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“僕はこれから世界で1番タフな少年になるの”と叫び,飛び込んだ20歳は音楽に対してかなり自覚的になっていったと思うし、そんな赤子のような声明をなんとか形にしながら舵を切ってきた

メッセージ、コメント等、ありがとうございます。写真をコラージュして送って来て頂いた方もいました。どうもありがとうです。皆さんの優しさに包まれながら、今日は渋谷に出向き、とあるリハーサルでスタジオ入り。そのあとは好きな本をこっそり買って(自分へのご褒美)いつものように帰りました。メッセージをいただくこと以外は特段変わらぬ日常です。

もう10代の少年じゃない と言い聞かせながら舵を切った二十歳だったけれど、もう気づけば21です。一年の体感スピードめっちゃはやいなーとか思いながらも、内的自省をしながら知識の地層みたいなものをゆったり歳と共に深めていくのも悪くないんじゃないか?とか思い始めてます。“僕はこれから世界で1番タフな少年になるの”と叫び、思い切って飛び込んだ20歳は音楽に対してかなり自覚的になっていったと思うし、そんな赤子のような声明をなんとか形にしながらID20という作品を作った。オーディションでも最優秀賞を頂き、素晴らしい友人とも出会い、別れもあったけれども自分のやりたいことの解像度も段々上がってきて、いろんなテーマ性が立ち上がってきている。そういう意味で今はなんだか活気に満ち溢れてます。超感覚派ではあるんだけどそれに寄り添ってくれる友人やリスナーさんには感謝しかないですね....とはいえ、一年の結び目のようなものだし特にやることは変わらないんですけどね。さぁここからここから。21になったおっかーもよろしくお願いしますね。(instagramより)

インスタでも内省しながら文章を投稿しましたが、やはり二十歳は特別な歳でしたね。別に一年の結び目のようなものだし振り返る必要もあんまないかもしれないけれど(年末のようになってる)、まぁ機会はそれほどないし、たまにはいいでしょう!ということで書いています。

“僕はこれから世界で1番タフな少年になるの”と叫び,飛び込んだ20歳は音楽に対してかなり自覚的になっていったと思うし、そんな赤子のような声明をなんとか形にしながら舵を切ってきました。がむしゃらに霧がかった林の中を歩む作業から、ちゃんと道を作る作業へ移行していった季節でもあった。音楽家として成熟したいという思いが芽生え始めたのもつい最近のことだ。

ただ音楽は正直なもので、物凄い形相で音楽を見つめ、気持ち悪いと思うものも血反吐を吐きながら向き合っていったモノしか到着できない境地がある。美しいものをただ美しいと表現するのとは全く違う。深く知れば知るほど音楽に対して自分はまだまだだなと思う時はある。でもそれを時代や環境のせいにしたいわけじゃない。むしろここからなのだ。蜜蜂と遠雷の明石の言葉を借りるとすれば、”生活者の音楽”は絶対にある。天才的な境地ではなく、日々生活していく中で生まれる"音楽"。 仕事をして、学校にいき、友人と会話をするそんな些細な日常の営みの営為こそ"音楽"的なモノが詰まっている。酸っぱいぶどうのようなモノかも知れないが、この日々の営みでしか生まれない音楽は絶対にあるのだ。

”音楽”は常に僕のそばにあった。何気ない日常の一コマには常に音楽がある。自らが堕落した時、孤独にある時、鼓膜から感じる宇宙のような世界を僕は愛している。そして自分の聞きたい音楽を自分で作り内省をしてまた救われる。現在、過去、未来、様々な方向から音楽は語りかけ自分の感性を貫通させていく。僕はそんな感性を貫通する体験に出会いたい。そして作りたい。聞いてくれた人が「なんだこれ!」と唸り、目は血走り、居ても立っても居られなくなり外へ駆け出すほどの作品を作りたい。人の内心をえぐるような何か、とてつもない普遍的な感情だ。それをするには自己陶酔や内省だけでは届かないものがある。もっと人間を好きにならないといけないし、しっかり観察しなくてはいけない。二十歳は自分とは何かを問いかけ続ける一年だったが、今年はそういう意味で人間を観察する年になるかも知れない。BGMなんかにしたくない。もっと人の感情を抉り出す音楽を作りたいのだ。

そしてこのnoteを読み、また別の機会でも声をかけてくれたり、メッセージを送ってくれた皆さんに僕は支えられている。僕の言葉や音楽があなたの背中を押す、それは僕にとっての希望だし、まばゆい光。いまだ駆け出しの赤子の声明ではあるが、いつかそれを成長させ大きくさせることを誓う。どうか暖かく見守っていて欲しい。

okkaaa


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他愛もない独白を読んでくれてありがとうございます。個人的な発信ではありますが、サポートしてくださる皆様に感謝しています。本当にありがとうございます。