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うたプリ備忘録、うたプリと共に過ごした13年

うたプリ備忘録
はじめに(2024/7/13)寿嶺二さんの生誕日に捧げます。
うたプリと出会って13年目くらいの、allstar after secret時の寿嶺二の年齢程度の人間が書いたうたプリ日記です。13年分なので長いです。筆者の人生イベントも文章内には含まれています。蛇足な気もしますが、人生の要所要所にうたプリがあったという趣旨で一応入れています、その辺りは適宜読み飛ばしてもらえれば…!!
※重要:この文章ではゲーム、アニメのネタバレが含まれます。乙女ゲーム未プレイの方は注意してください。それから、スマホゲームやアニメからうたプリにハマった方には、是非現在はswitchで発売されているうたプリのゲームをプレイしてみて欲しい。人物の深みにどっぷり浸かれます、オススメです。
お詫び:特に英単語で大文字小文字など表記の統一ができていない部分があります、雰囲気で読んでください。

1章、 中学生編(Reeat、debut~allstar発売するくらいまで)

ⅰ、うたプリとの出会い、Repeatにドハマリする

  私がうたプリにはじめて触れたのが中学生2年生の時で、当時のオタクのクラスメイトと仲良くなりたくてプレイを始めた。RepeatはCERO:C(15才以上対象)のゲームなので、今思えば同級生はませていたなと思う。
当時の私は乙女ゲーム初心者で、PSPも親に内緒でこっそり買ったばかりだった。PSP購入のことは夕方にうたプリの翔ルートをプレイしている時くらいに、親が部屋に突撃してきたのでバレた。(それまでは夜中にイヤホンを繋いでこっそりプレイしていた)当時親は、子供がゲーム機本体を購入していたので驚いたらしい、乙女ゲームしたいからPSP買うと年頃の私は親に言えなかった、なんとなく恥ずかしかったので。
  そんな感じでドキドキしながらうたプリをプレイし始めて、最初に攻略したのは聖川様だった。七海春歌と聖川様は、最初の日の朝に運命的な事が起こったので、選ぶならこいつしかいないだろうと思った記憶がある。
  そして、CERO:Cの洗礼を受けた。今となっては平気でR指定本を読みまくっている私だが、当時の私は超超ウブだった。攻略キャラとのディープキスが出てきた時は、雷に打たれたような気分だった。めちゃくちゃ、イイッ!!大人の階段を登ったようでした。
  感動したのは「騎士のkissは雪より優しく」ね!!!シナリオの内容と歌がリンクしている!!!シナリオの聖川様の心情がリンクしている!!聖川様のラブソング最高!!!!     攻略対象1人目で完全に恋に落ちた、どうしよう、まだ1人目だぞ??!、これから先、聖川様より上を行く人いねーんじゃねえの!!??と本気で思った。それからしばらくはダム様派だった。(寿嶺二に本格的にハマるのはまだだいぶ先の話)。
  2024現在、スタツアの影響で聖川様の人気がうなぎ登りらしい。確かに、ライエモのフォローおすすめ表示でも聖川様はよく見る。聖川様、わかばキラーすぎる、分かるよその気持ち。最近うたプリを始めた皆々様も、数年後には別の人物にハマってるかもよ…!?
   ダム様にメロメロにはなったが、他の人物も次々に攻略していった。深夜までプレイしてしまっていたので、運動部の部活の時はフラフラな日もあったが、そんなことはどうでも良い、とにかくうたプリをプレイしまくった。
  音也が思ったより熱い男で、なっちゃんは予想に反して怖くて歌が力強くてちょっと大人で(砂月の押し倒しシーンは刺激が強かった)、あっという間にAクラス攻略!!!!
  そしてSクラス!!トキヤ!!!トキヤもハマった!!!こいつマジでうたのプリンスさまやん!!!!HAYATO様、途中で気づく人いる!!??私は、割と中盤まで別人…だよな…?と思っていた。打ち明けたシーンで、なーにこの展開シビレルわ~ってなった。それにしても憧れの人の作曲できるなんて胸アツすぎる。そしてまもちゃんの歌唱力にハマる。BELIEVE☆MY VOICEめちゃくちゃ聞いてた。
   翔ちゃんも可愛かったねえ♡同級生の甘酸っぱさもいいよね。レン様は…当時の私にはまだ早かった!!!今でもレン様への理解は浅く留まっているように思うので、ちゃんとレン様を理解できるようになりたい、今ならできる気がする。
   ヨシ!!全員攻略終わった!!と思っていたら、猫がいた。セシル攻略対象に最後まで気づかなかったので、本当にビックリした。ファンタジーな展開で楽しかった!セシルのストレートな愛情表現が好き!!それから、オリエンタルな曲調もいいよね!リズムゲームでもDESTINY SONGもだいぶやりこみました。
   そんなこんなであっという間にゲームクリア!!沼にどっぷりハマりました。Repeatプレイし終わってから、アニメも見ましたね。トキヤ目立ってたねえ。6人まとめてデビューに衝撃を受けましたが、アニメはアニメでまあまあまあという感じ。当時は乙女ゲーム信者になっていたので、ゲームの方に比重は置いていたように思う。
  それから、debut発売までには時間があったので、musicで音ゲー極めたり(ライエモにもこのスキルは繋がっている!)、ドラマCD聞いたり。ここでようやく、現在の私の最愛の人、寿嶺二登場!!!!が、ドラマCDの段階では全くハマらなかった。マラカス振ってる愉快なお兄さん、其れ以上でも以下でも無い感じだったように思う。3人のユニットソングでも、トキヤの声を聞き分ける遊びをしていた。
   私は寿嶺二について、はじめての出会いでは特になにも感じていなかったが、前述したうたプリの友人は、「森久保兄さんはとってもいい声優だよ!好き!」みたいなことを言っていたので、やっぱり彼女はませていたと思う。
  余談だがAASSは立ち絵のクオリティーが気になって見送った、しかしファンブックでスチル、うたプリmusicで曲だけは履修していた。愛のヘリwww

ⅱ、衝撃のdebut!!なんかつらい!!!
  アイドルCDとかも買ってワクワクしながらついにdebut発売!!!…楽しかったさ、楽しかったけど…つらい!!!これがアイドルの現実か…恋人持ちだとdebutがこんなに修羅の道になるとは…
   当時の最推しダム様からプレイし始めたが、彼が大御所を怒らせたと言い始めた時には、私の心もひんやりした。Mostフォルテッシモはいい曲だったな。
  それから、トキヤルートよく覚えてるな。まさか寿嶺二ルートの伏線になるとは…!あのドラマ怖すぎ!My Little Little Girl、乙女な気分になってほっこり気分で聞いてたね。
   Debutでようやく、カルナイの面々がゲームに初登場!!!が!!!驚くほど先輩達の記憶が皆無。スタリの面々のdebutが辛すぎた反動だろうか?寿嶺二はパッとしないアイドルみたいに紹介されていたが、先輩として登場したときには、めちゃくちゃちゃんとしてるじゃん!!と思った記憶がおぼろげにあるが、具体的なエピソードは全然覚えてない!!当時の私、寿嶺二に関心無さすぎ!!     カルナイでいえば、美風藍ロボットに全部持っていかれた。セシルルートは、allstarのカミュルートプレイの直前くらいにプレイした気がする。放置したな、私。そして…つらかったのでというのを言い訳にするが、未だにレン様クリアしてません!debutをやり直す時には、まずレン様から攻略させていただこう。

ⅲ、All starを夢見ながら高校受験
   All star発売決定やったー!!が、当時の私には高校受験が控えていた。(その影響でdebutのプレイがテキトーになったと言えなくもない。)
   中坊の私には、大人のキスも恋もあんまりピンとはきていなかったが、うたプリの新作というだけでなんか楽しみだった。マジで全くピンときてなかったが、SHINING All starCDを聞いて、マジで気が変わった。胸がズキュンさ(言わなきゃいけない気がした)。
   QUARTET★NIGHT(曲の方)が素晴らしすぎた!!!先輩達といえば、debutの苦い思い出しかなかったのに、なにこの大人な曲!!あれだけツンツンしていた先輩達(寿嶺二は友好的だったけどね)と、熱い恋するの!?すげー!!ギャップ萌え!!で、一瞬でAll starがめちゃくちゃ楽しみになった。           QUARTET★NIGHTを聞いて、先輩を攻略する気になったので、ゲームに先駆けたアイドルソングも購入したいと思い、嶺二と藍のゲーム曲が収録されたCDを、発売日直後に買いに行った。が!!売り切れていた!!!仕方が無いので取り寄せの手続きをした。今でもうたプリの初版CDにはカードが付いていたりするが、当時もそうだったので、寿嶺二の初版カード逃したアアアア!!!もったいないことをしました。蘭丸カミュと、りゅうやさんと林檎ちゃんのテーマ曲が入ったユニットCDは予約した、そして今ではお馴染みのCD箱を初GET!!
   このCDを聞きまくって、曲の予習は完璧だった。この頃には、ちょっとは寿嶺二に関心を持つようになっていたと思う。
   All starは3月発売だったので、はやく受験終われ!!だった。 で、受験の面接が終わったら、その足でアニメイトにダッシュした(もちろんゲーム予約済み)、All starを手にした時の喜びと解放感は凄まじかった。受験終わったアアアア!!先輩イイイイイ!!!♡みたいな。

ⅳ、念願のAllstarプレイ!!!
   受験終わった、やったーー!!!で、Allstarを初めてプレイするとき、先述のうたプリ友達を家に呼んで、オートモードで一緒に一人目を攻略した。友人の希望で蘭丸ルートをプレイした。今思い返しても、乙女ゲームを友人とプレイするって、かわいいことしてたなあと思う。友人がいたから、大人の恋にも一歩踏み出せましたね!!
  ツンツンしていた蘭丸がデレデレになる様は圧巻!!!最初からちょっと壁を感じたトキヤを越える衝撃!!!これが大人!!!最後の個室でランデブーなシーンは、友達と見るには、ちょっと恥ずかしすぎたかもしれない…!!!それも良い思い出!!
    友人と見たのは一人だけだったかな?次の人物も途中まで一緒に見たっけ??何せ10年以上前なのでよく覚えていない。高校も別になったし。その辺の記憶はあやふやだが次の攻略は嶺二!!では無かったはず!!マジで、私はいつ寿嶺二オタクになったんだよ。     二人目は確か藍だったかな。ロボットの恋が美しくて素晴らしかった。藍はdebutでロボットだと分かっていたし、予習した歌が切なかったので、この二人は本当に恋人になれるのだろうかと心配したものだが、ハッピーエンドで良かった!!!
   次こそは嶺二!!ではまたしても無い!!カミュなのだが、debutのセシルルートが未プレイだったので、まずこちらから。Debutのカミュ鬼畜すぎた。春ちゃんの扱い酷すぎ!これぞ愚民やん!!これ、すぐall starをプレイできたから上書きできたが、そうじゃなかったら、カミュに対するトラウマを引きずることになったのでは??と思った。Debut発売直後にセシルルートをプレイした皆さんはお疲れ様です。カミュさあ、debutとall starで別人じゃん!!!???愚民を大切に扱ってくれるカミュ様、溶かされたな。これは、堕ちる人は堕ちるだろカミュ~!!熱狂的なファンがいるのも頷けるミューちゃんだった。
   ここまでの3人でお気に入りができてもいいところだとは思うが、全員すごくシナリオは良かったけど、Repeatのダム様ほどはハマってなかったなあと思う。ここで!!私のプリンス寿嶺二登場!!!!が!!寿嶺二をプレイする頃には高校生になっていたような気がするので、次章へ続く!!

2章、 高校生編(All star、2000%~after secret発売くらいまで)

ⅰ、多分この辺りで寿嶺二のオタクになり始めた??

   春休みに寿嶺二を放置し続けて、とうとう高校生になってしまった。この頃にはすっかり声優と演技にハマっていたので、中学生時代に塾で仲良くなったオタク友達と高校が一緒になったので、二人で演劇部に入った。
  この友達には、受験期間中にどうしてもうたプリを布教したくて、PSPごとうたプリを押し付けた。受験期なのに私に気を使ってよくうたプリをプレイしてくれたなと思う、今思い返すとちょっと申し訳なかった。無理な趣味の押しつけはよくないね。
   で、演劇部に入ったのはいいが、我が校の演劇部は、練習量がスゴかった!ついていけなくなって2ヶ月で辞めた。この演劇部、私が3年生になる頃には、全国大会優勝レベルに成長したので、ここにもししがみついていたら、私の声優道脚本道拓けたのでは…?と思わなくもないが、当時の私はゲームをする時間を確保したかったので仕方ない。
   寿嶺二ルートがプレイできたのは、演劇部辞めた直後くらいだったと思う。この時には!なんと!寿嶺二に全然ハマりませんでした!!!むしろルートの内容でいえば苦手な部類だったのよ!
   ゲーム嶺二は、親友が行方不明になって心に深い傷を負っていますが、その心情が当時の私には全然理解できなかったのよ!!何せ、当時の私は、うたプリ始めるきっかけになった中学の友人とは疎遠になる、演劇部の同級生には馴染めない、一緒に入部した友人を放置して自分だけ退部と、友情を大事にしない生活を送っていたもので。目の前に春ちゃんがいるのに、過去の友情に気をとられてばかりの寿嶺二を腹立たしく思っていたんだよなあ…意味が分からん、と。     
   今は、私は二十数年生きて、ありがたい出会いもあって、友情のかけがえの無さをなんとなく理解できるようになったので、胸張って寿嶺二が一番好きって言うような人間になりました。当時は、寿嶺二ルートが理解できなくてモヤモヤしたものです。
   そんな私でしたが、高校時代に物の見方が変わる出来事がありまして。演劇部辞めたあと、なんもしないのはちょっとマズイよなと思って、部員ほぼ0の数学部に入って、一人半地下の部室でプログラミングをしていた。そうしたら、放送部所属のオタク部員達が、噂を聞き付けて数学部の部室に突撃訪問してきた。これがきっかけで放送部に入ることになって、多分運命と趣味嗜好が変わった。演劇部に放置してきたオタクの友人も、演劇部を私と時間差で退部して、放送部に合流してきた。ここから、私は、友情と、同じ目標のために頑張る仲間と出会いました。嶺ちゃんと一緒だね。

ⅱ、友情を知る、そして気づいたら寿嶺二のオタクになっていた
   我が校の放送部は、声優や同人誌好きのオタク女子のたまり場になっていたので、居心地が良かった。うたプリ好きの同志も何人かいた。当時は、推し、という言葉が無くて、うたプリファンのことを、うたプリクラスタ、などと呼んでいた。
  そのうち、部員の同志達でうたプリクラスタの会を発足して、他校のうたプリクラスタさんとも交流し始めた。うたプリのポスターを、当時一番金を持っていたオタク(それでも高校生)が箱買いして、それぞれの人物のファンが好きなキャラを買い取ったりしていた。     私は、ダム様と嶺二のポスターを分けてもらえた。当時はメルカリみたいなフリマサイトとか、sns取引とかも盛んではなかったので、好きな人物を分けてもらえる事が貴重だったし、沢山のうたプリ好きと交流できて楽しかった。
   放送部の方でも、ラジオドラマ制作とかをしていたので、仲間と声優の真似事や、脚本家の真似事ができて、本当に充実していた。オタク仲間と仲良く楽しく過ごすようになっていくうちに、なんかこう、自然と友情っていいな、明るく楽しくしてるのいいな、みたいに思えてきたみたいで、気づいたら寿嶺二のオタクになっていた。
   マジで、今でも何で寿嶺二のオタクになったのか、いつ寿嶺二のオタクになったのか、はっきり分からないんだけれども、なんかこの時期くらいに寿嶺二のオタクになった気がする。キャラクターの推しは、自分に似た所がある人になる、みたいな意見がsnsで一時期バズっていたが、この時期の私、寿嶺二に共感していたのでは??と思う。
   それから、高校生って、同級生同士でくっつく人もいるけど、大人の恋に憧れるみたいなロマンティックな所もあるよね!?ロマンスに憧れて寿嶺二が好きになったのか…!?言っててちょっと恥ずかしくなってきた。

ⅲ、2000%と毎週CD
   話は前後するが、私が高校に入学して演劇部に所属していた頃、2000%のアニメが放送されていた。地元のTSUTAYAWonderGOOでスタリ七人分のCDを特注で予約して、(田舎すぎて取り寄せないと入荷しない)アニメが放送する度に発売されるCDを受け取りに行った。
   地元は田舎すぎて、街中のアニメイトへ高校生が毎週通うには交通費が捻出できず、そうした。当時は店舗特典がそんなに充実しておらず、地元のTSUTAYAでは特典は特に無かったが、ありがたかった。地域のCDショップや本屋さんは、かつての私のような人の為にも、ずっと存在し続けて欲しい。(といいつつ大人になって毎日街に行けるようになったら、アニメイトでばかり購入するようになった私…)
   毎週のアニメ放送と、毎週発売されるCDが楽しみで仕方無かった。当時のうたプリはニコニコ動画でも配信されており、ぶっ飛んだ内容のアニメにニコニコの民が突っ込む、コメント大喜利バトルが繰り広げられていた。トキヤ回の「~完~」のコメントの嵐は伝説だと思う。アニメトキヤはなぜかネタキャラの香りがする、曲はキラキラしていて素晴らしいからこそ、この演出は反則だった。
   購入したCDはCDプレイヤーで何回も再生して、CDを目覚ましにできる機能を使って朝から流して、制服に着替える時にも再生していた。恋桜で起こされるのはなんか面白かった。
   このCD達には、After Secretの挿入歌も入っているのだが、聖川様とトキヤくらいしかゲームプレイできてない気がする…というか、プレイしたAfter Secretのスタリルートすら全然思い出せない!CD聞いてた当時はちゃんとプレイする気持ちに溢れていたはずなのに!!カルナイにハマってから、スタリにちゃんと向き合えてない気がするなあ…善処します。

ⅳ、進路と部活とうたプリ
   部活仲間とオタ活を共有し、脚本を書き、声優の真似事をし、楽しんでいたが、進路の面では問題が発生していた。うたプリにドハマりした中学生の頃から、シナリオライターに憧れは抱いていたが、当時はリケジョブームだったので、なんとなく高校では理系コースを選んでしまっていた。(しかも途中で変更不可)。脚本を自分で書き始めた頃には、文章と物語の勉強がしたくなっていたので、学校の授業を受けているだけでは、入試の科目の勉強ができない!!
  仕方がないので、現実逃避した。(完)
  文系コースに追い付け追い越せで、本を読み漁り、部活の大会用の脚本を書きまくった。    おかげでたいして勉強していないのに、国語がみるみる上達した。ついでに、高3の夏には学校の金で東京に行けた。田舎では、ちょっと脚本が書けて音声を編集できて、ドラマCDが制作できると大会で入選できる。田舎でメディア制作を行う者は少数らしい。うちの部でも学校の金で東京に行って池袋アニメイトに行くのがお約束となっていたので、前に習えだった。
  ここまで来ると、うたプリが確実に私の人生に影響を及ぼしているぞと思うようになっていた。そりゃオタクだから他にも色々触れたジャンルはあるが、シナリオ書きたい!声の演技好き!ドラマCD作るぞー!ついでに進路も変えるぞー!みたいな思考が湧き出てきた根っこにはうたプリがある。このコンテンツ、人の人生を変えるぞ。入賞した作品も、恋と愛をテーマにした作品だった。そういう作品を私もどうしても作ってみたかったので。
   シナリオゲームとドラマCDに心奪われて真似して、気づいたら田舎の島国高校生が人生初の東京に行けた訳ですが、東京はスゴかった。池袋には、アニメショップはそこら中にあるし、でかいスクリーンはあるし、何より人が多い!噂でしか聞いたことのないグッズだらけの鞄を持っている人もいた。(当時は痛バが出始めた頃)これがオタクの中心街!ビックリしたよね。
   当時一緒に東京遠征した同級生の部員は東京がお気に召したらしく、今では関東ガールになってしまったが、私はこの時オタクにとってこの上ない素晴らしい環境に自分も身を置きたいなーと思うと同時に、目まぐるしくて騒がしくて早く田舎に帰りたいなーとも思ったり。ゲームは田舎だろうが都会だろうができるからね…!
  それから、私の作品は全国大会では勿論完敗!けれども、東京に行けただけで満足してしまった。
  結局、オタクの聖地に行けて夢の為に上京したくなったかといえばそこまででもなく、自分の才能だけ信じて東京に行くって凄くね???!!!と思った。
   プリンス達は地方出身者がまあまあいるが、彼らはマジですげえよ。一応心残りはあったので親にも東京行きたい気持ちがある話はしたが、割と本気で反対されたので、もういいや金もかかるしとすぐに諦めてしまった。ここで親と揉めても夢を貫いた、聖川様の本気を知りました、彼は格好いいね。
  私は普通に田舎の家から通える大学に進学しちゃったわ。

ⅴ、大学入試とAfter Secretとレボリューション
   待望の新作After Secret発売!!が!!私は1年間ソフトを開封しなかった(何しとんねん)今となってはアホかと思うが、当時の私は進路に悩んで、こんな状態では大好きなうたプリが楽しめない!全部終わってからこれは開封する!と心に決めていた。(AS発売当時私は高校2年生)アホすぎる、好きならさっさとプレイしろよと大人になった今は心から思う。
   アホだけど、本気だったので、入試の前日は「キスはウインクで」(寿嶺二のASの挿入歌)を聞きまくっていた。この曲を聞きすぎた影響で、試験の用紙が配られているときも試験が始まってからも、頭の中ではあらっびゅーあらっびゅー、ウインク~で、が流れ続けていた。頭が寿嶺二で支配されている状態で試験に望んだら、全く緊張せずにうまくいったっぽい。この方法、結構使えます。
   After Secretは封印していたが、同時期のアニメ3期レボリューションはちゃんと見ていたように記憶している。寿嶺二回は定期的に見直していて、ごく最近、ライエモが始まってからも見た。
   当時は、アニメだけだとれいちゃんのことあんまり分からない感じがするけど、主役回の動くれいちゃん素敵!!新曲ときめく!みたいに思っていたと思う。当時の私は七海春歌の方に年が近かったので、寿嶺二を大人だなー、素敵だなーみたいな、アニメ春歌に近い感覚で見ていたのだろう。
   しかし、あれから9年。最近見直したこの嶺二の回、トキヤがれいちゃんのことを「食えない人だ」と言ってジョーカーカードを引くシーンがあって、全くその通りだなと思った。寿嶺二、この人やばくない!!!???いやいやいや。アニメ春歌は社会人になっているとはいえ、まだ多分未成年だぞ!!??     アニメ音也もトキヤも春歌のこと多分好きなのに、かっさらっていったぞ寿嶺二は!?     大人目線で見るとだいぶやばい。いたいけな少女を誘惑する悪い大人じゃん!!??やばいけど、やっぱり魅力的!!好きだなと、改めて思った。こんな魅力的な大人に私もなりたい。
  まあ、色々あったが、青春の時期をうたプリと一緒に過ごせたことは、私にとって宝物です。こんなにも人生に影響を与えてくれた作品は、良くも悪くもなかなか無いよ。これから先も、出会えるかどうか分からない、私は既に大人になってしまっているので。多感な時期に見た物って、本当に後まで記憶にずっと残るし、その時の自分の在り方まで変えてしまうから、凄いんだよなあ。

3章、 大学生編(after secret、AASS~レジェンドスターくらいまで)
ⅰ、やっとAfter Secretがプレイできるーー!!
ⅱ、未プレイだったAASSのリメイク版!
ⅲ、なかなか出ないドルチェVita、そしてシャニライへ
ⅳ、リアルイベントに行くぜ!いざカルライ!
ⅴ、就活に敗北して金が無い、夢も無い

4章、 社会人編
ⅰ、丁寧なお祈りが実は一番心にくる説
ⅱ、蘭丸が蘭丸で良かったな
ⅲ、キングダムに一緒に入国した友人が結婚しました

5章、 現在(ライエモリリース)
ⅰ、れいちゃんのソロアルバムがついに出たーー!!
ⅱ、ライエモさんに七海春歌がいて、嬉しいオタク

6章、 終わりに
  つたないオタクの備忘録を読んでくれてありがとう。うたプリと歩んだこれまでを思い返すと、思い出が沢山ありすぎて、それから、人生のイベントも沢山ありすぎで、混ざりあってしまいました。
  うたプリは今年14周年!14年も続いているので、その間に人々に与えた影響は数知れずでしょう。私もその内の一人です。本当に凄い。寿嶺二さんの誕生日に間に合わせようと思ったけれど、文章は全然間に合っていません。気が向いたら目次だけになってる続きも書くかもしれません。自己満の文章で良ければ、また見にきてください。狂人オタクのうたプリと共に歩んだ半生を書きます。
   読んでくれた皆さん、snsなりライエモなりリアルイベントなりでまた会いましょう!多分私はこれからもずっとうたプリクラスタだわ!一緒に応援していきましょうね!!


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