見出し画像

【映像広告】音楽、効果音、ナレーションの費用、大きな変化アリ。


自己紹介

皆様お疲れ様です、沖田純之介の自己紹介は以下になります。

音で飯を食う

映像作品などの音の分野でご飯を食べて行くには、「広告でお金を稼ぎ、映画で好きなものを作る」という流れが長年続いてました。知っている限りは30年程このような動きがあります。弊社の場合は広告や映画に加え、音楽アーティストのライブ収録やテレビ出演等の「音楽物」もしておりますが内容がブレるので詳細は別記事にします。
このように多方面の音の仕事をしながら、作りたい映画のお手伝いをして行くのが従来の音業界の仕事の方法でしたが、この広告でお金を稼ぐ事がコロナ前辺りから変わりまして、広告より映画の方がギャランティが高くなってしまいました。これだけを見ると「いいじゃないですか」と思うかもしれませんが、そうではなく「広告の値段が下がりすぎたので据え置かれている映画予算より下がってしまった」訳です。そしてここ数ヶ月でAIの台頭があり、音の予算に変貌がありました。ではどのように変化していってるのか実際の値段を記載していきます。因みにここに記載している広告の金額は、日本国内大手企業のお仕事でほぼトップレベルです。海外トップ広告との差は10倍近くありますので金額を見て悲観しないでください。それでも書く理由はこの業界に入ってこようとしている新人さんの為でして、通常の国内仕事だけでご飯を食べて行くのは難しくなってます。ではどうすればよいか?までを考えて記載したいと思います。この記事も無料公開を考えましたが金額だけが独り歩きすると困る人がいるので有料といたしました。

2018年作成の広告同録機材一式。この辺からダウンサイジングが始まりました。

映像広告に必要な音の仕事

動画制作で必要な音の仕事は、同録(撮影時の録音)、音楽制作、効果音制作、ナレーション、ミキシング(マスタリング)作業です。動画広告はこの4つだけで構成されており、大手企業ではこれに出来合いのサウンドロゴが加わります。それぞれの分野で大きく金額が変わっているので金額推移を見ていきましょう。

ここから先は

2,026字 / 7画像

【#映像の為の音響講座】【#勉強映画 聞きどころ】セット

¥1,500 / 月
このメンバーシップの詳細

サポート頂けますと、書くスピードが上がります、 皆様是非よろしくお願いいたします。 これからも、より為になる記事を書かせて頂きます。