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私は何者か、456


続、京都。

観光客に馴染む。と、思いたいが、さっさと歩いて清水坂、産寧坂、二寧坂。
急にたちどまるのは、多分、もう二度と来れないかもと、時間を止めたい、諸外国の方かと。

清水へと続く道が、人種の坩堝となっている。そしてその先が、例の、清水の舞台。

清水の舞台。自分がそこにいる時は、そのスケールがよくわからない。

舞台からの眺め
清水の舞台
下からの眺め


帰りにちりめん山椒のお土産買って、竹内栖鳳の邸跡で、見えないけれど、振り返る。バイバイよ清水。

また、少し歩いて結局木屋町のジュリアへ。

ジュリア。昼間は全粒粉の麺と無添加出汁のラーメン。トリュフの香りを纏う麺である。

昨夜以来、再び店主と出逢い、また、来るわねーと、お店を後にした。

思い残すことなく、帰路である。


電車を待つ間、雨が急にひどく降り出して、いろんなことがその雨音にかき消されてゆく。


なにもかもが、遠い昔のことのように感じる。


日本は良いところである。

日本人も、また。


御朱印





わたしは何者か。


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