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わが家が小さなマイホームに決めたストーリー

「小さい家ならマイホームが手に入るかもしれない」

そんな風に考えたのは2016年。
賃貸であえて狭い部屋を選んだときでした。

わたしたちのマイホームストーリーはそこから始まります。

シンプルライフへ目覚める1LDK期

2016年当時、わたしたちは家賃を下げたいと思ってました。

結婚して沖縄へ移住し2年。自営化したため収入は不安定になり、売上も思ったように伸びず……。

どうにか生活費を切り下げようとヤキモキ。

そこで今まで住んでいた2SLDKの部屋を解約。
1LDKの部屋に引っ越ししました。

部屋の㎡数は、65㎡→40㎡へ。

家賃を下げるための引っ越しでしたが、これが意外にもわたしたち夫婦に幸運をもたらしました(家賃が月2万円安くなっただけじゃなかった!)。

部屋が狭くなったのをきっかけに、当時ハマり出していた〝モノを持ちすぎない暮らし“が加速したのです。

引っ越し前、こんなだった暮らしが……↓

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引っ越して狭い部屋に住んでから、こんなふうに……↓

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ただ節約したい一心で小さい部屋に移り、狭いからとシンプルライフを始めてみたわたしたち。

でも狭くても必要なモノがそろって、すっきりした空間が、思っていたよりも、だいぶ心地いい……。

いや……よく考えてみると部屋をもてあましていた2SLDK時代よりも、今の1LDKのほうがはるかに快適かも!

小さな家でも工夫してやりくりすれば、快適に暮らせることを実感しました。

この時期にくらのらブログもはじめ、情報収集と発信をしながら、シンプルライフ・節約ライフを楽しみだします。

わたしたちはこのタイミングで「小さな家ならマイホーム、いけるかも」と希望をもちはじめます。

こどもと小さく暮らす3DK期

そのあと、こどもが生まれ、部屋の更新のタイミングで3DK(部屋数は多かったけど、広さにすると50㎡とコンパクト)の部屋へ引っ越し。家族3人での生活も「小さな暮らし」をテーマにつづけていきます。

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団地部屋には2年半ほど住みました。
ここでも小さい家はやっぱり快適だねと夫婦ともに意見が合致。

また、もともと和室だった部屋に暮らしたり、こどもといっしょに暮らしたりするなかで新たに気づくこともでてきます。

例えば……
・小さな家だからってフリースペースをなくすと、こどもには窮屈
・和室のように「夜は寝室・昼はリビング」と使えば限られた空間でも広く住める
・色や明るさを調整すると同じ部屋でも広かったり、狭く感じたりする(参考:狭い部屋を広く見せるテクニック|くらのら
・狭いから心地いいと感じる空間もある(書斎、読書室、寝室など)

自分たちにとってちょうどいい広さ(狭さ)があること、ライフイベントや場面によって快適な家の状態がちがうことにも気が付けました。

小さな家はわたしたちに良い影響がたくさんありました。

・収納が少ないとモノを厳選して持てる
・掃除が楽で毎日やっちゃおうと思える
・狭いから家族の距離がいつだって近い

わたしたちは3DKの部屋に住む少し前から建築士さんと契約。約3年かけてマイホームづくりを進めています。建築士さんへ、わたしと夫は「マイホームは小さな家を建てたい」と要望を伝えました。

お金や土地の広さも理由にありましたが、それ以上に4年近くにわたって体験した小さな家の暮らしが、ふりかえってみて自分たちに合っていたと思えたからでした。

そしてふたりめの男の子を授かり、現在のマイホーム(18坪、59平米)の家を建てるに至ります。

こんなふうに小さな暮らしを志向してきたわたしたち。でも実際に大金を支払うマイホームを検討するとなれば、ある程度、大きい方がいいのではないかと現実的な迷いも生じます。しかし結果的に小さな家を選んだのには、自分たちなりの思いがあったからでした。

次の話は「わたしたちはなぜ小さい家を選んだのか」について。小さな家を選ぶ理由を、くわしく深堀りしていきたいと思います。

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◆家族4人で暮らすマイホームに選んだのは、海がみえる18坪の小さな平屋。 このマガジンには、家づくり実体験とともに、小さなおうちを建てると…

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