喋れない息子は何が欲しい？python+kivyで聞いてみた
はじめまして！Edtech Gadget警部です！
突然ですが、うちの息子は喋れません。
もう4歳です、、！
何かしらの障害があるのでしょう。
喋れないのはもちろん、指さしもできません。
ごはんのあとは結構困ります。
食べ終わったのに、席を立たずに、
ちょーだいのポーズでアピールしてきます。
かと思えば突然ウワーン！と声を上げる、、
きっと何かが欲しいんでしょう。
でもこちらが聞いても、それに反応できないんです。
お茶が飲みたい？ご飯おかわり？デザート？
ぐぬぬ、わからん・・
そんな時！
そういうタイプの子には、「絵カード」が有効という話を聞きました。
なるほど！
でもカードかさばるし、本当に効果あるかわからんし・・
そんなら！
絵カードが表示できるアプリを作ったろうやないけ！
スマホで表示できたらカッケーな！
と、ノリと勢いだけで始めてみました！
<自己紹介＞
そんな私はプログラマーとは程遠く、比較的古典的な（？）仕事をしています。
いっとき仕事を辞めたくて、未経験でもできる仕事・・
という一点のみで検索しまくった結果、プログラミングに出会い、
PyQでPythonを勉強しました。
Pythonではアプリも作れる、というのは知っていたのですが、
今回がはじめてのアプリ作成です！
<作成開始！>
とりあえずググりまくる。
Kivy-iOSなるものを使うとiPhoneアプリが作れるのか・・ほぅ。
いまにゅさんの動画で使い方を学ぶ・・すげぇ。
方向性は定まった！
1、画像を表示。
2、ボタンエフェクトで押した感を出す。息子の好きな色、青で反応。
3、画面遷移で次の選択肢。右から左へスライドイン。どんどん遷移させて、2語文できたらいいなぁ。
これくらいならできるかも！
<ひたすらアレンジ＞
いまにゅさんの動画のおかげで、上記1〜3は大体できるようになったので、
後は息子が理解しやすいような画像を加えていきます！
画面の分割数を増やして、遷移先もどんどん増やして・・・
「ごはん」の画像ボタンを押すと、お茶・ごはん・そして大好きなバナナの写真など。
「場所」の画像ボタンを押すと、自宅・車・よくいく場所の写真など。
「やること」の画像ボタンを押すと、歯磨き・着替えなど。
写真で準備しにくいものは、信頼と実績のいらすとやさんからお借りしました！
さもすぐやったかのように書いていますが、この時点で1ヶ月くらいかかってます笑
<実機ビルド＞
Kivyのsimulatorだとバッチリ完成！
いよいよ実機ビルドしてみるか・・ドキドキ
Xcodesを立ち上げて、iPhone8を繋ぎ、
いざ、ビルド！！！
この時私はまだ知らなかった・・
実機でビルドできるのは
さらに1ヶ月後になろうとは・・
ここからビルドできずにハマって、
質問サイトに書き込みまくって、でもできなくて、
ブチギレたり半ベソ書いた話は
別記事にまとめましたので詳しくはこちらをご覧ください笑
<完成＞
いろいろありましたが、作成開始から2ヶ月以上かかって
ようやく無事ビルドできました。
できた時は深夜に「ノワッ！？」みたいな声出ました。
iOSだと、AppleStoreに上げないと、
数日で有効期限が切れるので、
数日おきにビルドしないといけないのがめんどいですね・・
（意地でも無料で運営）
<効果＞
息子に見せてみたところ、とりあえずタップはしてくれました！
ボタンエフェクト＋画面遷移が面白いらしく、
テキトーにタップしまくってました。
朝ご飯の後、例のアピールが来たので、スマホを見せてみました！
テキトータップされまくってジャムで画面がベタベタになりました。笑
それから一緒に使っていくうちに、欲しいものをタップする率が高まってきたように思います。
お茶をタップしたから、あげたらゴクゴク飲んでくれた時は
本当に嬉しかった。
バナナをタップしたから、あげたら満足そうにニコニコした時は
こっちまでニコニコした。
100％なんてほど遠いし、ランダムベタベタタップの方が多いですが笑
また、次の行動を見せると比較的素直に動いてくれる気がします。
「歯磨き」をみせながら、歯磨きするよー、と促したり、
「保育園」を見せながら、今日は保育園行くからねー、とか。
こちらも「気がする」程度ですが。
まぁ気長に使っていってみようと思います。
市販の絵カードアプリと違って、
息子に合った画像をコードですぐ入れれるんで、
成長に合わせて使っていけるってのはサイコーですね。
<まとめ＞
特効薬的な効果はなかったし、iPhoneベタベタになるけど、
アプデしてまったり今後も使っていこう。
無料で。笑
そのうち「カネ」とかタップで要求してくるようになったらいいな笑
最後まで読んでいただきありがとうございました！
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