シャニマスについて思うこと

4thライブ、お疲れ様でした。

両日現地参加でしたが、正直なところクソつまんなかったです。

演者さんのステージパフォーマンスはとても素晴らしかったと思います。そこはいいんです。

クソつまんなかったのはライブの演出・構成です。

楽曲展開が基本的に年単位で「周年曲+各ユニット曲2つ」というのを繰り返してるだけなので、
セトリがリリイベ並なのはまぁクソつまらんながら理解出来なくもないです。

演者さんの負荷もありますしね。

ただ、幕間に挟まる手紙の演出とか、アンコール前の段取りとか。

何ですかあれ。

手紙自体は、ゲーム内のコミュをちゃんと読んだりしてる人には刺さる演出なのかもしれません。

実際、会場でも泣いてらっしゃる人はそれなりにいましたし、手紙の内容を否定する気はありません。

でも、果たして「ライブ」であれをやる必要があったんですかね。

確かにライブの空気感というのはありますから、Twitterで画像を垂れ流すよりは感動にバフが掛かるのは理解しますけど。

2曲ごとに逐一あれが挟まるおかげでライブのテンポ感は台無しだったと思います。

SHHisでブチ上がったテンションのままいきなりイルミネの手紙見せられても…って感じで、個人的には感動よりノイズに感じる気持ちの方が強かったです。

手紙はまぁそれでも演出の意図は理解出来ましたし、刺さる人には刺さるものだったと思うのでまだいいんですが、アンコール前の段取りは擁護の余地なくクソです。

アイマスのライブは確かに客がアンコールすることを前提とした構成になってますし、もはや形骸化した仕組みではありますけど、
それでも一度ちゃんとライブを締めるべきじゃないんですか。

一度ライブを締めないと、アンコールにならないじゃないですか。

何のアナウンスもMCもなく、ただ暗転して「察して?」って。

流石に客をナメてませんか。

あと、現在を起点としてday1が過去、day2が未来、というコンセプトだったと思うんですが、
手紙以外でそれを感じられる演出や構成、何かありました?

アンコール後の1stを彷彿とさせる衣装と円陣の演出、アレは新しくメンバーを加えた新生283プロの門出として、良い演出だなとは思いました。

ただ、いきなりあそこだけ「1stのオマージュです!」って言われても正直脈絡なさ過ぎて気持ちがついて行きませんし、セトリ自体は全く1stオマージュになっていないので、演出としても弱い。

新規周年衣装無しというクソデカデバフを打ち消すほどのエモさは無かったです。
(衣装とか、全体的に予算あんまり無いのかな…という気もしますが)

今回初披露されたユニット越境楽曲の3曲も、わざわざCDを会場限定販売するくらいなら予告なしの完全サプライズでやればもっと盛り上がったと思います。

ライブタイトルにもある「今を越えて」、シャニの音楽の新たな可能性が4thライブをきっかけに芽生えた、という解釈もできたと思うんですけど、何かこう中途半端というか。

僕はいちおうアイマスは全ブランド追ってて、ライブもチケ取れたら必ず現地に参加して、チケ取れなくてもLVか配信で観て、円盤も全部買ってます。

自分がアイマスにハマる前に開催されていたライブイベントも、映像化されているものに関しては全部持ってます。

だからこそハッキリ言いますが、これまでの全アイマスライブのなかで今回のシャニ4thは演出・構成面で史上最低の出来だと感じました。

紛うことなきゴミです。

3rdも大概でしたが、ツアーなのに脳死ハンコセトリなのは、開催時期が2nd終わってすぐだった、ツアーごとに出演者を分けずにフル出演という形式だった、
ということで演者さんの負荷的に仕方ないかなと思ってとりあえずは納得しました。

……何でしょうね、シャニは音楽とかライブ自体にあんまり興味がないんですかね。

ゲーム内で展開されるシナリオ及びイラストがコンテンツの軸なのは誰が見ても明らかで、それは別にいいんですけど。

(少なくとも僕には)何だか、シナリオ・イラストが一番偉くて、ライブやら音楽やらはその世界観を補強する手段でしかないように見えます。

音楽やライブ、その他の要素から、何か新しいエネルギーが生まれる感覚がない。

ゲームのシナリオ・イラストでしか、コンテンツが進まない。

アイマスなのに?

メディアミックスなのに?

折角それなりにデカい規模でのライブを毎年やるコンテンツなのに、ライブがゲームの世界観の引き立て役にしかなってないって、
メディアミックスコンテンツとしてどうなんですか。

しかも、その肝心のゲーム部分の推進力も微妙ですよね。

ライブの告知、day1でとりあえずSHHisのGRAD実装あたりはあるだろうと思っていたら何も無し、
day2もイベントシナリオの次回予告があっただけでゲーム自体の告知内容からはシャニマスの「未来」を感じることはできませんでした。
(ルカはちょっと大きな動きがありそうですけどね)

day2の最後の演者さんのMC、765ASのプロミ2018を凌駕するレベルでお通夜みたいな空気でしたけど、
一生懸命レッスンを重ねてステージ上で精一杯頑張った演者さんたちの熱意はコンテンツのどの部分が掬い上げてくれるんですか?

次のライブ?

セトリ構成を完全に放棄するようなライブチームにそれが出来るんですか?

ゲームのシナリオはそれ単体で完結してますから、ライブで生まれた熱量がゲーム側に還元されることもないですよね? 

キャラクターも同じで、彼女たちはゲームのシナリオありきの存在ですから、アイマスあるあるの中の人要素が反映される余地なんてありませんよね? 折角シコシコ積み上げてきたキャラクターの解像度荒くなっちゃいますもんね?

最初から声優コンテンツとしての側面を一切排除しているならまだ分かりますけど、
声豚限界集落のミリオンにも負けず劣らずの声優コンテンツ仕草をやっておきながら、声優さんの頑張りを拾い上げる気ゼロじゃないですか。

クリパも、最後にルカが出てくる前代未聞の新演出をやってのけた(アレは演出の美学を追求しました!って感じで凄く良いと思います)から有耶無耶になってますけど、
両国にオタク集めて声優番組VTR垂れ流して尺潰して、
その後も演出や構成は完全に機能せず、結局演者さんたちのトーク頼りでしたし。

そうやって、コンテンツのため、キャラクターのために頑張ってきた声優さんたちが、何でライブの感想MCで素直に「楽しかった!」「次が楽しみ!」って言えずに奥歯に物が詰まったような言い方をしなきゃいけないんですか。

ゲームのシナリオなんかよりよっぽど重かったですよあのMC。

今回、希水さんのデビューライブなんですよ?

シャニマスがシナリオとイラストに絶大な自信を持っていて、実際にそれがファンから大きな評価を得ているのは分かりますけど、
自ら始めた声優コンテンツ展開は声優さんに投げっぱなしで、肝心の公式は自分達が書きたいだけの物語を延々垂れ流し続けるだけって、流石にどうかと思います。

あのブラウザゲーム1本で10年やっていくつもりなんですかね。

キャストオーディションの際、声優さん達に「10年やれますか?」と訊いたそうですが、
まず10年やれるだけのコンテンツ運営の基盤をちゃんと作ってから言ったらどうなんですか。

まぁ、僕ごときがnoteでグチグチ言ったところで何が変わるわけでもないんですが、正直アイマスライブでここまで不愉快になったことは初めてだったので、初めてお気持ち表明をしてみました。

今回、僕の主観がかなり「ライブコンテンツとしてのアイマス」に寄っている自覚はありますが、
でもライブに行ったのに「ライブ」として楽しめる点が無さ過ぎるのはダメだろ…という感想から、前々から思っていたシャニマスの「そこどうなの?」というところまで話を広げてしまいました。

かなり読みづらい文章だったかと思いますが、何かオタクがキレてて草。くらいに思いながら暇潰しに読んでもらえれば幸いです。

おしまい

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