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NFTってなに?仮想通貨との違いを合わせて解説

「NFTって聞いたことあるけどよく分からない」
「仮想通貨とNFTって何が違うの?」

最近よく話題に上がるNFTですが、名前を聞いたことがあるだけ……という人も多いのではないでしょうか。今後、NFT市場の発展に乗り遅れないためには、NFTについてざっと知っておくことが重要です。

この記事では、NFTの概要から仮想通貨との違いまでを簡単に説明しています。

記事を読み終えれば、NFTと仮想通貨について理解が深まり、周りよりも一歩先に進めることでしょう。


仮想通貨とはデータ上の通貨のこと

数年前から耳にすることもある仮想通貨。ビットコインが主たる例ですが、NFTを語る上では仮想通貨への理解が必要です。まずは、仮想通貨について説明してきます。

 仮想通貨の特徴

仮想通貨の特徴として以下が挙げられます。

1.デジタル上の通貨
2.不正や改ざんがしにくい
3.円やドルなどの通貨に換金できる

仮想通貨は、実際に触れることのできないデジタル上の通貨のことです。国から認められた通貨でないのですが、高度な技術により不正や改ざんがしにくい構造となっています。
  

 仮想通貨の種類

仮想通貨は厳密にいうとかなり数多くの種類が存在します。しかし、かなりマイナーなものもあるため、ここでは主要な仮想通貨を紹介していきます。

ビットコイン

仮想通貨といえば「ビットコイン」と連想するひとも多いことでしょう。現在流通している仮想通貨の中でも、ビットコインは時価総額が他の仮想通貨と比べとびぬけています。

そのためビットコインは、仮想通貨の代表格として認識されているのです。
通貨の高騰・暴落がニュースになることもありますが、それも広く認知されているという証拠でしょう。

アルトコイン

アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨をまとめた呼び方です。
アルトコインの代表的なものとして、イーサリアムやリップルがあります。

現在、NFTの売買で主に使われている仮想通貨がイーサリアムです。仮想通貨の種類は膨大なため、イーサリアムやリップル、モナコインあたりの名前だけでも覚えておくと良いでしょう。

NFTとはデジタル資産の一種

NFTも仮想通貨と同様にデジタル上のものになります。しかし、仮想通貨とは似て非なるものであるため注意が必要です。続いて、NFTの説明をしていきます。

 NFTの強みは非代替え性であること

NFTはデジタル上の「通貨」という認識ではなく、「権利」という認識が近いです。さらに、他とは替えの効かない唯一のものであるというイメージ。

数多くあるものの中で、自分のものであるとNFTを紐づけデータ上で証明することができます。
例えば、「普通のバット」と「大谷翔平選手が使ったバット」がデジタル上で区別し、証明できるといったそんなイメージです。

あとでNFTの実用例を出しますが、NFTは絵画や音楽などの「もの」の所有権として使われることが多くなっています。

 希少性から価格が高騰するケースも

NFTは誰でも発行することができます。そのため、国内外の有名人によるNFT利用が話題になるケースもあるのです。

2021年3月には、アメリカ人アーティスト、Beeple(ビープル)さんの作品が約75億円で落札されました。有名人の希少価値のあるものが高騰し、NFT市場をにぎわすこともたびたび起こっています。


仮想通貨とNFTの違い 

NFTと仮想通貨の特徴について説明してきました。
ここでは、NFTと仮想通貨の違いについて紹介していきます。

 代替え可能かどうか

前提として、NFT・仮想通貨は両者ともデジタルデータの一種となります。その上で違いをあげるとしたら、「代替え可能かどうか」という特徴の違いがあります。

仮想通貨では、自分の持っている1ビットコインも、相手のもっている1ビットコインも価値は変わりません。
しかし、NFTは他とは替えの効かない唯一のものであるため、見た目は似ていてもデータ上では全く違うものとして扱われます。

このように、替えが効くか代替え不可能かの違いがあるのです。

 仮想通貨とNFTのイメージは通貨と権利

そして、NFTと仮想通貨ではそれぞれに対する使われ方も違いがあります。

仮想通貨は、その名の通りデジタル上の通貨であり、使用用途も現実世界のお金というイメージです。

対して、NFTは通貨やお金という捉え方はしません。ものに対する「権利」というイメージで考えると良いでしょう。

仮想通貨とNFTでは、考え方に違いがあるため、通貨と権利として認識しておくのがおすすめです。

NFTに詳しい、いっぺいさんが以下のような発信をしていました。
NFTというなじみが薄い概念が出てきていますが、本来は価値のあるものが正しく評価されること。そう思うとNFTの発展が楽しみになってきますね。


NFTの活用例 

NFTの活用例として、以下のようなものがあります。

・ゲーム
・アート
・音楽
・etc…

NFTの活用例は、ゲームやアートなどさまざまなコンテンツに広がりをみせています。そして、デジタル上の土地にNFTを活用する事例まで出てきました。

最近では、デジタルだけでなく、アナログのものにもNFTが使われる事例も出てきています。


NFTを購入できる場所 

NFTについて興味が出てきて、売買してみたいという人もいることでしょう。ここでは、NFTが購入できる場所を紹介していきます。

 海外

海外の主要なNFTマーケットは下記の通りです。

・OpenSea
・Rarible

NFT市場で最も有名なマーケットはOpenSeaです。NFTの流通量が多いため、最先端のNFT市場に触れることができます。

OpenSeaは海外のマーケットですが、日本語にも対応しているためおすすめです。迷ったらとりあえず、OpenSeaを見てみましょう。

 国内

国内にある、主なNFTマーケットは下記の通りです。

・Coincheck
・Adam by GMO
・miime

国内にもいくつかマーケットは存在しています。
海外に比べると、NFTの取り扱い量は少ないのが現状です。

しかし、Coincheckは決済に使える仮想通貨の種類が多く、Adam by GMOでは日本円でNFTが購入可能など、日本人に優しいマーケットとなっています。

気兼ねなくNFTを体験できるため、国内のマーケットから使ってみるのもおすすめです。


NFTの注意点

NFTの特徴や購入できる場所を紹介してきましたが、NFTには注意点がいくつかあります。
下記がおおまかなNFTに関する注意点です。

・手数料が高い場合がある
・法整備がされておらずあいまいな点もある
・パスワードを狙った詐欺も多い

現状、NFTの取引にはイーサリアムを使用することが多く、手数料が高い場合があります。また、高額な取引をすることがあるため、パスワードの管理は徹底して行うことが重要です。

注意しておきたいデメリットはありますが、NFTには可能性が満ち溢れています。どんなものにもリスクはつきものなので、リスク管理を徹底してNFTを楽しんでいきたいですね。


仮想通貨とNFTは目的によって使い分けよう

仮想通貨とNFTはそれぞれ、データ上の通貨と権利であるということがわかりました。とっつきにくく理解しずらい分野ではありますが、その分周りと差をつけることにも繋がるのです。

NFTは今後の可能性から、投資や所有目的での関心が高まってきています。2022年もさらなる発展が期待できるNFTへの理解を深めて、ぜひ一度体験してみてください。

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