KER試験の規約を読む(3)
世界は広い。
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柑橘類の世界はもっと広い。
そんな果てしなく続く柑橘類ワールドへといざなう
「沖縄でKER試験受けるブログ」です。
ごきげんよう。
みなさん、
たのしく『エスペラント四週間』やってますか?
それとも、もしかして
『ニューエクスプレス エスペラント語』派ですか?
前回、ジャクソンファイヴとセクションファイヴがバシっと決まったので、わたしは大変きぶんがいいのですが、みなさんにおかれましてもエスペラント語の学習が一段とはかどっていることと存じます。
そんな今回はセクション6を見ていきましょう。
ここでは受験料について書いてあります。
まずこれをみてください。
Oni pagas por la ekzameno je konto de UEA. La ekzamena kotizo laŭ tipoj kaj niveloj. Estas konstatata de la Budapeŝta Ŝtata Ekzamena Centro, je konsento kun UEA.
まあ、あんまり良い文ではないですね。それはともかく、なにが書いてあるか読んでみると、次の3点ですね。すなわち、①受験料は世界エスペラント協会(UEA;ウーエーアー)の口座に振り込んでください、②受験料は口頭試験・筆記試験・複合試験の別、それから受験級の別によって異なります、③これらはブダペストの国立試験センターがUEAの同意をえて確認されているものです。
まず確認しておくのは最初の項目ですね。UEAの口座に払い込むとありますが、沖縄での受験者のみなさんはエスペラント図書館が代わりにまとめて払いますので、こちらの指示にしたがって期日までに振り込みを済ませてください。ゆうちょ銀行口座への振り込みのほか、今回はカードによる支払いにも対応しています。
では次に進みます。
UEA rajtas havigi rabaton al ekzamenatoj. Persono ne eperinta ĉe anoncita ekzameno rajtas repostuli, maksimume, 40%-ojn de la ekzamenkotizo, ĝis ne pli ol 40 tagoj post la laŭanonca ekzameno-tago.
はい、またきましたね。(笑)いちいち突っ込んでもいられないので淡々といきましょう。このパラグラフで書かれているのは①UEAはつぎの個人に返金をおこなうことができるものとする、②当日会場にあらわれなかった者は試験実施後40日以内に最大で40%の返金を要求することができる、③申込期限の前に返金を要求する者は手数料を除いた全額が返金される。
で、この項目になぜかつぎの事柄も書かれています。
④1度の延期を要請することができる。その場合、再試験は1年以内に行われるものとする。口頭試験を構成する「面接試験」と「リスニング試験」は時間を隔てて行うことはできない。口頭試験の延期は口頭試験の全課程に対するものとする。(つまり面接とリスニングを同じ日にやれってことね。)筆記試験と口頭試験を同時におこなう場合は、それぞれを個別におこなうことができる。
この④番、原文でも主語が不明瞭なんですが、規約からすこし離れて、受験者の立場に立って解説すると、やむを得ない事情で受験できなかった場合でも試験開始前に試験実施者に連絡を入れていれば支払った受験料を次回自分が受ける受験料に持ち越すことができます。40%の返金というのは無断欠席または「やむを得ない事情と認められなかった場合」のことと思われます。なおこれは2019年実施時に試験運営者(在オランダ・ハーグ)とのやりとりを元に書いていますが、2020年はこれとは違う判断がなされることがありますので、その点はあらかじめご了承ください。
そんなわけでセクション6を読みました。返金については大切なところなので、よく確認しておいてくださいね。