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親孝行なんて

noteの発信をひと休みして読む方に専念していた。
私自身、同居はしていないけれど認知症の母に振り回されているので、どうしても親の介護をしている方のnoteに目がいってしまった。
自分で親の面倒を見られない事に心を痛めて自分を責めている人も少なくなかった。
みんな、優しいなぁ。
尊敬できるような理想的な親に育てられた子供ほど、認知症の症状を受けとめるのに時間がかかり衝撃も大きいような気がした。
私は真ん中っ子なので、親の愛情が素通りしてしまったのではないかと感じている。
父は亭主関白で子供の頃は怒鳴られた記憶が多い。母に至っては、血の繋がった親子でも相性が悪い親子というのは存在するようで、まさしく私と母がそうだった。言葉の暴力というか、無神経というか、母の心ない言葉に特に思春期の頃は傷ついた。
お陰様で自立心は強くなり高校を卒業すると共にさっさと家を出た。
母は今でも、身近にいる私よりも年に1、2度しか家を訪れない兄の話を頻繁にする。兄は絵に描いたような優等生だったから。
いつか、兄が二世帯住宅を建てて自分を迎えに来るのだという夢のような話をうんざりする程、聞かされている。
そういう母なので、やかましいおば様達に「一緒に住めばいいのに。」と、説教されようとも同居する気は全くないし、心が痛む事もない。
だって、そういう風に育てられたのだもの。
冷たい娘だと思うけれど、同居なんてしたら私の方がおかしくなってしまうわ。
まずは、自分自身を大切にしなければ!
割り切りましょう。
認知症にしても病気にしても、一番辛いのは本人だということは分かっている。
分かっているけれども、長期にわたると周りの人間も辛くなるのです。大変なのです。
自分の容量というか、心の余裕がどれくらいあるのか、知る事が大事だと思う。
万が一、母が亡くなった時に(あと10年は生きそうだが) 後悔しない程度に、自分が今、出来ることをするだけさ!



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