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デザイナーズノート:イグゾースト
ゲームマーケット2022春に発表した「イグゾースト」についてご紹介いたします。
![](https://assets.st-note.com/img/1683252398719-tYfYMDdK9B.png?width=800)
・脱落者を決める、短期決戦型魔法耐久カードゲーム
まずはゲームの基本的なスペックは以下の通りです。
■プレイ人数:1~5人
■時間:15~30分
■年齢:8歳以上
■通常価格:1800円+税
■イベント特別価格:1700円
・こんな方にオススメ
どのカードを出せばいいか、場に図示されているので用語などを覚える必要もありません。
また、負けても、1ゲームが短いのですぐ次のゲームへと気持ちも切り替えられますので、ゲームにまだ慣れていない人にもオススメです。
ゲームとしては駆け引きやハンドマネジメントの要素がとても多く、負けないために工夫をこらさなければならないので、ゲームに慣れている方にもご好評いただいています。
ゲーム会のちょっとしたスキマ時間の"フィラー(空き時間埋め)"としても楽しんでいただけると思います。
また、カードゲームとしてはちょっと珍しいソロプレイルールを同梱しており、1人でも楽しめます。ちょっとした暇つぶしにも、多人数プレイの練習も、過去の自分の記録を超える挑戦も、好きな時に楽しめます。
・作品の世界観
プレイヤーたちは魔術学校の生徒となり、卒業試験に挑むところです。魔力が尽きるまで魔法を唱え続け、先に魔力が尽きた者が落第となります!
……という世界観に落ち着きましたが、当初スートと数字だけのカードゲームでしたので、どのような世界観にするか迷いました。
魔法モチーフにしてわかりやすくオーソドックスな属性にすることで、魔力が枯渇するまで呪文を唱え続ける雰囲気が出ればいいなと決定しました。
・コンポーネント
スペルカード・・・64枚
(カードサイズ 100枚とも 87㎜ x 56㎜)
時間魔法カード・・・16枚
コンボカード・・・13枚
枯渇カード・・・6枚
NPCカード・・・1枚説明書・・・1枚
・敗者決定型になった経緯
開発コードは「サバイバルポーカー」でした。
その名の通り、ポーカーの役を出して行って生き残るゲームです。
敗者決定型のゲームというのは苦手な人が多いのも分かっていますし、私たちの作品としても珍しいです。
ただ、ポーカーのようなゲームは手札の運でほぼ勝ちが決まってしまうので、そこを手札のやりくりでプレイヤーが頑張れるゲームにしたかったのです。プレイで挽回できるようにすると、敗者を決定する形のゲームになりました。手札がいきなり強かった人はその回では問答無用に勝ちに回ってもらうのです。
その分、1ゲームが短いゲームとして、次、次、と遊んでもらうことで負けのストレスを減らしてプレイングで爽快感を感じてもらうようにしました。
・ルール変遷
この「イグゾースト」は、作った時点でいけるという手応えがあり、最初のテストプレイで面白いと言ってもらったので、難航していません。
同じようにすんなりできた次作「コンコード」のデザイナーズノートでも書きましたが、最初のテストプレイでいきなりうまく回るゲームは自分的によいゲームになることが多いです。
ただ、テストプレイで調整は重ねています。
最初はシングルなどにカードの数字が最大になったらまた1につなげてよいルールがあったのですが、簡単すぎて消しました。
また、ペアでカードを出す人がほとんどいなかったので、1枚ドローのボーナスをつけました。ペアという出しやすい役でも、手札枚数の減少に対してボーナスなしではバランスが悪かったようです。
また、カードゲームでは少し珍しいソロルールの存在です。
テストプレイで友人を集めると、だいたい3人以上集まってしまう(ありがたいことです)ので2人用のテストプレイをする環境が整えられず、ひとりで回してプレイ感をみようとソロプレイを考えたらいけそうだったので、そのままソロルールを整えました。
ソロプレイの存在で、購入を考えてくれる人が少しでもいてくれたら私としても嬉しいです。
・紹介マンガ&ルール
作品のイメージが出来るだけ伝わるように、作品の入稿が終わった後に、本編のイラスト製作者でもあるにゃもがチラシやwebに載せるための紹介マンガをいつも作成しています。
カードやパッケージにキャラクターが出てこないために世界観を伝えるために魔法使いのキャラクターをマンガに登場させ、役を作ること、ゲームのミソとなる時間魔法カードやエニーの役について、そして敗者決定であることを伝えれば良いのではないかと下記の形式となりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1683253136812-YIu1E4Mu4C.png)
・インスト動画
この「イグゾースト」はルール自体とても簡単なのですが、説明書にはどうしても細かい記述も必要なので、わかりやすい入り口があった方がいいな、とインスト動画を作成しました。
実際にこの動画の説明で充分に遊べるので、チラシにQRコードを載せて事前に説明書を読み込まなくてもゲーム直前にみんなでこれを見ればOK、という気軽な導入を目指してみました。
説明書を読むのが苦手な方にもプレイしていただけるきっかけになると嬉しいです。
VOICEVOXという無料ながら商用利用可能な読み上げソフトを使用し、テストプレイ用のカードなので商品のものとは材質等異なりますが、それを使って手元を撮った動画を組み合わせた簡単なものですが、まずは気軽に作ってみようと作成しました。
クオリティなどを求めると全くお話にもならないレベルかもしれませんが、まず作ってみると意外とすぐ、1日で作れたので、やってみるものだと思いました。
・ご紹介ありがとうございます!
色々な方にご紹介いただきました。
The Game Galleryの管理人であるHAL99さんが『イグゾースト』のレビュー動画をアップしてくださいました。
そして本当に多くの方がプレイしてTwitterにアップしてくださいました。
とてもとても多くの方にご紹介していただいていましたので、載せきれず申し訳ないです。
「イグゾースト」を。噂通り出来が良過ぎ!ベースはトランプの大富豪だけど、手札が無くなったりカードを出せないと負け。カードを出せる条件が段々と厳しくなるので辛いんだけど、それが超面白い。黙っちゃう系だが遊びやすくてゲーム会の定番になりそう。OKAZUブランドの凄さここにあり。傑作。 pic.twitter.com/Ax0pfKrCBb
— 阿曽山大噴火 (@asozan_daifunka) April 24, 2022
はてなブログに投稿しました #はてなブログ
— ひげダイス (@higedice) November 30, 2022
OKAZU brand によるインディーズ・ボードゲーム(カードゲーム)。2022年作品。敗者を一人だけ決める珍しいゲームです。
イグゾースト/Exhaust (ソロプレイ) - お髭処bloghttps://t.co/OwX41Lorxf
OKAZUさんの『イグゾースト』
— さとーとしき (@toshikis227) April 15, 2022
終始「つらいつらい」と愚痴ばかり呟いてる面白い洗面器ゲーム。
ソロプレイのルールも用意されてるところが、さすがです。 pic.twitter.com/wT7og3z7aF
イグゾースト
— ウサギク (@usagiku49) March 26, 2022
OKAZU brand春ゲムマの新作
リゴレで試供品を遊ばせてもらった!
脱落しないようにルールに沿って手札を出していく
ただそれだけなんだけどめちゃくちゃおもしろい
駆け引きやハンドマネジメントの面白さが詰まってる
値段も安いしめっちゃおすすめ
マストバイですわ pic.twitter.com/PPxQgFYBGZ
イグゾースト
— うるおいちゃん@ボドゲ動画 投稿 (@uruoi_chan) March 27, 2022
手札を場に出していき、出せなくなったら脱落。
出す場には組み合わせの指定があり、さらに前に出された物より数字や枚数を増やさないといけない。
とにかく生き残りを目指すか相手を脱落させるか、どのように出していくかが悩ましく楽しい🤔
OKAZU brand #ゲームマーケット2022春 新作 pic.twitter.com/aFG1ZJWprn
@okazu_900jaku イグゾースト。手持ちカードがライフ。4色1〜15をせり上がり&単体or数枚セットで順番に出し最初に手札無くなったら負け。そうなると15を出してイヂワルしたいじゃないですか!でもみんな3カード等でワンパスがゲットできたりするんで悔しさ爆発負け。なんで、おかわりしちゃいましたw pic.twitter.com/Tvip3JtnPh
— たきざわまさかず@こぐま工房 キ17 (@catharsystem) April 4, 2022
昨日やったゲムマ春の新作①
— Dachs(だっくす) (@Dachs_boardgame) April 18, 2022
「イグゾースト」
OKAZU林さんの小箱
ルールは簡単でカードを出すだけ。ただ出せる選択肢がどんどん減っていく。1人の負けを決めるだけっていうつくりが先手後手の有利不利に良い影響を与えているのはさすが。
綺麗にできすぎてて何もいうことないよ
OKAZUさん日経新聞掲載凄い!
— げれけれ@ボドゲレ (@gerekere_bodoge) May 17, 2022
新作のイグゾーストも凄い!!
出せるタイミングで出したいけど、出し切るとカードが出せなくなって負けちゃうかも…の駆け引きがなかなか難しい!#boadgames #ボードゲーム https://t.co/JuBev3uUn0 pic.twitter.com/hxkDnCdI4g
イグゾーストはかなりおもしろいですね。今回のゲームマーケットでのお気に入りです。いずれの人数でもプレイしましたが、個人的には3人プレイのルールが一番楽しめると感じました。4〜5人プレイでも3人プレイ用のカードを使いたい。
— 上杉真人|ボードゲームデザイナー (@dbs_curry) April 29, 2022
・通販、ショップ様、イベント等でどうぞ!
OKAZU brandのboothページでも入手できますし、ボドゲーマ・イエローサブマリン各店舗、リゴレさん、バネストさんなどの各ゲームショップ様でも通販取り扱いしていただいております。
またゲームマーケットなどイベント出展の際はまだまだ既作として販売しておりますので、ブースまでぜひお越しください!
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