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【ロングショットガンマイク】RodeNTG8

皆様お世話になっております、株式会社okidesignの沖田純之介です。
私の自己紹介は以下にリンクしてあります。

ZoomH6とRodeNTG8

RODE NTG8

今回は以下の記事の続きになります、更新まで長くかかってしまいましたね!

ガンマイク

ロケ録音ではガンマイクを多用します。
世界中で多く使われているのは、やはりゼンハイザー416でしょう。
自分も使っておりましたが、皆これなので、ちょっと飽きが来てました。

2000年代に国内でもRodeのマイクが売り出され、ノイマンU87を模したものなど色々購入してみました。当時のRodeはU87より感度が低い為に、周りの環境音やブースの反射が入りにくく、小さなアナブースで使うには最適でした。
そんな好印象のちょっとナローなマイクでしたが、ガンマイクも発売され、RodeNTG2というガンマイクをステレオペアで購入しました。
このNTG2でロケや室内録音を撮って来ましたが、問題になることは一度もなく、とても重宝しました。

ロングショットガンマイク

このマイクは普通のガンマイクより、遠くの音が狙えます。使ってみての距離感は、普通のガンマイクが5mまで、ロングショットが10mまでという感じです。なかなか出番がないので、録音部でも持ってないのが通常で、自分の周りも誰も居ませんでした。
そんなロングショットですが、必要な現場が出ました。通常ならレンタルで済ますのですが、コロナ禍でスケジュールが見えず、RodeNTG8を購入する事にしました。そのお仕事は、以下の施設でした。

佐倉市のウグイス坂での録音

野鳥録音に最適

このロングショットガンマイクは環境音録音にも最適でした。ZoomH6にステレオマイクを付け環境音を左右ワイドに撮り、NTG8で遠くの野鳥を狙えます。この3ch録音されたファイルを後でミックスするのですが、ワイドなのに、野鳥の声の輪郭を立てられるのです。

手作りウインドジャマー

ウインドジャマー

このNTG8、通称ネギと言われるスポンジはありますが、ウインドジャマーがありませんでした。それを手に入れるにはRodeBLIMPを繋げて延長し、かなり嵩張るシステムになってしまいます。

手作り

そこでウインドジャマーを手作りしました。以下を4つ購入して切って繋げて、ネギの上から被せただけです。

詳しくは以下の動画をご覧ください。

シジュウカラ

手作りウインドジャマーとNTG8、ZoomF3で録音したシジュウカラです。
毎朝の散歩途中に録音したので足音も入っておりますが、シジュウカラは10m程先におりました。かなり狙った音が撮れたと思います。

↓このような感じで録音してます。

佐倉市の音

このようにして集めた音は、佐倉市立図書館「夢咲くら館」でサウンドマスキングに使用しておりますので、是非聞きに行かれてください。全て佐倉市内で録音した音を使っております。

録音の様子を佐倉市役所さんに記事にしていただけました。

まとめ

このような感じでロングショットのウインドジャマーは手作りできますので、チャレンジされるのも面白いと思います。
しかし、映画ロケなどでどうしてもロングショットが必要になった場合は、躊躇なくBlimpとエクステンションを購入します。理由はBlimpのカゴがマイクの保護になるからです。

最近のお手軽録音システム。

同録撤退

そんな弊社は昨年、同録から撤退してます。体力や時間的問題と外注する方が安くなったのです。なので今は趣味の録音や効果音集めの録音になります。以下に記載がございます。

本日はここまでとなります!
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