マガジンのカバー画像

おこめちっくタイランド①~

26
エッセイ4コマ。過去作品も読みやすいようにまとめてみました。とりあえず更新したら追加していきます。いっぱいになったらまたマガジン作るかもです。
運営しているクリエイター

2018年8月の記事一覧

おこめちっくタイランド⑫

タイに6年以上住んでいますが、未だに何故なのかわからない。 タイ人に聞いてもわからないと言われてしまった。 何故彼(彼女)がこの中に当然のようにいるのか、誰か知ってたら教えてくれませんか。 *** 色んな所にでかけては、虫を売るのがトゥさんの仕事だった。 虫はよく売れるし、そこそこいいお金になるんだそうだ。 「家畜と違って抗生剤を打たれていないから、一番安全な食べ物だ」とママが言っていて、なるほどなー!と思ったけど、農薬が撒かれたエサがある場所で採れた虫だとそうでもな

おこめちっくタイランド⑪

ママは本当に料理上手で、ママの作るものは何だって美味しかった。 日本料理と全然違うタイ料理なら比べようがないのだけど、卵焼きのような自分でも作る料理だとその違いがはっきりとわかって驚く。 なんだこれは。私の知ってる卵焼きじゃない。 こんなにジューシーでごはんのすすむ卵焼き食べたことない! 息子さん1のがっつきようがまたことさらすごくて、これは是非ともマスターしたい!一体どうやったらこんな卵焼きを作れるんだろう? と、ママにレシピ伝授を懇願。 タイの一般的な家庭やお店だと

おこめちっくタイランド⑩

ホームステイ先のおうちの隣は、公立の小中学校だった。 なーんにもないのどかな村の学校は、休日も子供たちの遊び場。 なーんにもないのどかな村に外国人がいるのも珍しいのか、子供たちがしょっちゅう門のところへ来ては遊ぼうよと誘ってくれて、とても有難かった。 息子さん1より少し大きい子から、中学生くらいの子まで。男女入り混じって遊ぶ子供たち。中には兄弟もいたりして、なんだかいいなぁフフフと眺めておりました。 サンダルとは思えないほど軽やかに駆ける子。 するすると猿みたいに木

おこめちっくタイランド⑨

それは私にとってとてもとても、新鮮かつ印象的な景色だった。 見たことがなかったから。 目視できることに驚きと感嘆と、それから妙な安心感を覚えた。なんて近いんだろう。隔てるものがほんの少ししかない。 ちょっと足を延ばせば簡単に届く距離。 隣の国がこんなに近いなんて。 向こう岸にはたくさんの濃い緑と、小さな家やお寺が見えた。 高い建物はほとんどなくて、それがまた良かった。 川からの風が心地よい。 何時間でも眺めていられそう。 メコン川に架かる友好橋。あれを渡ればラオスな