見出し画像

全然おもしろくならない映画は、どこで見切りをつければよいのかな?

おはようございます、マイコです。
映画を見ました。ウディ・アレン監督の「ミッドナイト・イン・パリ」。

ざっくりしたあらすじは、
「時は2010年、婚約者と一緒にパリに旅行に来ていた主人公の男性は、ひょんなことから1920年のパリにタイムスリップします。フィッツジェラルド、ヘミングウェイなどが生きているその時代は、小説家志望の主人公にとってまさに黄金期。彼らと毎晩バーで飲み明かしていると、ある日気になる女性が現れ…」
という感じです。

芸術の秋だしな、評価の高いこの映画を観てみるか〜!と思って借りてみたのですが、個人的にはあまりおもしろくなかったです…。合わなかったかな。(お好きな方はごめんなさい、あくまで個人的感想です)

なんだろう、1920年のパリの世界観やアーティストたちの再現はとてもよくできていておもしろかったのですが、肝心のストーリーが…、特に惹きつけられることもなく、大きな事件が起きるわけでもなく。

主人公が婚約者に対して不誠実すぎて悲しかったです。そういうのがあると感情移入できないし、コメディシーンでも笑えない。

開始45分あたりで「まだあと半分あるのか…」と思ってがんばって観ていました。もうこのあたりでやめておけばよかったのかもしれない。


いや、そもそもオープニングのシーンからしてめちゃくちゃ退屈してたんですよね。オシャレなジャズのBGMをバックに、パリの観光名所やみどころがただただ流れるだけ。パリのガイドブックというか、PVですね。

この冒頭3分の時点でもう、観るのをやめればよかったのかもしれない。

監督が「このオープニングで観客は楽しんでくれるはずだ」と思っていたのか、「まあつかみはこんな感じでいいだろ」と観客が退屈しようが知ったこっちゃなかったのか。

どちらにせよ、この時点で「合わない」ということに気づけていたら、95分もずるずると映画を観ずに済んだのかもしれない。「いや、もしかしたらおもしろくなるかも…!」と思って最後まで観てみましたが、ダメでした。


その昔、おすぎとピーコのおすぎさんが「その映画がおもしろいかどうかは冒頭の15分でわかる」とおっしゃっているのを見たことがあります。

おすぎさんはたくさん映画を観ないといけないし、忙しいからそういう視点を持っているのかもしれないですけどね。でも、結構それって当たってる気がします。15分観てて面白くならない映画はもう、最後までおもしろくならない。

スロースターターな展開もあるんでしょうけど、ストーリーが淡々としていても、画面の見せ方や演技で惹きつけられることもあるので、そういう意味でも、最初の15分でなにも観客の心を惹きつける要素のない映画は、やっぱり申し訳ないけどおもしろくならない…。


少し話が逸れますが、漫画「インベスターZ」で「おもしろくない映画を新入部員に見せたとき、上映何分で映画館から出てくるか」というテストが出てきました。

株がテーマの漫画なのですが、その映画館から出てくる時間が早ければ早いほど「損切り」の能力があるとか、確かそんな内容でした。

「お金を払ってるんだから、元を取ってやる!」という発想がすでに損をしている。お金だけでなく、時間も無駄にすることになりますからね。

どんな映画も最後まで観てしまう私には、おそらく株は向いてないし、映画コメンテーターさんのようにたくさんの映画を観ることはできないでしょう。

うーん、でもさすがに、半分観ておもしろくないと感じたときは途中でやめられるようになりたいです。

というお話でした!
ではでは、今日もよき日となりますように〜☆彡

心を込めて書いた文章に価値を感じていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。なにか自己研鑽や創作の糧になることに、大切に使わせていただきますね。