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いま書かずして

心の中に薄く靄がかかっているようで、その薄暗さとジメジメとした不快感を手で払うようにいまこうして言葉を打っている。

ノートパソコンを開くのがこの時間は億劫で、かといって何も書かずにタオルケットを被るのも心地良くなくて、仕方なくスマホを両手で掴みながら、右手の親指が僕の代わりに呟いてくれている。

こうして文章を書くのはいつぶりだろう。

しばらく書けなくなっていた。心と気持ちが崩れてしまって、書く元気なぞまるでなかった。何かを書くにしても、過去の嫌悪感が邪魔をして感情や心情の色味がどんどんと澱んだものになってしまう時期があった。
それから離れることでその澱みは無くなったものの、今度は環境の変化もあり時間が無くなった。

たくさんのことを感じながらも、それを表す時間も余裕もなく、気付いたら結構な時が経過していた。

いまこうして、何かを出すことが出来るようになったのは、何かしらの余裕と活力が自分の中に芽吹いたからなのかもしれない。


さて。
今日言いたかったのはなんだっけ。
あまり遅くなって寝不足になるのも嫌だから,言いたいことだけ言おうと思う。

君はどう生きたいか。
どんな人間でありたいか。
どんな信条を持っていたいか。

自分に向けてそんな質問をした時に、語れる人がこの世の中にどれだけいるのだろう。

自分自身、何かに紛れ騙されることなく、自らを語れる人でありたい。その想いが、今のこの行動に、文章を生むことに繋がった気がしている。

今日はここまで。
やはり右の親指一本で文字を打つのは疲れる。そして、心や言葉は打つものでは無いなと思い知った。

ピアノを奏でるように、次は心情を文字として言葉として表そう。

いただいたサポートは取材や今後の作品のために使いたいと思います。あと、フラペチーノが飲みたいです。