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「みたか環境ひろば」発刊のころ

はじめに



三鷹市では環境政策課が、ニュースレター「みたか環境ひろば」を2008年6月から定期的に発行しています。環境活動推進会議の委員達が、街で見つけた環境情報を市民にお知らせするためです。現在は、2020年7月発行の第72号が最新号です。

2008年6月第一号の第一面です。

平成27年1月には、カラーの50号が発行されました。「みたか環境ひろば」は、三鷹市のHPから入手できます。

12年間よく続いたが、これからも続けてほしいと強く思ところです。実は私がこの「みたか環境ひろば」の名付け親で、発行の提案者だからです。これから、発刊を始める頃のことを、すこし書きたいと思います。

環境活動推進会議委員として

平成2007年3月~2009年3月までの2年間、私は三鷹市の環境保全審議会の市民委員をしていました。2007年8月新たに環境活動推進会議がスタートすることになり、環境活動推進会議の委員に応募しました。委員としては新たに①ニュースレター「みたか環境ひろば」の発刊と②環境懇談会を行うことを提案し、実施のために努力をしました。

2008年4月環境活動推進会議で、次のような提案をし、会議で承認されました。

ニュースレター(みたか環境ひろば)の提案  2008年4月24日

1 提案主旨
*市民に環境情報を提供する。
*環境活動をしている団体や個人の情報共有とコミュニケーションの場を提供する。

2 発行頻度・発行部数など
  毎月1回程度の発行とする。
  A4 1枚程度、両面 
  1000部程度を発行する。
  第1号を6月1日に発行する予定で進める

3 コンテンツ
 三鷹の環境活動にかかわる次の情報
① 環境情報
② 環境イベントの紹介
③ 環境活動推進委員会の紹介(第1号に)
④ 活動をする団体・個人・企業などの環境活動の紹介
⑤ 環境関連の催し予定、参加者募集
⑥ 環境関連の催しの実施の様子(参加の報告など)
⑦ 自然のできごと(植物、生きものなど)や景観・まちなみなど
⑧ 編集後記  
⑨ その他
 
3 実施体制
⑤ ニュースレター(NL)ワーキンググループを作り、自主的に運営する。
⑥ グループの取りまとめは安達が担当する。 
⑦ メンバー・・・委員の安達とY。市民からも「環境レポーター」を募る。
⑧ 環境レポーター・・・レポート提供及び、できれば、編集にも参加。
⑨ 委員などの負担にならないように、なるべく編集会議などは効率的に行うよう努める。

2008年4月環境活動推進会議で、提案は承認され、いよいよ「みたか環境ひろば」は6月に発刊することが決まり、それからが大変でした。

みたか環境ひろばの発行

実際に3号まで出すと、いろいろなことがあり、これまで編集の経験がない私にとっては、大変でした。

4号を出すについて、これまでのことを見直し、次のような対処方法を考えました。

「みたか環境ひろば」第4号 編集会議資料   2008-7-31

1) 第1号から第3号までをふりかって
 *内容的には、自然環境関連が多い
  (「ちょうふの自然)のようなものを作りたいと、私はもともとこの考えでした)
 *記事を採用する際に考慮しなければならない事項を明確にしておく
(掲載しない方がいい記事はなにかなどをはっきりさせる  下記の2を参照)
 *PCのインプットやレイアウト変更作業をもっと効率的にしたい。 
  (編集の流れを明確にする。記事の詰めすぎは、読者に対しても、
作業の効率化にもよくない、また、校正の考え方をはっきりさせる)
 *原稿字数の基準がない。記事を依頼する際も字数を指定していない。
   (基準を作る 下記3を参照)
 *校正に関する考え方を明確にしたい
   (下記の8を参照)

2) 記事の採用の際に考慮する事項
   ① 政治的な問題は取り扱わない
   ② 市との協働を損なうような主張は取り扱わない
   ③ 必ず現場を見て(または参加、取材して)、記事を書く
   ④ 頭だけで考えて書いた記事は避ける

3) 原稿字数の基準
 1 第一面 
   A)  記事 520字 写真2枚
   B)  記事 450字 写真3枚
 2 第2面
    2個の記事より構成
   A) 記事 350字 写真1枚
   B) 記事 530字 写真なし
 3 第3面 (第2面と同じ)
    2個の記事より構成
   A) 記事 350字 写真1枚
   B) 記事 530字 写真なし
 4 第4面 
環境掲示板 字数 6行程度(最大8行)100字程度(最大140字) 
  記事の採用基準 下記のいずれかであること
   ①三鷹市または三鷹市の市民たちが係る団体が主催、
   ②場所が三鷹市または隣接する地域
4) 編集の実務
   編集方針→取材→記事→見出し→レイアウト→校正→印刷→配布
   ① 編集会議 「今回は何を伝えたいのか」を話し合う→ 「編集方針」を作る → 記事の担当を決める       
   ② 取材する、写真を撮る 記事の原稿をその日のうちに書く 
   ③ 見出しをつけ、原稿提出、              
   ④ PCへのインプット、割付(レイアウト)           ⑤ 校正                             ⑥ 印刷              (環境対策課)        ⑦ 配布              (環境対策課、全委員)

5) 日程を決めること
    *編集会議   
    *原稿提出   
    *レイアウト  
    *校正     
    *印刷原稿提出 
    *印刷完了   
6) 校正について     
校正は、印刷物等の字句や内容、体裁、色彩の誤りや不具合を、あらかじめ修正することです。 校正はあくまでも原稿に忠実に印刷されているかどうか確認することを原則としているが、時には著者の書き間違いや勘違いによる誤記を正したり、著者に確認を求めたりすることも必要となる。校正とは、割付(レイアウト)の変更などをすることではない。第1号や第2号で、校正として、行ったようなことは、校正ではない。それ以前のことで、その辺の考え方を見直すさないと、最後の段階に混乱を持ち込むことになる。
            

上記の考えから、現在のスタッフ2人だけでは、相性もよくなく、どう見てもスタッフ不足で、もっと多くの委員にもスタッフに係わってもらいたいとの考えで、会長とも相談して、編集会議のメンバーにあらたに委員3名と環境対策課(当時)からも1名加わってもらうことができ、何とか助かりました。その後は、順調に進んだと記憶している。

ニュースレター「みたか環境ひろば」は、月一回の発行で大変きつかったが、なんとか第35号までを委員の任期の4年間は発行を続けました。「みたか環境ひろば 第1号~第35号」の合本を作成して、三鷹市の図書館に置いてもらうことができました。

環境懇談会の実施


また、任期中に環境懇談会は、

①「緑の保全と管理」平成9月と10月の2部連続 講師 東京農業大学准教授(当時)濱野周泰氏、

②平成22年3月「国分寺崖線の湧水と野川」 講師 水みち研究会代表 神谷博氏  を開催しました。

①環境懇談会「緑の保全と管理」(二部連続講座)
第1部~環境を考える~
第2部~環境への働きかけ~                     講師 東京農業大学教授 濱野 周泰 氏
日時  第1部 平成20年9月27日(土曜日)午後1時30分~4時
    第2部 平成20年10月18日(土曜日)午後1時30分~4時
場所  市民協働センター 第2会議室
参加者  第1部19人、第2部15人

②環境懇談会 「国分寺崖線の湧水と野川」
 35年以上も市民が守り育ててきた野川は、武蔵野を代表する清冽な川として親しまれてきました。その湧水が失われつつあります。湧水の保全は、私たちの暮らし方に大きく関わっており、原因や課題についてみんなで考えてみましょう。
講師 水みち研究会代表 神谷 博 氏
日時 平成22年3月6日(土曜日)午後1時30分~4時
場所 三鷹ネットワーク大学
参加者 定員50名のところ70名の参加があった。
主催 みたか環境活動推進会議・三鷹ネットワーク大学推進機構     でした。どちらも、沢山の参加者を得て、とても盛会でした。

最後に

出来上がったものに参加するのではなく、必要なことを見極め、提案し、実行してみることは、無上の喜びにつながります。また、取材のため多くの方々にお目にかかり、お話を伺つことができ、地域のことをよく知ることができました。

 現在、ネットやリモートが格段に進歩して、情報共用のツールが、多くなりました。コロナ禍の中でも、環境保全活動は、いろいろ工夫して推進して欲しいと思います。

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