台湾の新名所7選

 2月中旬頃、丸3年ぶりに台北へ帰省した。コロナ禍のこの3年間、台湾ではあまり打撃がないように、幾つかの新名所がオープンした。この記事では7か所を紹介したい。

① 台北市・台北表演芸術中心(北芸中心)
台北市士林夜市近くに位置し、22年8月にオープン。以後、人々の興味を惹き、多くの方が訪れている。北芸中心の外観は香港の太空館に非常に似ている。内部には回り道を設置しており、劇場の舞台裏や展望台とその他の建築空間を通り抜けることができる。随時、各種のアートパフォーマンスが開催されている。

住  所:台北市士林区剣潭路1号
営業時間:12:00~21:00(火曜~日曜。月曜休館)

② 台北市・剣潭登山道「北眼平台」と「微風平台」
近年、台北龍尾穴剣潭山に開設した「北眼平台」と「微風平台」の展望台は、圓山風景区の頂上に隠れており、純白の球形の展望台は四方八方が透けて見える設計で、無限に景色を楽しむことができる。夕暮れどきには夕日を、夜には夜景を眺めることができる。なお、北芸中心の新しい建物がもれなく見える。ハイキング愛好家には剣潭山なども同時に訪れることができ、絶対に行くべきスポットである。

住  所:台北市龍尾穴剣潭山圓山風景区

③ 台北市・新富町文化市場
新富文化市場は日本統治時代の1935年にオープン。前身は旧式の伝統市場だった。近年は持続・活性化の概念のもとで、文化市場に変身し、「新富町文化市場U―mkt」に名称を変更した。赤い煉瓦の壁に囲まれ、日本統治時代の建物の一部分を残し、たくさんの窓と中央にパティオある設計は、快適で一流の映えるビューである。市場内にはいろんな店舗があり、随時に文化活動が開催されており、インテリジェントの若者の集まる場所となっている。

住  所:台北市萬華区三水街70号
営業時間:10:00~18:00(月曜定休)

④ 台北市大稲埕埠頭のコンテナ市場
台北の大稲埕埠頭コンテナマーケツトは、2021年4月に正式にオープン。埠頭に位置しているので、またたくまに人気の新ナイトライフスポットになっている。岸辺にカフェや各種の屋台があり、ここで旅人は美味しいグルメを堪能するだけでなく、市場を散策しながらさまざまな雑貨を品定めし、購入することができる。潮風の心地よい夜景の中で、週末は各種のバンドの演奏や人形劇などの披露もあり、台北に行く際にはぜひ立ち寄ってください。

住  所:台北市大稲埕埠頭5号水門
営業時間:16:00~00:00(月曜~金曜)12:00~00:00(土曜~日曜、祝祭日)

⑤ 新北市・瑞三鉱業整煤廠
猴硐の猴硐猫村に加え、猴硐駅の近くにある「瑞三鉱業整煤廠」はかつて台湾最大の炭鉱会社だった。1990年に閉鎖して以降、30年間放置されたままだったが、市役所が修復工事を行い、石炭工場の風貌を復元した。こちらでは技術者の美の鑑賞や展望台、炭鉱宿舎などの見学ができる。「三貂嶺友善トンネル」では、熱帯雨林や滝の景観が楽しめる。

住  所:新北市瑞芳区柴寮路42号
営業時間:09:00~18:00(月曜~日曜)

⑥ 高雄市・龍猫トンネル
高雄市は最新のライトレールを開設した。台湾で最も美しいライトレール(C20~C24駅)区間として知られている。「C21美術館駅」の中間にある長さ500メートルの小葉欖仁トンネルは、日本のアニメ「となりのトトロ」のトンネルのようなものだ。撮影中、踏切に進入することは禁物。違反者には罰金を科す。高雄のMRTにはトトロの一時停止標識「蜜柑号美術館駅」を設置し、撮影者が撮影できる場所を設けている。時間的に余裕のある方は、台湾鉄路の美術館のご見学を。

住  所:高雄市MRTモノレールC21A~C21美術館駅

⑦ 台南市・大台南バス故事館
台南の「大台南バス故事館」では、台湾の昔のバスの歴史を再現。2018年に開館。台南のバスの歴史と進化を紹介する実物展示を導入し、台湾で唯一旧式のバス走行プラットフォーム全体と本物の旧式のバスが展示されている。古いチケット売り場、客席、待合席、切符、時刻表、切符切り、降車ベル、駅などの貴重なコレクションを所蔵。興味ある方はバスの小さな旅を体験してはいかが?

住  所:台南市麻豆区麻佳路一段80号2階
営業時間:9:00~12:00、13:00~18:00(水曜~日曜)

(辺野喜 陳 宝来)

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