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16.5.2020

今はねぇVirusがあるから、お店がたくさんcloseしちゃってるでしょう?
お仕事がなくなって、お金がなくなったらごはん食べられないでしょう?
困ってる人がたくさんいるんだよ。
もしけんすけはお金があってごはんが食べられて、近くにごはんが食べられない人がいたらどうする?

って長男に聞いたら、
「あげる!」って即答したので少しホッとした親バカです。

ママもあげたいから食べるもの買ったの。
入れるの手伝ってね。って言った。

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キッズの2ヵ月ぶりのお散歩。

棚がいっぱいかもしれないなと思ってあまりたくさん買わなかったけどほぼ空だったので、アイスクリームとごはんを食べた帰りにまた少し買い足して寄った。

ちょうどバイクから降りてきたおじさんが棚の中を見ていて、布マスクを一枚だけ手にして立ち去った。

一時間ほど前に入れた食べ物はすっかりなくなっていて、果物の入った袋がいくつか置かれていた。
暑くても傷まないものをと思ってたけど、すぐ持っていってくれるなら果物や野菜でもいいのかも。
マスクもいいかも。

買い足したものを入れ終わるとちょうど空のエコバッグを持った若い女性の二人組が来た。
目の前の工事現場で働いている風の格好の。

棚から少し先まで歩いたところで「ぼくたちの全部なくなったね!」と長男が言った。

インスタントラーメンや缶詰ばかりじゃ飽きるし栄養がなぁ。
とりあえずお米と、レトルトのおかず。お菓子も食べたいかな。いややっぱりまずはごはんかな。
みたいなことを考えて買い物をする。
思えばこんな経験を私はしてこなかった。
買い物はいつだって自分や家族や友人のためで、見知らぬ誰かのためにしたことがない。

どこかで災害があって大変だろうと思っても、募金箱に少しのお金を入れるぐらいで、駆けつけてボランティアをするとか物資を買って届けるだとかそういうことをしたことがなかった。する余裕もなかった。
もし家族や友人が困窮していたら迷わずなんとかしようとすると思う。
けれど困っている見知らぬ他人に手を差し伸べる、という経験をしないで生きてきたんだな、ということに気がついた。

見事に何も考えないで生きてきたし、今も考えるのは苦手だけど、ずっと日本にいたら気がつかなかったことや考えもしなかったことを考えるようになった。
のが、移住したよかったことの大きなひとつ。

今日は子どもと一緒に行けて良かったな。

サポートしていただけたら腰を抜かすと思います。