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思考の備忘録_211103福岡CL

はじめまして。OKDです。
この度福岡CLに参加してきました。
ポケカを始めてから約半年でCLに参加、しかも初の大会参加でというのはとても貴重な経験となりました。この経験を一過性にせず、次に活かしたい思いで飛行機の待ち時間に書いておこうと思いました。

1.環境把握

前回の10月3日に行われた京都CLから約1ヵ月後となるこの大会を見据える上で世間の流行や新エキスパンションを把握して読み取ることが勝利には必要不可欠です。その上で、この1ヶ月では以下の2点が大きく挙げられます。

①クワガノンインテレオンの出現

京都CLで大躍進した非Vのポケモンのみで構成されたデッキです。このクワガノンの「エレキブラスター」が非常に強力でベンチのゲノセクトVやデデンネGXを刈り取ることができ、さらにデンジムシの特性「バッテリー」によって毎ターン打つことができます。

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https://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/39995/regu/XY

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https://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/36162/regu/all

このデッキの詳細は省きますが、京都CL以降はこのデッキが各地のシティリーグでも結果を残しており、環境の一角として定着しました。そのため今回の福岡CLにおいても決して無視できないデッキタイプでした。特にミュウVMaxを中心に据えたフュージョンデッキはVポケモンが軒並みエレキブラスター圏内となるため、不利対面であり構築やプレイに大きな影響を与えました。

②25th Anniversary collectionの発売

このパックでは新カードは多くはなかったものの、それでもミュウやザシアンVのような強力な特性を持つポケモンが登場しました。

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これらのカードはともにデッキの安定性を向上させるものの、制約もあることから何かしらの工夫が必要です。そのため大きく環境には影響はないものの、各デッキの強化が期待されました。

2.メタゲームの巡り
クワガノンが各地で流行したのを受けて、メタゲームに変化が起きていきます。

①ミュウVMaxの減少
クワガノンが流行してしまうと上記したように不利対面が多く発生するため、シェアが減少したと思われます。

②三神系の増加
対非V筆頭として挙げられるデッキタイプ。オルタージェネシスGXによるサイドゲームの高速化に加えて、クワガノンが倒せない高いHPのポケモンで占められているため有利対面と言えます。

③悪タイプデッキの減少
京都CLでは対ミュウVMaX筆頭とされシェアも多かったゲンガーVMaXデッキも有利対面の減少により同様に減少しました。

④連撃ウーラオスデッキの増加
不利対面であるミュウVMaXの減少に加えてクワガノンに対して有利を取りやすいため、増加したと思われます。

このような環境の変化は週ごとに(シティリーグの開催の度に)起こったため、週末のシティリーグの結果は常に注視していました。

特に注目したのは福岡CLの前哨戦ともいえる「カードラッシュCS」でした。この大会は有名プレイヤーが数多く出場しているかつ福岡CL直前ということもあり非常に信頼できるデータだと思われました。またこの大会前後でのメタゲームは新たな兆候が見れていました。

①クワガノンの減少
三神の流行を受けてシェアは以前よりも落ち着きを見せておりました。またプレイヤーもデッキタイプの認知からプレイが研究されており、以前ほどの勝率が望めなくなったことも考えられます。

②こくばバトレックスの台頭
悪タイプデッキの減少、および環境での「頂への雪道」減少から以前のような妨害をもらわなくなった追い風を受け、PJCSで活躍したこくばが再び帰ってきました。従来のポテンシャルは変わらず、さらに「ミュウツー&ミュウGX」や「オーロット&ヨノワールGX」を搭載することで苦手な悪対面でも戦うことができる柔軟性や、「マリィ」や「リセットスタンプ」と「ナイトウォッチャー」によるハンデスコンボが非常に強力で、詰めや返しにも強くなっており、非常に強力なデッキへと進化を遂げました。

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https://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/39468/regu/XY

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https://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/37256/regu/XY

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https://www.pokemon-card.com/card-search/details.php/card/37257/regu/XY




3.使用デッキ選択


以上のことを踏まえ、環境を以下のように考察しました。あくまでシェア率ですが。

Tier1 : 三神、はくば、ミュウ、こくば
Tier2 : 連撃ウーラオス、クワガノン、連撃テンタクル、ゲンガー、リーフィア


この中において自分と環境に適したデッキは何か、を詰めていきます。
CLは予選9回戦で1試合25分という、かなりタイトなスケジュールで進行します。加えて自身はまだ初めて半年もしない、ルールすら怪しいかつ大会初参加。ここから導き出されるのは


①爆発力よりも安定性

9回戦+決勝トーナメント4回戦では運はある程度収束し、確率に近づいていくと考えられます。そのため、特定の組み合わせが多いのはリスクがあると判断しました。そのため、複数のエネルギー色を用いるデッキはエネルギー事故が付き纏うために採用を見送りました。

②明確なゴールがあるデッキ(選択肢が多くないデッキ)を選ぶ


初めての大会かつ、見知らぬ土地、さらには単独で参加。緊張しないわけがありません。更には始めて半年程度ではそもそも正解を常に選び続けるのは困難です。そこで明確なゴールが決まっていない、または選択肢が多すぎるデッキは時間をいたずらに消費しかねないため、採用を見送りました。

以上を踏まえ、こくばバトレックスを握ることに決めました。またずっと使っていたのでやりやすいと感じたのも理由のひとつです。

レシピは以下のようになります。一般的なこくばMMマホイップなのですが一応。

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このデッキでは回しやすさを意識しました。通信を多めに採用し、序盤の事故を極力さけるようにしました。またデッキを回す上で障壁となる雪道への対策として「混沌のうねり」やマーシャドーの「リセットホール」を採用してます。マーシャドーは2枚目を入れるか迷いましたが、一枚を「ふつうのつりざお」にすることで不測の事態に対処できるかなと考えました。またこのデッキでは序盤に切りたくないカードがあることが度々起こるため、クロバットVの「ナイトアセット」も採用しています。ゲンミミは2枚にしておくことで、後手でのホラーハウスを決めやすくしたかったです。マホイップは必ず使うわけではないこと、また使っても最後の一撃になることが多いため1-1にしてます。

4.対戦レポート

1回戦:モココレックウザ 先 6-0○
1ターン目から強く展開すると相手は事故っていたらしく雪道とベンチのみで帰ってくる。返しにリセットホールで剥がしながらホラーハウスGXを決め、技を打たせず終始リードをキープして勝ち。

2回戦:ゲンガージュラルドン 先 3-6●
互いに2.3回マリガンスタート。悪の塔とヘルガーを崩すことができず、マリィに期待するも動かれ負け。完敗でした。

3回戦:三神ファイヤー 後 5-6●
相手の初動がふとう+三神に水エネのじょうじょいな立ち上がり。しかし返しにマリィ+ミュウでコピーしたホラーハウスでリズムをとり、ミュウでナイトウォッチャーをコピーしてハンデスするもオルタージェネシスがきまる。しかし手札が少なく、アタッカーとなりうるザシアンをとるも返しにトップデデンネからうごかれ、穴抜けでひきづり出されたこくばに三神のアルティメットレイがきまる。しかもベンチにはファイヤー。こくばをさげ、ナイトウォッチャーでハンデスしながら三神をとる。しかしあいての少ないハンドからボスでこくばを取られ、かえしに打点160が出せず、相手の手札をリセットスタンプで減らし、ときわの森を引きにいくも引けずに負け。エネルギーがなかなか繋がらず悔しかった。

4回戦:白馬スイクンインテレオン 先 6-3○
先2ホラーハウスGXを決めるも、パスもらった返しにスイクンをギリギリ倒せず逆にダイランスでで取られる。返しにスタンプ+ボス+ナイトウォッチャーでメッソンをとりつつハンデスすると止まる。ナイトウォッチャーでハンデス決め続けて勝ち。

5回戦:白馬スイクン三神インテレオン 後 6-0○
順当な相手の立ち上がりにこちらマリィ打って返すと相手が止まる。その間に回してホラーハウスをきめ、終始テンポとって勝ち。

6回戦:連撃ウーラオスインテレオン 後 6-0○
相手が悩みながらつけたメッソンへの連撃エネルギーをホラーハウスきめ、かえしのどんどんよぶののちポルターガイストでとると相手が完全にとまる。その間に盤面作ってビートして勝ち。

7回戦:白馬スイクンインテレオン 先 2-6●
相手2回マリガンののちスイクン。こちらこくば2体、エネをベンチのゲンミミにつけるとあなぬけ。そこでゲンミミを出してしまいメロンとてばりでロンドを喰らう。ホラーハウスを決めるも返しに取られ、こくばでかえしにスイクン取れず再びロンドをくらい、変えてとるもボスで負け。反省として先で無理矢理ホラーハウスを狙いに行ったのが失敗。ダイランスで落ちやすいゲンミミはリスキーだし、こくばをいち早く回す方が強かったはず。さらに返ですいくんを取れないのもかなり弱かった。オーロットなどで受ける方がかなり強かったはず。

結果4-3でした。あと一勝でビクティニだったので非常に悔しい結果でしたが、同時に自信もついたのでこれからも精進していきます。



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