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弔事〜ロッケンと俺〜

0.ご挨拶


どうも~、先日会社の歓送迎会で先輩に飲み会マナーを教えて頂いている最中発狂してしまい課内で喋る人がいなくなりました~おこめマン(23)です☆

少し前にはなりますが、うしろ前さかさ族の配信で好きなバンドについてたくさん喋らせてもらいまして、大学の先輩であるしおんさんもいたせいか、ロッケン(注1)の人と好きなバンドをニチャニチャ話した日々を思い出した。

ロッケン…「法政大学ロック研究会」のこと。法政大学唯一のオリジナルバンドサークルであり、あの甲本ヒロトを輩出した(多分嘘)など歴史は深いっぽい。人数不足いより2022年3月をもって正式に散会。

正式に爆散することが決まったロッケンを悼む企画を2022年4月16日(土)に高円寺はスタジオドムにて企画しております。来場ご希望の方はメール(okome_okomail@yahoo.co.jp)もしくはおこめtwitterにDM等くださいまし。

タイトル:『ボアソナード 対 メガボアソナード』
日時:2022年4月16日(土)OPEN 12:00 / START 12:30
場所:高円寺スタジオドム
チケット :¥2000


1.セルフメンタルクリニック


冒頭の話にもあるように僕はとにかく人とのコミュニケーションが苦手みたいっス。
小3くらいからそのことには気づいていたので絵を描いて教室の注目を集めたり同級生が知らない音楽に逃げたり面白い話ができるよう頑張ったりしてきたわけなんですが、いつかは詰む時が来るんですね。
大学でもコミュニケーションの取り方が分からない場面は幾度もありました。なんでだろな~と考えて最近ちょっと気付いたのが基本自分のことにしか興味がないんでしょうね、おこめマン。
だから自分の好きな範囲内の人の話は何聞いても楽しいし、逆に新しく出会ったような人に対しては自己表現、自己開示以外の入り口がわかってないんですね、彼。こどもじゃん。
それが相手にハマるかどうかはもう性格とか趣味嗜好じゃなくて「合う・合わない」以外の何物でもないから割と人生の早い段階で人とのコミュニケ―ションを諦めちゃってきたんだろうなあ、僕。バケモノじゃん。
余談ですけど社会人としての自己開示て僕にとってはすごい難易度高くて、今の僕は人と喋るのがすっかり怖くなってしまいました。今度時間見つけて課長におちんちんとか見てもらおうかな。

2.音楽だけのゆるい連帯

ここまでセルフ診療が終わりまして、そんなどうしようもない「敬語の使えないクソ陰キャ」というモンスターが大学時代在籍していたサークルのひとつがロック研究会でした。

すこし歳の離れた先輩の話聞いてると昔はロッケンも先輩と雰囲気合わなくてバチバチしたり他のサークルとトラブったり、「ロッケンらしさ」的なものがあったみたいだけど、僕が顔出し始めた2018年?頃は吹きっさらしの空き家みたいなサークルでした。
眺めて通り過ぎる人もいるし居心地がよくて居つく妖怪もいるしションベンひっかけて帰るガキもいるような、ある意味開放的なサークルだった、と記憶してます。
上記の通り妖怪側の僕はそれが楽でした。それは音楽性にも出ててプログレ、ポップパンク、ポップス、ヒップホップ等々、”人種のサラダボウル”状態でした。
戸締り皆無の空き家なので他大の人とか、ロッケン出身じゃなくても法政でバンド組んでる人とかが集まったり、帰属意識の塩梅が僕は心地よかった。今となっては僕らの学年でそれを良しとしすぎたのかなという思いもよぎりますけどね。

飲み会やサークルの合宿が苦手な僕からすると、音楽だけのゆるい連帯は結構救いだった。好き勝手バンドで喚き散らしてるだけでも「ここにいてもいいんだよ~」という雰囲気を、僕は勝手に感じてた。

3.ロッケンのなかのおこめ


「俺はお前らと違う」という恥ずかしい虚栄心(今もそうか)と、「ひとりじゃふあんだよ~(T_T)」という自信の無さ(これも今もそう)、その両方を音楽やってるだけで許してもらえるという環境を見つけた僕は、勝手に校外のバンド呼んで学内イベント打ったりして楽しく過ごしてました。

2019年2月3日、おこめ(大学2年生?)初自主企画はロッケンの名を借りパク

大学3年の頃には後輩がグッと少ないことに気付いて当時のロッケンバンドのコンピを作ったり、レコーディングライブを企画したりもしてました。


2019年9月、フライヤー作ったのぼくってことは多分企画もぼくだろうな
2019年学祭、教習所の近くの写真だと思う
2020年2月企画のレコーディングライブ。
既に解散する気満々のフライヤー、音源は下記。


2020年8月、ライブ音源じゃない普通のコンピも出した。
コロナでライブできなかったのもあるけど活動をモノで残す「終活期」に入る。

その他新歓も励行。

・うっかりロッケンに迷い込んでしまったギャル3人を前に大はしゃぎで新歓コンパ(→多分話しぶりがキショすぎたようで定着せず)
・お花見してる隣を通りがかった人を無理やりサークルに引き入れる。(→無視をされて終わり)
・他のバンドサークルの人を勝手にサークル部員名簿に書く。(→成功)

2020年3月新歓やったことリスト


でも僕の最後の学祭(2020年11月)はコロナでそもそもの参加人数も少なくて、ライブ会場の俺含め誰も使わなかったスピーカーを一人で運んだりしてたな。
やっぱちゃんと人と喋ったり自分の苦手なこともできないとダメだったのかもな、エッ!?こんなに落ちて明日仕事行けるの!?

4.ロッケン後のおこめ

2021年に卒業してからもロッケンの友達だったバンド観に行ったり自分もバンドやったりを続けてました。でも今年の3月をもって正式に解散することになったと後輩に教えてもらうことに。


今まで書いた通り、ぼくのロッケンの関わり方はかなり自己本位だった。自分が楽しくないことはスルーして自分が輝けそうなことだけ選んでた。
だから解散の話を聞いた時も「俺たちの居場所がなくなる!?」という衝撃よりは「地元のラーメン屋が炒飯やめた」くらいの感じでした。悲しいけど、まあそういうこともあるだろと思ってました。

でも今まで話したように、掘れば思い出はあったし、ロッケンがなかったら今やってるスタジオライブとかD.I.Y精神の実践みたいなものは出来なかったと思う。話せる人も少なかったろうな。
あと対人コミュニケーションで僕みたいな悩み方してるヤツなんて石投げたら当たるくらいいるだろうから、そういうやつはこれからどこへ行くんだろう、とかも考えた。

最初はこのままフェードアウトするんじゃなくて、バンドサークルらしくライブやって終わろうよ程度の考えだったけど、今回のライブきっかけでロッケンに興味持って、そんな「かいじゅうたちのいるところ」を自分らでつくっていいんだと思える人がいたらいいなと思う。
名前は別になんでもいいから。

5.終わりに


昔の話ばっかするのダセ~!恥ずかし~!文章にするとそう感じるけど、ライブは今の今ですんで、ふらっと遊びにきてください。
入退場自由で、ライブ2会場の他、お客さんが休憩できる屋上もあるんで(お酒も帰るシブい自販機がある)きっと楽しいと思います。同窓会でもフリークショーでもなんかのきっかけでも、こんだけつらつら書いたうえで尚「まあ個々人好き勝手過ごしてくれたらいいわな」と思えるのは僕が吹きっさらしの空き家育ちだからなワケですね。

2019年2月、渋谷LUSH。
ロッケンの人しか盛り上がってなかったけどそこだけ切り取ったら画になるね、そうそれはまるで思い出のように…。




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