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「ダイバージェント」セルフライナーノーツ 〜風の絵の具編〜

M5 風の絵の具

この曲は静岡でユニバーサル農業を提唱し、活動している会社「干しいもと風」様からのオファーで作った曲です。
人様に提供する楽曲ということで、普段考えないような部分にも気を配り、とても勉強になりました。
イメージとして「はっぴいえんど 」との事でしたので、そのように作ったのですがいかがでしょうか?

EPに収録するにあたって、キーを1音上げて歌を歌い直しています。
制作途中、ウサギバニーボーイduoさんの影響で、ライブにてBOSSのルーパー、RC-202を使うようになりました。
その流れでギターのループフレーズをいろいろと重ねるアレンジにアップデートされております。
ギターの音色は全編DAW Cassetteというカセットテープシミュレーターでノスタルジーを注入しました。
プレイヤーのモーターや読み取りヘッドの劣化が再現できるのですが、これによって音程を僅かに揺らしています。

イントロのパーカッシブな音はウイスキーの空き瓶。
風が唸るような効果音はKORG monotron delayのフィードバックノイズです。

間奏のギターソロは苦手なスライドギターにチャレンジしております。
練習を頑張りました。
結局ダブルにしてお茶を濁しておりますが。

歌詞は干しいもと風様のイメージをちゃんと反映できることに重きを置きました。
具体的な"干しいも"の歌ではなく、イメージを抽象化してしてよいとの事だったので、人間の営みがいろんな人にゆっくりと受け継がれていく様を自分なりの言葉で再構築。
幸いにも僅かなワードの微調整のみでOKしていただけました。

タイトルの「風の絵の具」という比喩は我ながら素敵だなーと自画自賛していたのですが、後にディズニーに同名の曲(洋題は"Colors of the Wind")があることを知って少しショックでした。
しかしディズニーの作家さんと同じレベルの表現ということであれば喜ぶべきことなのでしょうか?

優しく、穏やか。
心地よく。
ゆったりまったり鼻歌のように。

素朴なアコースティックギターの弾き語りをそのままスケールアップしたような良い雰囲気に仕上がったと思います。
干しいもと風様にも気に入って頂けたようでなによりでございます。

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ではでは。

オケラ2号

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