支援事例「琉球忍者ショー コロナで苦戦」
令和 2 年 10 月 4 日 沖縄タイムス経済 7 面掲載
若い感性 創造力強みに
◆ 企業名 アシビエンタープライズ
◆ 業 種 演芸・イベントサービス業
◆ 所在地 北谷町美浜
◆ 資本金 100万円
◆ 創 業 2015年9月
◆ 従業員 18名
【相談】
琉球の武術や歴史を取り入れたエンターテインメント「琉球忍者ショー」を読谷村で3年間公演し続けてきた。北谷町美浜に新劇場を開設したことを機に「新感覚忍者体験アトラクション」を考案したが、昨年月に公開した直後に新型コロナウイルス感染拡大で集客が苦戦している。
【回答】
アシビエンタープライズは昨年から体験型の忍者アトラクションを考案し、街中でも試験的に実施してきた。迫力あるパフォーマンスが好評で、本格的に広報を始めた直後にコロナ禍に見舞われ、2月に休演した。6月下旬に再開したものの7月には再度休演することになった。
スタッフの平均年齢は24歳と若く、激しいアクションを驚異のスピードで演じていく。各人がエンターテインメントへの夢を抱き、アルバイトをしながら交代で琉球忍者ショーを支えてきた。コロナ禍でも前を向き、スタッフ自らが工夫をこらして対応している。そして琉球に伝わる宝刀を素材にした忍者アトラクション「三大宝刀探し」の第一弾として、ホラー仕立ての「北谷菜切」を企画した。観客席を忍者体験のアトラクションゾーンに改装し、「屋敷潜入」「宝刀奪還」「妖怪退治」「封印」の各ステージの移動も照明で誘導するように設定。お化け屋敷のような迫力を感じさせてくれる。
琉球忍者の強みは、見応えのあるアクションと、スタッフ自ら操作する照明・音響・スモーク等の技術だけではない。「北谷菜切」のストーリーの導入で最初に見せる紙芝居などを自ら作れる創造能力にある。若い感性でゲーム性を持った展開は子供も大人も十分に楽しませてくれる。
平日の空いている時に劇場を若い芸能・演劇関係者の稽古や公演の場としても提供している。コロナ禍に負けない、沖縄の若いエンターテインメントのエネルギーを感じさせる集団〝琉球忍者″たちから今後も目が離せない。問い合わせはアシビエンタープライズ、電話098(921)5238。
(沖縄県よろず支援拠点チーフコーディネーター上地哲)
詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e11695625.html
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