No.942 「十八」は「木」の字になりますね。
昨日の朝のMLB戦、エンゼルス(46勝48敗)対アストロズ(52勝42敗)は、大谷選手の9回裏5打席目の34号ホームランもありましたが、白熱の好ゲームの末、8-9でアストロズがものにしました。
ヒューストン・アストロズの監督は、ダスティー・ベイカー氏で、1949年生まれの今年74歳になるタフガイです。1993年からジャイアンツ、カブス、レッズ、ナショナルズ、そしてアストロズで監督を務め、5球団を地区優勝に導いている名将で、昨2022年に監督となる史上最高齢(73歳)でのワールドシリーズ優勝を果たした立志伝中の人物です。
そのベイカー監督は、大谷選手が打席に立つ前に必ず敬意を表して右手で挨拶すると、律儀に返礼するお茶目な人物ですが、「爪楊枝を咥えるのがトレードマークの監督」として有名です。
しかも、昨日今日に始まったことではなく、1993年のサンフランシスコ・ジャイアンツの監督になって以来の事と言いますから、30年のキャリアの持ち主です。爪楊枝は既に体の一部と言えるほど、その姿は堂に入っています。
その爪楊枝の長さは約8,3cm(3,3インチ)だそうです。因みに我が家にあった爪楊枝の長さは6,5cmでしたから、やや長めのようです。アメリカの爪楊枝は両端が削れているそうです。先輩格にあたる(?)笹沢左保の「木枯し紋次郎」(1971年)の爪楊枝の長さは約15cm(5寸)もありました。
2007年(平成19年)「第7回有料老人ホーム協会・シルバー川柳」入選作に
「食べたこと忘れぬように持つ楊枝」田村靖彦(男性/奈良県/54歳/会社員)
というのがありました。作者の若いのに驚かされましたが、その作意を充分理解できる年齢に私は達しております。
今日は18日です。「十八」は「木」の字になるので、小っちゃい木「爪楊枝」のお話をしてみました。ベイカー監督も、食べたことを忘れぬように爪楊枝をくわえているのかと思いきや「父親がやっていたから」というのが、その理由のようでした。ヘーボタン、おいくつ?
※画像は、クリエイター・松井博さんの、タイトル「『わからない未来』を歩いていくということ」の1葉をかたじけなくしました。大谷翔平選手もまた立志伝中の人物です。お礼を申し上げます。