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個人的2021夏ドラマランキング

久しぶりの投稿。

更なる新型コロナウイルスの猛威による撮影の中断、東京オリンピックによる放送の休止。

まずは、このような難しい状況下でも素晴らしいドラマを世に届けるために弛まぬ努力を続けた制作陣、キャストの皆さんには本当に感謝と尊敬の意を表したい。

そして、夏ドラマシーズンも終わったということで、今回も個人的なランキングを発表したい。

第1位:TOKYO MER〜走る緊急救命室〜

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日曜劇場強し。
ご都合主義と言われようが、その圧倒的な規模感がそんな批判を跳ね除けた。
「必ず助かる」「死者は0」と結末は分かっているのに、キャストの演技力に自然と感情移入してしまい、毎度涙を流してしまう自分がいた。
主演の鈴木亮平は前期のレンアイ漫画家から見事な変身ぶりを見せてくれただけでなく、賀来賢人や中条あやみら、彼を支える役者陣も主役級の活躍だった。
それに加え、要潤や山田純大らは登場回数こそ多くないものの確かな演技力で視聴者の心を鷲掴みにしたことだろう。
さらには連ドラ初レギュラーの佐藤栞里の評価が爆上がりしたことは、ドラマ好きの人にとっては言うまでもないだろう。
語ればキリがない。
最後の最後まで面白いドラマだった。

第2位:ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜

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登場人物ほぼ全員が好きになれるステキすぎるドラマ。
コメディテイストかと思いきやシリアスなシーンも散りばめられており、キャストの皆さんの演技の幅の広さ、脚本の組み立てには思わず感服。
ムロツヨシや三浦翔平を筆頭に、毎話序盤に展開されるコミカルなくだりは永遠に見てられる。
原作が続いているということで続編を期待せざるを得ない。
ただ売れっ子俳優ばかりなので、スケジュール的になかなか実現は厳しいか。
惜しかったのは主演・永野芽郁の新型コロナ感染の影響で9話で最終回を迎えてしまったこと。
特別編も十分楽しめる内容だったが、彼女にとっては悔しさの残る結果となっただろう。

第3位:ひねくれ女のボッチ飯

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新しいグルメドラマのシリーズとしてぜひ定着してほしい。
シリーズものは第1シーズンから見なきゃ気が済まない私にとっては、人気の孤独のグルメはもうすでに追いつけない領域なので、シリーズ化しそうなこちらの登場は嬉しい限り。
飯豊まりえのひねくれ具合が絶妙で、共感できるところがありすぎる。
日常にあるちょっとした不満?を代わりに脳内で呟いてくれて気持ち良い。
このドラマのおかげ?せい?でボッチ飯が楽しくなってきたからしばらくソロライフが続きそう。

第4位:八月は夜のバッティングセンターで。

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テレビ東京らしいゲームが原案の挑戦的な作品。
構成は基本的に同じだが毎話登場するレジェンドのスポーツ選手らしい演技と非現実的で独特な世界観で不思議と飽きが来ない。
人生を野球に例える、まさに「LIFE is BASEBALL」感は野球好きの私にとってもたまらなく癖になる時間だった。
ゲストも実力のある女優陣を揃えていた。
あと関水渚がとても可愛い。

第5位:#家族募集します

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ホームドラマに飢えていた私にとってはうってつけの作品。
第1話、第2話は主演の重岡大毅らの圧巻の演技で私を含めた視聴者の涙腺を崩壊させる爆発的なスタートを切った。
それだけに終盤の失速感は否めなかったか。
しかし、新型コロナ、オリンピックの影響で3週間の放送中断があまりに痛手すぎた。
実力ある役者陣を揃えているだけに残念。
それでも子役たちの奮闘やキャスト陣が個人的推し俳優ばかりなのも相まってこの順位に。
にじやメンツが結局バラバラに暮らす決断をしたという結末にはやや不満だが、橋本じゅんらの途中加入によってより心温まる新しい家族像を見ることができた。

第6位:初情事まであと1時間

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4人の監督が違った視点から性行為に至るまで1時間を描くオムニバスドラマ。
監督それぞれで全く味が異なるところが新鮮で本当に面白かった。
三浦大輔監督のストレートな表現、大九明子監督のコミカルと性の融合、谷口恒平監督のAV感のあるリアリティ、橋口亮輔監督の視聴者に見解を委ねる複雑性。
個人的には先の3人が好み。
ハマらない回ももちろんあるのだが、好きな話はとことん面白い。
最低限の登場人物だからのめり込みやすく、キャストにも隙がない。
私は会員だから見れたが、9〜12話が有料配信なのが少し残念。

第7位:彼女はキレイだった

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韓国ドラマのリメイク版で、元が全16話あることを考えると、構成作りにも奮闘した様子がわかる。
個人的推しの小芝風花が見事な変身を遂げたシーンは今でも脳裏に焼き付いている。
また、最終回にはわずかではあるが生放送も取り入れるなど意欲的に取り組んでいたのも好印象。
中島健人のドSからデレデレへの転換は見ていて面白かったが、惜しいのは初回の宗介(中島)の印象が最悪な点。
ストーリーの流れとしては理解できるが、ドSを通り越して人間として何かが欠落しており、若干引いてしまった。
赤楚衛二はドラマ史に残る当て馬役だった。
そう感じただけに、最終回での出番の少なさ、影の薄さも勿体なかった。

第8位:来世ではちゃんとします2

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性に翻弄される人たちを描いたテレビ東京らしさ溢れるちょっとエッチなドラマ。
前シーズンに比べ、キュンキュンシーンや切ない場面が増えた印象。
加えて、過激度も増したように思う。
それでも、登場人物に何か同情してしまい、最終回にして全員が愛おしく思っている自分に気づいた。
ゆうたろう、板垣李光人ら今をときめく美形男子には男の私でも眼福状態に陥った。
season3が制作されることにも期待したい。

第9位:ドラマ 家、ついて行ってイイですか?

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竜星涼は冴えないイケメン役が本当に似合っている。
テレビ東京の人気バラエティをドラマ化したこちらも挑戦的な作品。
人の数だけ人生がある。
誰一人として同じ人生を歩む人はいないことを再認識できる良作。
実話というのがまた驚きで、見るたびに生きる力を貰えた。
自分にとっては平凡な人生のつもりが、他人からは波瀾万丈に見えることもあるのかもしれない。
ひょっもしたら私も、今この文章を読んでいるあなたも、ドラマを見ていた誰かも、そうかもしれない。

第10位:ただ離婚してないだけ

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北山宏光・中村ゆり夫婦が殺人という罪を犯し、それを隠すために泥沼にハマっていくホラードラマ。
ドラマ中毒のナイツ塙がこの夏のベストドラマ第1位にしていた。
恐怖系ドラマに免疫のない私にとっては見続けるのもなかなかハードな作品だったが、笑いや癒しに逃げることなくしっかり怖い。
主演2人を筆頭に役作りで17kg減量した深水元基や杉本哲太らの演技は圧巻だった。
初回と最終回でタイトルの意味合いが全く違うのもまた面白い。
無音で重苦しい演出に耐えうる精神力を持っていれば、どっぷりのめり込めるドラマだろう。

第11話:プロミス・シンデレラ

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二階堂ふみと眞栄田郷敦の年の差かつちょっと複雑な関係からスタートするラブストーリー。
回を重ねるごとに壱成(眞栄田)が早梅(二階堂)への好きという気持ちを隠しきれなくなる様子が滑稽で癖になる。
ただ、こちらも「彼女はキレイだった」同様、出だしの印象が最悪。
壱成ら高校生が早梅や同級生に嫌がらせをするシーンがあるが、どう見ても犯罪。
悪い印象から良い面も見るようになってギャップで恋に落ちていくっていうのは、ある意味物語の常套手段ではあるが、やりすぎ感があり、もっとやりようあったように思う。
松井玲奈の不気味さや金子ノブアキのチャラついている演技はかなり好みだった。
壱成らが虐めていた下山(青木柚)が逞しく生きていて、壱成にもマウントを取るようになったのを見れて元気をもらったのは私だけじゃないだろう。

第12位:ナイト・ドクター

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安定の医療もの月9。
「TOKYO MER」とは違った描き方で楽しめたが、どうしても見応えでは見劣りした印象。
研修医の雰囲気や医療現場のリアルさの表現はドラマ好き界隈でも話題になっていたようだ。
ただ、個人的には年や経験に差のある5人がタメ口で話している姿は、最後まで慣れることができなかった。
岸優太は演技の才能を開花させた印象。
ただ、成長したかに思われた終盤でドナー登録を完全否定してしまうなど、視聴者をガッカリさせる場面も。
岸優太と波瑠の関係や岡崎紗絵のパートナー探しなど、まだまだ余韻を残したのは続編のためだろうか。

第13位:お耳に合いましたら。

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グルメ×spotifyという新ジャンルのドラマ。
さらにそのグルメと言ってもチェーン店グルメ=「チェンメシ」というのがまた新しい。
メインを張る伊藤万理華、井桁弘恵、鈴木仁の関係性が見ていて心地よく、羨ましくなる。
彼女は3人はこれから活躍の幅を広げていくだろう。
さらにはゲストやちょい役で登場する人たちが個性的かつ魅力的。
チェンメシは身近すぎる存在で、ダイエット中の私にとってはかなり酷な時間でもあったが、チェンメシの魅力を再確認でき、ダイエットが終わったら必ず行こうと思った。

第14位:ボクの殺意が恋をした

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間の悪い殺し屋がターゲットに恋をする作品で主演の中川大志を守りたくなる。
次々と新たな真実が解き明かされていく様は面白かったが、こちらも出だしが最悪と感じてしまった。
新木優子は自分に気づいてくれなかったために、ツンツンしていたと中盤で明かしていたが、それにしても柊(中川)を召使い扱いする冷たさには引いてしまった。
終盤の謎もやや複雑さが増して視聴者が置き去りに。
鈴木伸之や松本穂香、中尾明慶が好きな役柄だった。
特にデス・プリンスは癖になった。

第15位:イタイケに恋して

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恋愛で人生に躓いた男3人組が共同生活を送りながら他人の恋愛相談に乗り、共に成長していくドラマ。
アイクぬわらというちゃんとした芸人がいながら、菊池風磨がウケキャラとしてドラマ内でも地位を確立しているは流石。
つまらなくはない、面白いのは面白い。
ただ、次週を早く見たいと思わせるような爆発力はイマイチ足りなかった。
そのゆるゆる感がウリなのかも。
人によって恋愛への考え方、接し方が違うということを改めて考えさせられた。

第16位:IP〜サイバー捜査班

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ネットを舞台にした犯罪を解決していく刑事ドラマ。
サイバー犯罪で全てを構成しているのもまた新しい試みだと思うが、同じようなテイストも多く感じてしまった。
1話完結型ということもあり安定感はあったが、やはり爆発力は感じられず。
佐々木蔵之介と福原遥の親子関係についての縦軸展開で引っ張るのかと思いきや、早々に親子と確定し、全体としての繋がりが弱かった。
シリーズ化すれば強さを発揮するかもしれない。

第17位:漂着者

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秋元康企画の案の定視聴者に考察させまくるドラマ。
しかし、考察させまくった挙句、伏線どころかメインのストーリーの答えさえも回収しきれず、多くのモヤモヤを残す結果となってしまった。
謎を謎のまま、終わらす展開は個人的には好みではない。
"season1終"という最後のテロップで誤魔化した感もあり、続編の制作がなければ視聴者のことを舐めてるとしか思えない。
結末がどうなるかドキドキ楽しく見ていただけに、この結末は惜しすぎた。
白石麻衣の美しさは流石すぎたし、生瀬勝久、戸塚純希ら好きな俳優も揃っていたのは良かった。

第18位:推しの王子様

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乙女ゲーム会社社長の比嘉愛未とフリーターの渡邊圭祐の格差恋愛。
主演とされていた深田恭子の降板で急遽代役で、しかも深田ありき脚本のドラマを演じ切った比嘉には天晴れの一言だが、ドラマとしての完成度は今ひとつ。
ただ、上記の理由もあって比嘉の評判を下げることにはならなそう。
あくまで個人的意見だが、強く推している俳優がいなかったのが痛い。
ドラマに現実性を求めるなと言われればそこまでだが、社員6人の会社に(顔は良いけど)明らかに足を引っ張る渡邊圭祐を採用している段階からツッコミどころ満載。
序盤の彼の非常識具合は流石に許容できず、終盤に会社を投げ出した泉美(比嘉)も理解できない。
ディーン・フジオカや谷恭輔が良い役だった。
ただディーンはもっと強気になって欲しい場面も。

第19位:サレタガワのブルー

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堀未央奈の連ドラ初主演作とあって期待度も注目度も高かった作品。
ただ、彼女にとって正しいステップアップとは言えないのではないか。
原作が原作なだけに見るのが辛すぎた。
不倫しながら、全く悪びれないクズ女を演じ、さらに終盤のサイコパス演技は及第点。
しかし、どうしようもないことではあるが滑舌が酷い。
今後、メインを張るのはなかなか厳しように感じた。
印象的な言葉を文字として浮かび上がらせる演出も目的がわからない。
30分と時間が限られているにも関わらず、前回のあらすじに数分かけるなど、構成面にも疑問符。
犬飼貴丈演じる暢のお人好しすぎる面にもイライラ。
結末もモヤモヤが残った。
高梨臨は新たな幸薄女優として注目したい。

あとがき

前回投稿からかなり間隔が空いてしまった。

書こう書こうと思っていたら、いつの間にか2ヶ月が経過。

時が経つのは早いと23歳社会人1年目ながら実感。

損切りのできない性格の私にとって、一度見始めたドラマは面白いと感じなくても、最終回まで完走するという信条を持っている。

後々になって、途中脱落したドラマが面白くなったと騒がれたら悔しいと思ってしまうからだ。

皆さんはどうだろうか。

ハマらないと思ったドラマは途中で観るのをやめたりはするだろうか


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