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自分がデザイナーを目指した3つのきっかけ

社内の気軽なLT会で発表した内容をnoteにまとめたものになります。
意識高そうなタイトルになっておりますが、蓋を開けるとただ趣味に邁進したことがわかる内容となっております😌

0.挫折した話

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まずきっかけの前に、自分の転機とも言える挫折した話をしたいと思います。

物心ついた頃から絵を描くことが好きでして、典型的な「学校の友人に絵を褒められたから漫画家目指す」パターンで漫画家を目指していました。

その際に目標にしていたのが、当時「マンガ学科」が新設され話題をそこそこ呼んでいた京都精華大学でした。
10倍という倍率を乗り越えて運良く入学できたはいいものの、すでにプロのアシスタントをしている同級生や新設学科特有のカリキュラムの混沌さに面食らい、夢を見ていた状態から「大学に入れたからといってそのまま漫画家になれるわけではないんだ…」という当たり前の現実と向き合うことになりました。
そこから急激に腐っていき、結果的に大学を中退するという個人的に大きな挫折がありました。

そんな挫折があった中、その時代に趣味として遊んでいた様々なものが今のデザイナーとしての自分のきっかけになっているなと気付き、ざっくり3つにまとめてみました。

1.配色アイデア見本帳との出会い

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当時、自分の創作サイトを手打ちのHTMLで頑張る、いわゆるインターネット老人会の最前線で遊んでいました。
何かの役に立つかな…となんとなしにパラ読みしたこの配色アイデア見本帳が色彩の知識がほぼない自分にとってはとても新鮮で、面白い!と思って購入したのを今でも覚えています。
いわゆる色彩学のいろはがわかりやすく説明されたものだったのですが、このとき初めて「私、配色考えるの好きかも…」ということに気づきます。

この「自分の得意に気づける」というのはすごく大事なことだと思っていて、自分の強みに早くに出会って学べたのは大きかったなぁと振り返って思います。


2.斑鳩との出会い

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知る人ぞ知る美麗アーケードシューティングゲーム「斑鳩」です。

ちょうど大学受験間近に稼働していたこのゲームが大好きで遊んでいたのですが、ゲーム性はもちろん、ロゴやグラフィックデザインが当時のSTGとは一線を画していて、非常にスタイリッシュでした。
このスタイリッシュさがすごく刺激になり、当時はまだそんな言語化できてはいなかったのですが「デザインの力」のようなものを強烈に意識したきっかけだなと思います。
また、この斑鳩の攻略記事が載っているアーケードゲーム雑誌アルカディアの紙面デザインがとても格好良く、初めて「デザインとしての模写」をこの雑誌でしたのもよく覚えています。
自分が「デザイン」というものを意識したきっかけを作ってくれた作品です。
(ゲームもめっちゃ面白いのでかっこいいノーミス動画貼っておきます)


3.トレーディングカードとの出会い

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大学を辞めて就職してからもやはりゲームセンターで遊ぶことは辞めず、当時一大ブームだった三国志大戦にドハマり。
ゲームを遊ぶとカードが一枚排出されデッキを組みながら戦うタイプのゲーム性が新鮮で面白く、強いカードを求めてついにカードショップに通うようになります。
三国志大戦に限らず、他のTCGの高レアリティカードがズラッと並ぶショップはまさに特殊印刷加工の見本市のような状態でした。
いろんな光り方をみて、当時WEBデザイナーだった自分は「印刷やりたい、キラキラのカードをつくりたい…」と強く思うようになり、そののち本家TCG会社に就職してキラキラのカードを作るようになります。

特殊印刷といえば「お菓子業界」「化粧品業界」「トレカ業界」が個人的に三大業界かなと思うのですが、最も自分の趣味と知識を活かせる業界に就職したように思います。

まとめ

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当時は挫折もあり、自分のデザイナーへの道のきっかけを今まであまり掘り下げてこなかったのですが、意外と高校~大学時代に触れたものがきっかけになっていることが多く、色んなものに触れることは大事だなと改めて思いました。
学生時代に限らず今からでも新しいことに沢山触れていきたいものです😌

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