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No.724 凛として咲く一輪の花にも似て

「カヤ」の名は映画「もののけ姫」の主人公アシタカの幼なじみから採られ、漢字はココナツの椰子に由来しているといいます。「何とも平和な名前ですよね」とは、笑顔で答えたご本人の弁です。
 
テレビドラマ『あさが来た』(2015年)『透明なゆりかご』(2018年)『なつぞら』(2019年)『おかえりモネ』(2021年)などに登場し、3年前は『螢草 菜々の剣』にも出演した女優と言えば、清原果耶さんです。特に、『透明なゆりかご』で見せた透明感と、彼女が創り出す独特の世界観には惹きつけられました。可能性は無限の大器のように私などには思われます。 
 
その『螢草 菜々の剣』の第2回で、脇を固める俳優女優陣の台詞に惚れ惚れしました。
壇浦五兵衛「剣とは、人を斬るものではない。己の弱さを斬るものだ。」
思わず唸ってしまいます。原作は、時代小説作家の葉室麟さんです。切れ味鋭き心の剣を私も持ちたいものですが、むなしく馬齢を重ねるだけです。
佐知(風早妻)「その手は、大切な命を守るためにあるのですよ!」
大切な命とは、人の命であり自分の命のことでしょう。また、命とは精神であり、不条理に命を奪われた彼女の父親の思いをも掛けているのかも知れません。
 
BS時代劇には、簡単明瞭にして「寸鉄 人を刺す」魂の言葉があり、見る者の心に迫ります。「螢草」とは「ツユクサ」の別名のようですが、清原果耶さんの演じる凛とした主人公・菜々の成長の物語は好きな作品でした。
  
2002年生まれで、今年20歳の彼女は、ファッションモデルであり、女優であり、歌手でもあるそうです。非常にさっぱりした性格だそうで、モデル仲間から「イケメン」と言われているそうですが、プライベートでは一人で過ごすことが多いのだとか。
 
趣味は「散歩」、好きな食べ物は「和菓子」、好きな動物は「狼」、好きな言葉は「叶う」との情報もありました。名前の由来の一つである「椰子」にも花言葉があるようで「あなたを見守る」「固い決意」「成功」とありました。果耶さんに相応しい花言葉です。ファンクラブ、あるのでしょうか?でしょうね!

※画像は、クリエイター・横鼠ゆりねさんの、タイトル「うつろいゆくつゆ草」をかたじけなくしました。