見出し画像

芸術文化のための環境リテラシー講座「なぜ芸術文化が気候危機に取り組むのか?」参加してきました。

舞台美術家の大島広子さんが開催する

芸術文化のための環境リテラシー講座「なぜ芸術文化が気候危機に取り組むのか?」

に参加してきました。

とても楽しい、充実した勉強会でした。雑文ではありますが、記しておこうと思います。

1⃣オープニング 大島広子さん

冒頭のオープニングで大島さんがとても希望のある例を提示してくださいました。

イギリスはシアターグリーンブック発祥であるぐらいですから、環境への意識が非常に強いのですが、その中の一例として、マンチェスターの文化複合施設「HOME」では特別な環境配慮のリーダーがいないそうです。

スタッフ全員がゼロから環境トレーニング(カーボンリテラシートレーニング)を受講し、それぞれが自分の仕事の中で何を変えられるか、自分で考え実行しているそう。

「みんなと勉強したら、あとはみんなに任せる」

これは特別環境に対するデータや科学的知識に乏しい私でも希望が持てました。

2⃣江守正多先生(気候科学者、東京大学未来ビジョン研究センター教授、国立環境研究所上級主席研究員)の講座

江守先生は”日本一環境問題を分かりやすく説明してくれるおじさん”として、Youtubeでもたくさんアップされている、有名人です。

https://www.youtube.com/watch?v=Zsw2TJ006mc

https://www.youtube.com/watch?v=TfMdsppcWhA

https://www.youtube.com/watch?v=bZnHsyIoe_A&t=3s

「地球温暖化の原因は人類の活動で、疑う余地がない。」
まず認識はここからはじめないとですね。

本当に分かりやすかったです。

そして、パリ協定(2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロ・カーボンニュートラル)通りにしなければいけない。

今日本も排出量は減ってはいるけど足りない。

太陽光やバイオマスなどの発電への移行や設備の最新化など、技術はそろっているので、それを推し進める政策が足りないとの事。

つまり、出来るのに、力を入れていないだけなんですね!

そして私たちが出来る事は節約などの苦しい事ではなく、応援する、発信する、共有するという事。これは苦しい事ではありませんよね。

システムを変えれば出口は見えているとの事。

特にに日本人は気候変動対策を”苦しいもの”と捉え過ぎている。
世界でのアンケートでは2/3が”生活がよくなるもの”と捉えられているそうです。
日本では6割が”生活を脅かす”と捉えられている。
日本人はまじめすぎる…。そんな事はないので、もっとハッピーなものだと思ってもらえればいいですね。

最後に先生がよく取り上げる、圧倒的名言です。

「石器時代が終わったのは、石が無くなったからではない」

今の化石燃料時代が終わるのは、石油を掘り尽くしたからではなく、もっと新しい技術、文明があったから。

フイルム写真からデジタルになった様に、振り返って、「よくあんなにCO2出しまくってたな…」となることを望みます。

3⃣大島広子さんの講座

①イギリスの進捗状況

「イギリスでは政策・基準(シアターグリーンブック)・芸術団体 歯車が動き始めた」とありました。

補助金を貰うには環境配慮方針が必須になっているし、市民も環境負荷をかけ続けている企業に対して非常に厳しい姿勢をとっているそう。

イギリスで言われているのは、『健康と安全改革の次は、環境サステナビリティ』。

…以前イギリスも労働時間やハラスメントや安全面はめちゃくちゃだったそうです。しかしそれを改革した後、今はそれは当然の事になっているそう。日本はそれさえもまだ遠い話ですが。

そして労働時間・ハラスメント・安全面を整えたイギリスは、次は環境問題を中心とした持続可能化として進められてるそうです。

…私は環境問題を考えると労働環境は自然と改善されると思っているので(地球に優しい行動をすると人に優しくなれる)、必ずしもこの順番ではなく、遅れている日本演劇界も先ず、環境問題から取り組むべきで、その方が早いのではないかと思っています。

②「芸術文化がなぜ持続可能性を考えるのか」

芸術文化に対する人々の期待として77%が持続可能性に対して何らかのアクションをしてほしいと思っている。

つまり、社会的責任があるという事で、同時に社会的効果もある。

3⃣グループディスカッション

作品を通じて社会に問い、変化を則すという事はその後のグループディスカッションでも話題として挙がりました。

ウクライナのゼレンスキー大統領も「大統領になった」映画がヒットして、それが本当に大統領になっていった…。

今の気候変動対策が解決した明るい未来を描く作品が出来たらいいねと話していました。

そして、消費するだけでなく、生産する演劇があったらいいなと思いました。

これは夢物語かもしれませんが、持続可能が、もっとハッピーなイメージになればいい。

その為に小さなことでも何か始める。

グループディスカッションははじめ緊張しましたが、このまま飲みに行こうかと思うくらい楽しかったです。

今後の企画に生かし、明るい未来に向けて進んでいこうと思います。

大島広子さん、有難う御座いました!

Image Nation Green
https://www.greentheater.net/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?