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【ダイビングのライセンス講習で感じたこと】~やってみようかなと考えてるあなたを海の世界へ~


静岡県川奈でのエントリー

2024年7月21日。筆者は川奈で最後のダイビング講習を終え、そこで感じたほやほやの感情をここに書き残し、これから挑戦する・または興味を持ってる人の背中を押したいと思ってます。
このnoteの目的は、「筆者のダイバー仲間を増やすこと」、その一言に尽き、なんとも身勝手なものとなっています。
読めばわかると思いますが、浅はかで読みづらく、陳腐な言葉の羅列しか続きません。
ですが、ダイビング/海の生物(ウミガメがメイン)との出逢い、そしてその感動を、たった4本のダイビングをした23歳のペーペー筆者が我が物顔で記します。どうぞ、お楽しみください。(そしてできればダイバー仲間になってください、切実)

ダイビングは没頭できる!(生きることに必死で仕事なんて考えてる余裕はない)

日々の会社、学校、家事、子育て。みなさん、そしてこれを読んでるあなたは本当にお疲れ様です。
何か一つ終わっても、また次があり、そしてそれが増えたりして、毎日力戦奮闘を繰り広げてることだと思います。筆者は日々脳内を「あれやらなきゃ」に支配されていて、さすがに土日休日には「あれやらなきゃ」としっかりと距離を取ってリラックスしたい!と常に思っていて、その方策を考え続ける社会人二年目です。同じような状況にいる人もいることかと思います。
そんな中で始めたダイビング。
海に潜っている時間は、Excelのエの字も、Outlookのアの字も、Teamsのチの字も一瞬も脳内にちらつくことはありませんでした。エといえば「エントリー(海に入ること)」、アといえば「圧平衡(いわゆる耳抜き)」、チといえば「ちんちん揚げ(伊豆のB級グルメ)」とすっかりダイビング一色に埋めつくされます。

ダイビングは、海という特殊環境の中で、生きるために呼吸をし続けること、パニックにならないように意識的に落ち着くこと、身体を破壊しないように圧平衡すること、常にインストラクターとバディを見ること、会話ができない中でサインを使い自分の意志を表示すること、浮力を調節し(これがまたコツが必要で、一緒に行った友人を海中ですぐに見失っては、海面を見たらいつも筆者の上にいました)バランスを保つこと、これら全てを行いつつバディに気を遣い、見たことない海の生物を目にします。そこに仕事が入るスキはまずありません。なんてたって、面白さ楽しさの前に自分とバディの命がかかってます。自分の安全はバディの安全であり、バディの安全は自分の安全でもあります。
ダイビングは自分とバディの命を何よりも優先し、リスクがある中で生きることに対して真剣になる必要があります。そしてそこにこそ、没頭できる理由があると筆者は感じています。生きることよりも優先して「あれやらなきゃ」と思うことは、ないでしょうから。この安全とリスクに関してはライセンス講習でしっかりと学びます。
さぁ、あなたも必然的にすべての物事を横に置き、「生きることに真剣になれる」没頭できるダイビングを始めて、筆者のダイバー仲間になりませんか?

あなたには人生で"バディ"と呼べる仲間がいますか?

ダイビングでは、バディと呼ばれるパートナーと一緒に互いに助け合って安全に潜るシステムがあります。筆者は、ダイビングはバディで始まりバディで終わるものだと感じました。そのシステムには、短時間ながらも人と人を強く結びつける要素が(ダイビングだけに)潜んでいると強く感じました。その要素をバディがいることの安心感、互いに同じ責任を負うこと、分かち合える楽しさと考え、それぞれ述べてみます。

バディがいることの安心感

ダイビングの機材は、バディがいる前提で緊急時にはお互いが助け合う、助け合いやすいように設計されています。例えば以下のようなものがあります。

  • 酸素マスク(通称:レギュレーター、酸素を吸うところ)が一人に対し、二つ付いている → バディがエア切れになった際にあげる用

  • 重りの付け方が決まっている → 緊急時にすぐに着脱できるように共通のつけ方にしておく

自分の酸素がなくなってもバディが酸素をくれる、どんなときでもバディがそばにいてくれるという安心感は、海という特殊環境の中では本当に代えがたいものになると思います。また出発前の機材チェックでは、一般的に「Bigin With Review And Friend」というフレーズで行っていきます。BはBCD(背負うカバンみたいなやつ)、WithはWeight(ウェイト)、Review(リリース類)、And(エア)、Friendはファイナルチェックという流れで、安全を確認し合います。フレーズでもある通りバディで始まるものだとされています。あなたもそこで一緒にちゃんと安全を確認し合ったバディが海の中では、(普段はしょうもなくてどうしようもない友人でも、悔しながらも)本当に頼もしく見えることでしょう。人に対して安心感を覚えることは、母や恋人、親友、どれもある程度長い期間での付き合いが必要になるかと思います。しかしダイビングでは短期間でもそうした感情になる、なってしまうというアクティビティだと感じました。

責任を負い合う

上記にもある通り、エントリー前の機材チェックでは、バディと向き合い、正常に動くかどうか、自分のだけではなくバディの機材もチェックします。また機材だけでなく、環境/状況に適したダイビングプランの計画や海中での残圧を確認し合います。そこでは、自分の正しい理解とチェックがバディを生かす行為に繋がり、お互いがお互いの安全を確認し合う責任というものを強く感じることでしょう。無事に帰ってくる=責任を果たすことであり、それは自分だけではなくバディも同じものを背負います。そうした責任のもとで海の生物との出逢いを楽しみ、ダイビングから帰ってきたときには少しだけほっとした気持ちになります。「安全に楽しむ」というただ一つの目標のもと、お互いに責任を全うすることは、もはや青春です。戻りたいなぁと懐かしむあの時の部活動です。同期と悩みながらもがいた新卒一年目です。(それ以降の青春はまだまだこれから。)さぁ、あなたの人生に、青春を一つ加えましょう。

分かち合える楽しさ

海から上がった後、「透明で綺麗だったね!」「あの細長いカマスって魚、見た?!」「ウミガメになりたいなぁ」「なんだかサンゴを守りたい。気候変動を食い止めなきゃ。」など、自分で見たもの、感じたこと、そのすべての感動を、話せる、分かち合える、共有できる一番の相手はバディです。やっぱり最後はここにたどり着きます。海から上がってからでも、その感動の余韻を一緒に浸れるバディがいれば、ダイビングは何倍も何千倍も楽しいはずです!!!そうした時間をともに過ごしたバディは、大学のよっ友程度ではなく、もはやあなたの長年付き合いのある地元の友達くらいに親密になること間違いないです。しかも年齢問わず、です。ダイビング出会った人は、みんなダイビングが本当に好きな人でした。みんな熱量がすごい。これがまたダイビングの良いところ。
筆者もそういったバディを増やしていきたいです。さぁ一緒にダイビング始めて親友になりましょう!

優雅で誰よりも自由なウミガメの泳ぎを見てほしい

実際に自分の目で是非見ていただきたい

優雅で誰よりも自由なウミガメの泳ぎをあなたは水中の近くでみたことがありますか。ハワイでは海の守り神とされるウミガメ。海の中で遭遇できることはラッキーなことで、多くのダイバーがウミガメに魅了されるそうです。
筆者がダイビング講習を受けた川奈ではウミガメが住み着いてることから、遭遇率が高く、嬉しいことに目にすることができました。(川奈にしたのもウミガメが一番の要因です。)大海原の中で、ゆっくりと大きく、そして自由を感じるウミガメの泳ぎを見ると、その姿に虜になってしまうとともに心が癒されるような感覚と落ち着いた静かな興奮を覚えました。おそらく火の揺らぎが人の心を落ち着かせるのと同様に、ウミガメの姿にも同じ効果があるんじゃないかと思います。それでいて、(絶滅危惧種だからなのか、存在感なのか)どこか儚さを感じさせてくるウミガメ。嗚呼、守りたい。守ってあげたい。ウミガメって、卵を産んだうち、成体になれるのは1/5000だそうですって。成体になれたウミガメは、数々の試練を乗り越えてきたんだと想像します。あゝ守りたい。昔話だと、いじめられたり、ノロマなやつで登場しますが、彼らも頑張ってます。頑張って生き抜いて大人になったんだと思います。「自分も頑張らなきゃ。」と感じた筆者の脳みそを、筆者自身も可愛く思えます。

あなたはまだ地球の3割(陸上)しか遊べてない

最終的に、筆者をダイビングに駆り立てたのはこの標題の言葉。いきなり脳筋のような、人からこれを言われながら誘われたら少し怪しく感じてしまう言葉ですが、まさにこの通り。人生一回切り、できる限り自分自身の心を感動させまくって、最後まで生を全うしたいです。今までの旅行でたくさんの人、綺麗な場所、美味しい食べものに出会ってきたはず。ですが、それを(スケールがデカすぎますが)地球規模で考えた場合、それはたったの3割なのです。(それが悪いとは全く思ってません!)地球を覆う残りの部分は、海です。そして海には「どーゆー進化を経たらそうなる?!」と思わせる見たことない数々の生物、綺麗な珊瑚棚や沈船を見れるダイビングスポット、しょっぱすぎる海水が(海ですが)山ほどあります。ライセンスを取ったら残りの7割も全て楽しめるかと言われれば、さすがにそれは無理です。(深海に行けば一瞬でぺちゃんこ(^^))
ですが、一生のうち、趣味、仲間、感動が増えることは、言うまでもないでしょう!

筆者はこれから海外旅行にダイビングという旅程を組み込めることがたのしみです。日本だけでなく、海外でも楽しみが広がります。筆者はメキシコ国カンクンの海中美術館を今狙ってます。

長々と失礼しました。
以上が【ダイビングのライセンス講習で感じたこと】になります。
まだ見たことない海の世界へ。
なりふり構わず、飛び込んじゃいましょう。
まだ健康で、身体が動く、今その時に。
(ちなみに足で泳ぐことが困難な人でもプロペラの機械を持ってダイビングできるそうです。)

熱くなれ、My friends!!!

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