見出し画像

デザイナーズノート:グミトリック

ゲームマーケット2023秋に新作として出展予定の「グミトリック」について、製作者視点でご紹介いたします。

(ゲーム自体のご紹介はこちらのnoteでおこなっています、ぜひこちらもご覧ください!)


新たな味付けで新食感のトリックテイキング『グミトリック』

新たな味付けで新食感のトリックテイキング

まずはゲームの基本的なスペックは以下の通りです。
■プレイ人数:2~5人
■時間:15分
■年齢:8歳以上
■通常価格:1800円+税
■イベント特別価格:1700円

こんな方にオススメ

トリックテイキング好きの方にも、トリックテイキングってなに?という初心者の方にも楽しんでいただける、いろんなところに常に持ち歩ける小箱ゲームとしてピッタリです。
ちょっとした空き時間に、ゲーム会での重量ゲームの間のフィラーとして、家族でのコミュニケーションに、さまざまに気軽に遊んでいただければと思います。

簡単なトリックテイキングを作りたくて

今回すこし久しぶりのトリックテイキングを制作することにしたのは、最近自分が遊んでいる中で、難しい得点方法などトリックテイキングが複雑化しているような気がしたからです。
そういうトリックテイキングも好きですが、もう少し簡単なものも作ってみたいなあ、と思いました。

トリックテイキングは基本的に勝者が1トリックに1人しかいないので、点数の幅が狭い傾向があります。その幅を広げるために、1トリックの中でも勝者が複数人いたらどうなるか、というので色ごとにトリックの勝者を決める方式にしました。

ここで判定を色ごとにしたことで、初期手札によって「この色をたくさん持っていると勝ちやすい」というような有利不利が出てきてしまいました。
そこで、簡単な解決方法として、このゲームのもう一つのポイントである「伏せ札」を導入してみました。
プレイヤー自身もわからない裏向きの札を使えるというものです。

この「伏せ札」を導入したテストプレイ1回目で思いのほかうまく回り、テストプレイをしてくれた友人たちにもとても受けました。
そのまま採用とし、それ以降は点数配分以外ほとんどいじらず完成となりました。

テーマの決定

完成したと言っても、テストプレイの段階では白い紙に数字と記号が書いてあるだけです。
完成させるために、グラフィック担当のにゃもと相談して、まずテーマを決めました。
ほぼノンテーマでもよいと思っていましたが、親しみやすいカードにするためにスートごとに種類が変えられるものをなにか、と「パン」「おかし」「きのこ」「カレー」など色々挙げていって、なんとなく「グミ」にすることにしました。

イラスト相談時の候補はこのような感じでした

このように「どんなタッチにする?」と候補を見せてもらいながら相談をして、一番左で進めることになりました。
そこからはグラフィックは完全にお任せして、描き上がったカードでテストプレイをして視認上の問題がないかチェックして完成となります。

紹介画像

いつもゲームに紹介マンガをつけていますが、グミトリックはとても簡単で「色ごとの勝負」「伏せ札」があるトリックテイキングである、だけでゲームが好きな人には説明の終わってしまうゲームです。
そのためにそれだけを強調した画像を作って紹介の際に使用しています。

インスト動画

ほぼ説明書のまま、読み上げソフトで音声を作成して、画像素材と手元撮りを組み合わせたものではありますが、準備とルール説明の動画も作成しました。
チラシやゲームを紹介するnote、ブログなどにもQRコードやリンクを貼ってできるだけ買ってすぐ遊べるようにする試みをしました。

ゲームマーケット2023秋でお会いしましょう!

こちらの「グミトリック」を含めて、さまざまな作品をとりそろえて、ゲームマーケット2023秋はブース番号:ト10で出展いたします。
当日会場でお会いするのを楽しみにしております!

取り置き予約も受け付けております!

また、フォアシュピール2023秋でも試遊できますのでどうぞ遊びにきてくださいね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?