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【EDHおすすめジェネラル】牙持ち、フィン【統率者戦デッキ紹介】

どうも、土曜日は毎週EDHを楽しんでいるOKITEです!

この記事はyoutubeにアップしている動画の文字起こしとなっています。
動画で見たい人は下よりどうぞ。

今回紹介する統率者は「牙持ち、フィン」

勝利手段は毒殺のみといった、物騒なデッキに仕上げています。

接死を持つクリーチャーに、有毒2に相当する効果を付与できるので、思ったよりも毒の回りが早いです。
毒に侵される恐怖を与えていきましょう。

また、フィンは価格の安いカードだけでもデッキが組みやすく、低予算で個性の強いデッキを組みたい人にもおすすめです。

レベルは5~6「BATTLE」中級者向けとなっています。

因みに、毒性と有毒は似ていますが、毒性は常在型能力、有毒は誘発型能力です。
処理が少し違うので、注意しましょう。

今回の説明では、接死を持つクリーチャーを接死クリーチャーと表現しています。

それでは、統率者の紹介・デッキの動き・コンボ・お気に入りのカード・弱点などを解説していきます。


ジェネラルの紹介

牙持ち、フィン

牙持ち、フィン
このカードは、緑1、1/3、人間・戦士、接死持ちです。

牙持ち、フィンの能力

あなたがコントロールしていて接死を持つクリーチャー1体がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは毒カウンター2個を得る。(毒カウンター10個以上を持っているプレイヤーは、このゲームに敗北する。)

自分がコントロールする接死クリーチャーに、有毒2に相当する効果を付与するこの能力。

フィン自身も接死を持っているので、他に接死クリーチャーがいなくても、最低限の仕事はしてくれます。

また、タフネスが3もあるので、序盤は戦闘で死亡することも少ないでしょう。

1回の攻撃で毒を2つ与えられるので、接死クリーチャーから5回ダメージを受けた対戦相手は負けとなります。
ライフ40点に換算すると、1/1の接死クリーチャーでも1回のダメージは8点に相当します。
対戦相手からすればかなりの脅威となるでしょう。

デッキの動き

このデッキの勝利手段は毒を10個貯めて倒すというシンプルなものです。
ですが、言い換えれば他に勝つ手段はありません。

最序盤から全力で毒を与えることが重要となります。

1ターン目は接死クリーチャーを出す。
2ターン目はフィンを出してから先ほど出した接死クリーチャーで殴る。
3ターン目は出している2体のクリーチャーで殴る。

この動きを必ず行い、対戦相手にプレッシャーを与えていきましょう。

ですので、初手のキープ基準は、1マナの接死クリーチャー1枚と土地が2枚、これが最低条件です。

この動きをするため、1マナの接死クリーチャーは優先してデッキに入れています。
1マナの接死クリーチャーを多く採用することで、序盤の安定性の確保だけではなく、全体除去後の再展開もしやすくなります。

個人的には、2マナの接死クリーチャーは弱いと考えています。
その理由は、1ターン目に出せないことに加え、2マナ域にはフィンがいます。
基本的には3ターン目以降にしか使えず、その時も1マナの接死クリーチャーを2体出す方が有効であったり、より強力なクリーチャーを展開する方が勝利に近づきます。

2マナの接死クリーチャーはスタッツもいいとは言えません。
余程入れたい理由がない限り、採用は見送りましょう。

繰り返しになりますが、ここまでのデッキの動きをまとめると、1ターン目は1マナの接死クリーチャーを出す。
2ターン目はフィンを出してから、1マナの接死クリーチャーで攻撃し、毒を2個与える。
3ターン目はフィンと1マナの接死クリーチャーで攻撃し、毒を4個与える。

このようになります。

ここで重要になってくるのが、どの対戦相手にどれだけ毒を与えるか、ということです。

クリーチャートークンを多く出してきたり、高速コンボがありそうな対戦相手は、優先的に毒を与えましょう。

3ターン目までに与えられる毒の量は、攻撃3回分の6個ですが、対戦相手3人に均等に与える必要はありません。
後半にダメージが通りにくそうな対戦相手を、集中して攻撃するのも効果的です。

もし、3ターン目まで1人を集中攻撃した場合、毒は6個乗るので、最速4ターン目で1人を倒せます。
1人をゲームから早々に脱落させるのは、カジュアルな卓ではかわいそうなので、私はあまりしませんが、勝つことにだけ拘った戦術としてはかなり強力です。

基本的に、毒殺デッキは他のプレイヤーに増殖手段がない限り、協力して戦うことができません。
それどころか、毒が増えた対戦相手同士が手を組むこともあります。
均等に毒を与えるよりも偏らせ、上手くヘイトをコントロールしましょう。

また、デッキの構築にもよりますが、増殖が多く入っている場合は均等に毒を与え、毒性や感染が多い場合は偏らせるという考えでもいいでしょう。

遊ぶ卓の環境やデッキの内容でプレイスタイルを変えるのも面白いです。

長くなりましたが、これが序盤の動きとなります。

そして、3ターン目にダメージを与えた後は、臨機応変に対処する必要があります。
フィンが除去されていないなら、接死クリーチャーを出す。
フィンが除去されてしまった場合、毒性や感染クリーチャーなど、フィンに頼らず毒を与えられるクリーチャーを出す。

このように毒を与える手段を、フィンに頼るか分散させるか判断しましょう。
どちらかというと、毒性や感染クリーチャーを出す方が安定するかと思います。

また、ブロッカーを出されるとダメージを通せず、思ったように毒を与えられません。
ブロック不可や回避能力を付与し、確実にダメージを与えられるようにしましょう。

接死クリーチャー、毒性や感染クリーチャー、ブロック不可や回避能力付与。
このバランスをしっかりと考え、デッキを構築する必要もあります。

フィニッシャー

フィニッシュ手段となるカードを紹介していきます。

女王スズメバチ

女王スズメバチ

飛行・接死クリーチャーを5体出せるこのカード。

フィンがいるときに限りますが、一気に10個も毒を与えることができます。

フィンが戦場にいない場合でも、このカードを出した次のターンにフィンを出せばいいので、それほど難しくもありません。

また、クリーチャーが5体出るので、毒を分散させて複数の対戦相手を同時に倒すこともできたり、ブロッカーに回せたりと汎用性が高いです。

ファイレクシアの群れの王

ファイレクシアの群れの王

自分のアップキープの開始時に、対戦相手が持つ毒カウンターの数だけ、1/1の感染を持つクリーチャートークンを出せるこのカード。

試合終盤であれば10体以上のトークンを出すことが可能です。

しかし、速攻は持っていないので、実際にトークンが攻撃できるのは、このカードを出した2ターン後となります。
調和の中心などで速攻を付与したいところです。

とはいえ、自身も感染を持っているので遅すぎるということはないでしょう。
戦場に維持できれば勝利は目前です。

ティラナックス・レックス

ティラナックス・レックス

毒性4に加え、速攻とトランプルを持っているこのカード。

出したターンから確実に毒を4個与えることができると言っていいでしょう。
コストは重いですが、奇襲性が高く、油断した対戦相手にとどめを刺すこともできます。

また、打ち消されなかったり、護法4を持っているのも安心です。

毒を与えるクリーチャー

フィンの接死以外で、おすすめの毒を与えるクリーチャーを紹介していきます。

墨蛾の生息地

墨蛾の生息地

1マナで、ターン終了時までクリーチャー化するこのカード。

好きなタイミングで、1/1の感染・飛行持ちクリーチャーになれるので、毒を与えやすいです。
土地なので意外と忘れられやすく、不意を突くことができます。

全体除去を打たれた場合でも、クリーチャーではないので戦場に残ります。
立て直しができないプレイヤーに少しづつ毒を与えていきましょう。

敬慕される腐敗僧

敬慕される腐敗僧

自分がコントロールするクリーチャーが呪文の対象になるたび、対戦相手一人に毒を与えるこのカード。

毒デッキということで、1個でも毒をもらうのを嫌がるプレイヤーが多いです。
ですので、自分のクリーチャーに除去耐性を疑似的に付与していると言えます。

また、呪文の対象になったとき、誘発するのは対戦相手の呪文だけではありません。
強行突破など、自分で自分のクリーチャーを対象にとっても誘発するので、自ら毒を与えることもできます。

1マナとコストは低いですが、攻守ともに優れた1枚です。

ブロック不可や回避能力付与

ブロック不可や回避能力を付与するカードを紹介していきます。

接続トンネル

接続トンネル

パワー3以下のクリーチャーにブロック不可を付与するこのカード。

基本的に接死クリーチャーなど、パワーの低いクリーチャーが多いので、確実に毒を与えていくことができます。

同じようなカードで、ならず者の道がありますが、こちらは起動コストが1少ないので使いやすいです。

吠える絡みワーム

吠える絡みワーム

自分のクリーチャーに威嚇を持たせるこのカード。

緑とアーティファクトクリーチャーにしかブロックされなくなるので、攻撃が通しやすくなります。
しかし、多色のクリーチャーも多く、意外と殴れないということも多いです。

他に回避能力を与えられるなら他で与え、補助的な効果だと考えておきましょう。

とは言え、緑が絡まない対戦相手にはガンガン攻撃できます。
状況を見てどちらが優先か判断しましょう。

増殖手段

最後の一押しとなる増殖手段を紹介していきます。

進化の賢者

進化の賢者

土地を出すたびに増殖ができるこのカード。

緑単色のデッキですが、このカードを入れているのでフェッチランドを採用しています。

より強く使いたいのであれば、砕土もおすすめです。
インスタントタイミングで使えるので、プレイに支障は少なく、奇襲性もあります。

伝染病の留め金

伝染病の留め金

起動型能力で増殖ができるこのカード。

戦場に出た時に、クリーチャーにマイナスカウンターを乗せるおまけもついています。

起動コストは重いですが、最後の一押しに役立ちます。

カーンの拠点

カーンの拠点

土地でありながら増殖もできるこのカード。

起動コストは伝染病の留め金よりも多いのが難点ですが、土地なのでデッキの枠の節約にもつながります。

手札がなくなってしまったときなど、忘れずに起動し、少しでも毒を増やしていきましょう。

コンボ

それでは強力であったり、勝ち手段となるコンボを紹介していきます。

スズメバチの巣とヤヴィマヤのうろ穴

スズメバチの巣
ヤヴィマヤのうろ穴

ダメージが与えられるたび、飛行・接死クリーチャーを出せ、再生により使い回せるこのコンボ。

基本的に対戦相手の攻撃がこちらに来ることはありません。
それなら意味がないかと思われますが、終盤に時間を稼ぐこともこのデッキにとっては大切です。

できるだけ早いターンに勝負を決めたいですが、決め切れない試合は後半の増殖が重要になってきます。
ライフを温存しつつ、毒を増やしていきましょう。

お気に入りのカード

次は、デッキのキーとなるお気に入りのカードを紹介していきます。

ぎらつく宝球

ぎらつく宝球

堕落を達成していれば、3マナも出せるこのカード。

タップ状態で戦場に出ますが、対戦相手が1人でも毒を3個以上持っていると3マナ出せます。

3ターン目には堕落を達成できるので、3ターン目の戦闘後メインフェイズに出したいところです。
4ターン目に高コストの呪文を唱えられ、早期に試合を決められる可能性が高まります。

堕落が達成しやすいこのデッキとの相性は抜群です。

ペンデルヘイヴン

ペンデルヘイヴン

1/1クリーチャーを強化してくれるこのカード。

1/1の接死クリーチャーが多いこのデッキにとって、欠かせないカードです。

攻撃時はブロッカーとの相討ちを防いでくれたり、ブロックを躊躇させることに繋がります。
また、若干の火力耐性にもなるので、戦場に接死クリーチャーを維持しやすくなります。

アンタップインの緑マナが出る土地なので、入れておいて損はないです。

巨岩の門

巨岩の門

自分の攻撃クリーチャーに与えられるダメージを0にするこのカード。

このデッキは接死クリーチャーが多いですが、スタッツは小さいです。

戦闘による死亡を防いでくれるのは非常にありがたく、序盤はいかにクリーチャーを戦場に残せるかで勝負が決まります。

戦場を接死や毒性持ちのクリーチャーで埋め尽くしましょう。

デッキの弱点

毒殺を狙うので、他のプレーヤーと協力するのが苦手です。
対戦相手はいつ毒殺されるかわからず、疑心暗鬼になり無駄にヘイトが高くなることもあります。

他人には頼らず、自分ひとりで全員を毒殺するというプレイングを心掛けましょう。

また、コストの低いカードを多く採用しているので、手札の減りが早いです。
ドロー手段を多めに入れておくと安心です。

そして、クリーチャー主体のデッキになるので、全体除去を打たれると盤面の修復にも苦労してしまいます。

このように不便なことが多いデッキですが、毒でプレッシャーを上手く与え、有利に立ち回りましょう。

まとめ

毒殺デッキを作りたい
緑の単色デッキを作りたい
低コストでデッキを組みたい

こういったプレイヤーに向いているデッキです。
詳しいデッキリストは下あるので構築の際は参考にしてください。

また、おすすめのカードや面白いカードがあれば、コメント欄で教えてもらえると嬉しいです。

では、よいコマンダーライフを!

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