沖浩志(オキコウジ)

合同会社アルコ代表。1983年2月仙台市生まれ。専門学校卒業後、国立公園で2年、自然環…

沖浩志(オキコウジ)

合同会社アルコ代表。1983年2月仙台市生まれ。専門学校卒業後、国立公園で2年、自然環境調査会社で11年、地域おこし協力隊(獣害対策支援)で館山へ移住、3年勤めて2021年4月に独立。里山生態師。

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地域おこし協力隊になったらまずやるべきこと

■テーマ 地域おこし協力隊になったらやるべきこと【データ収集・整理と発信】 ■問題意識 地域おこし協力隊になったけど、まず何をやるべきかな・・・ いろいろやれることはありそうだけど、期間雇用だから軸は絞らないといけないし。最大でも3年後には卒業だから仕事も探しながら動かないと・・・ ■やるべきこと データを収集・整理して、発信をする ✓生データの収集(人と会う) ・待つor会いに行く ・捕獲者、農家、被害にあっている人 ✓一次データの収集 ・行政が持っているデータ(捕獲報告、防護柵の設置、活動報告) ・講習や図鑑、文献、本など ✓データ整理 ・経年変化を把握する ・各地域の状況を把握する ✓発信(圧倒的に足りてない) ・地元メディア(行政の広報担当、地元新聞、WEBメディア) ・無ければ場を用意する ・発信をすることで新たなデータ収集の機会が得られる(正の連鎖) ☆最も大事なことは「自分がどこに向かいたいかを考える」 ex.自分は「生き物の相談が自分に来るようにしたい」 ■反省点 ・正の連鎖を描くことは大事だが、自分のキャパを見誤るとどこも中途半端になるため注意が必要。データ収集の効率化や作業分担が課題。

    • シェア里山とは

      先週FBに書いたインプットシリーズがシェア里山の定義について結果的に考えたことになったので、まとめて整理しました。 萌芽更新とSDGs石油が普及する以前の里山は燃料を薪や炭に頼っていました。ただ、ところ構わず伐採すると、すぐに山は丸裸。持続的に利用するための仕組みが必要でした。 そのひとつの解決方法が萌芽更新。薪で使うような広葉樹の多くが伐採をした切り株の脇から新しい枝が生えてきます。初めは細い枝も10、20年すると薪で使いやすい太さの木が何本も取れるようになります。昔は

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          初note、初テーマが書評なのも自分らしいということで。 「未来の年表」を読んで想定すべきことと生き物好きと掛け合わせた話を 少しずつ書こうと思います。 人口減少日本でこれから起きること本文は日本の人口比率がそのままスライドした場合の単純な年齢構成変移、それによって起こる社会的な変化が主に述べられています。 表紙を見ただけでも今後起こり得る事象の重大さが分かるかと思います。 (実は既に2020年だと女性の半数が50歳超えを迎えていたりします) 未来を考える際の基礎として仕入

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