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プロ野球という趣味を棚卸しする

「プロ野球が趣味だ」というと、特定のチームを熱く応援している人を想像するかもしれない。

だが、自分はそういうタイプではない。一応日ハムファンではあるが、そこまでチームの勝利にこだわらない。

どちらかというと、華麗なプレーや周りがびっくりするような一撃を見るのが好きなタイプだ。だから、日ハム戦でヤクルトの村上がホームランを打ったとしても落胆せず、「村上すげえなあ」と思っているはずだ。

今回は、そんなプロ野球という趣味について棚卸ししてみる。

プロ野球にハマったきっかけ

飲みたかったらしい。

きっかけは、新庄の引退だったと思う。正直、はっきりと覚えているわけではない。どちらかというと、「気づいたら趣味になっていた」という感覚の方が近い。

当時、新庄剛志といえば北海道でとにかく記憶に残るスター選手。そんな選手が引退となれば当然ニュースになる。

幼少期は食事時間にニュースが流れていたこともあり、食事時間のニュースで新庄と野球のことを知ったのだと思う。

だがしっかりプロ野球をテレビで観たのは、新庄が引退した1年後のことだ。こちらは、割とはっきり覚えている。

とはいっても試合の内容ではなく、テレビ内の実況がやたらと「新庄が抜け、小笠原が抜け、岡島が抜け……」と言っていたことの方を覚えている。衝撃的なのはわかるが、そんなに連呼しなくてもと思っていた。

とはいえ、その年の日本シリーズで野球を初めて観て、子供ながらに「すごいな」「かっこいいな」と思うようになったのだ。

プロ野球を趣味にした

扇風機が欲しい。ウチにあるからやらないよ。

こうして、あれよあれよとプロ野球を趣味にした。だが、球場に行くわけではなかった。ファイターズの本拠地から地元はあまりにも遠すぎたからだ。

どちらかというと、選手名鑑でデータを見たり、カードを集めたりするタイプのプロ野球ファンになった。

プロ野球にハマったばかりの中学生の頃は異常で、読みすぎて選手名鑑に書いてある内容をすべて覚えていたり、雪が降っている中自転車でカードを買いに行くほどだったことを覚えている。昔も今も「ハマったらとことん」だ。

大学に入って一人暮らしを始めると、趣味の幅が少し広くなった。オフィシャルショップにグッズを買いに行ったり、Amazonを使うことができるようになったりしたからだ。(実家では母親がネットショッピングを毛嫌いしているので、Amazonが使えない。)

こうして、熱狂が収まった今も着実に幅を広げながら楽しんでいる趣味。それがプロ野球だ。

人生初の野球観戦

パソコンに乗るな。しゃけまるを食うな。

プロ野球に心惹かれたのは10年以上前とはいえ、実際に球場に試合を観に行ったのは2ヶ月ほど前だ。球場で試合を観た感想は、「野球観戦をナメていた」だった。

自分は、どちらかというと「すごいプレー」を見るのが好きなタイプ。だから、ハイライトなどで選手のスゴ技プレーを見るのが好きだった。

そんな自分に、「遠くからしか観ることができない」野球観戦は相性が悪い気がしていた。

じゃあなぜ球場に観に行ったのか。誘われたこともあったが、純粋に経験したことのないことへの興味と、「普段テレビで観ていた場所に行ってみたい」という感覚だった。

球場は戦場だった

コーラが飲みたいらしい。

実際に球場に入った瞬間、実は少し泣きそうになった。「テレビで観ている場所に自分がいる」というのもあるだろうが、球場の雰囲気に圧倒されたのではないかと思っている。

球場ならではの、今まで経験したことのない独特の空気。「球場が戦場だからかな」と勝手に解釈しているが、正直他では味わえない感覚だった。

試合自体を観戦している時も、「1プレーがよく見える」感覚があった。はっきり言語化できているのは、ピッチャーの球速。上から見ている分、「どれだけ速いのか」がよくわかった。

それ以外はうまく言語化できていない。ヒットも華麗な守備も、もちろんホームランも、テレビで観るより鮮やかで迫力があった。でもなぜなのかはわからない。

実際にやってみないとわからないものだ。誘ってくれた友人に感謝し、来季の開幕戦を観戦に行くことを誓った。

タマザラシのユニフォームを作りたい

読んでほしいと。……って、その本読むの?

大人になって少し高いものにも手が届くようになった。加えて、野球観戦に行くようになってユニフォームを持っていても違和感がなくなった。

だから、ユニフォームをもっと手元に持ちたい。そして、自分の愛するタマザラシのユニフォームを作りたいと思っている。できれば、全球団分作りたいのだ。

今は、名前表記と背番号をどうするか迷っているところだが、いつかお披露目したいと思っている。

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