要な部分もあるからそれを含めての値段設定だと考えられ、必要でないならもっと値段は低くなることも考えられます。薬の原価云々だけを取り上げるのは、いささか不公平であり事実をゆがめて主張している物とはならないのでしょうか?




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