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私は何者か、414


背中に文字を書く罰ゲーム。覚えていますか。画数が多過ぎて、擽ったくて、笑いすぎて、涙まで出てきちゃって、途中で眠ってしまって、髪を優しく撫でてくれて、ぴあのって呼ばれて、目が覚めて、それが、夢だとわかったら、戻らないものは、戻らないから、それゆえ、うつくしく輝き、さらに遠のいてゆく。黒曜石の海岸では、ずっと、その波のように、すべてが寄せては返す、その繰り返し。でも、一度だって同じ波はない。果てしない空と海の間に、生まれ出る、わたくし。



誕生日。



わたしは何者か。


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