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小3秋からのチームセレクション⑦

■2次セレクションと現実と

 2次セレクションに向けて頑張ろう、と親子で盛り上がっておりました。そうして臨んだ2次セレクション。止める蹴るのパス錬は良いとして、次々とコーンドリブルをさせていたのが印象的で、結構なスピードでボールを扱い、コーンを通過していかないといけないので、普段からボールの扱いに慣れていないとボロが出るな、という印象でした。
 息子は比較的こういうドリブルは得手にしていたので、あまり困った様子はありませんでしたが、1次で上手くいっていた30m走で2回目に残れず、暗雲を感じ始めていました。

■1対1

正方形の頂点にマーカーを置き、オフェンスとディフェンスが1人ずつ対角線にいてスタート。

①ディフェンスがオフェンスの選手にパスを出し、オフェンスに向かって走る。
②パスを受けたオフェンスが、左右どちらかのマーカーまで抜ければ勝ち。

という感じで、選手が攻守交代しながら攻守ともに5回程度実施。
その後、ディフェンスが半分くらいまでドリブルして近づいてからパスをしてスタートしていた。

うちの息子はオフェンスでパスを受けてディフェンスをギリギリまで近づけてから仕掛けるので、5回中1回しか抜けずに惨敗。
ディフェンスでは2回くらいしか止められず、こちらも良いところなし。

■ミニゲームでの失敗

 フィールドプレイヤーは8名で、フォーメーションは3-3-2

キーパーのセレクションを受けている子が2名いたので、その子たちがそれぞれキーパーに入っていました。

・ポジションは選手同士で話し合って決めること。
・得意なポジションを1回はやること。

という指示が出ていました。

うちの息子はサイドハーフが希望だったはずなのですが、
1試合目、サイドバック
 守備面ではインターセプトやドリブルを何度も止めていたのでまずまず。
 攻撃面では後ろからスペースに抜け出してクロスを受けてのシュートもできていたので、悪くはなかったけれど、本職ではないので消化不良。

2試合目、フォワード
 フォワードに入る子がいなくて、という流れで最前列。
 チームでは昨年までフォワードだったので、本人的にやれると判断したものと思われる。
 現実は厳しく、中盤の選手がボールを持ったらドリブル突破からのシュートばかりで、ほぼボールに触ることなく終了。所属チームでは前線で待ってカウンターで味方がパスを出したのに反応して突破というパターンしかやっていなかったので、前線で待つだけでボールはまったく来ず、いないのと同じくらいに存在感なし。完全にオフザボールの弱さが露呈した。

3試合目、再びフォワード
 もはや絶句。あれだけ何もできなかったフォワードになぜか入っている。
 本人に聞いたら誰もポジションを替わってくれないから、と言っていたが、そもそも得意なポジションを一度もやれずに終わるような気の弱さではダメだな、と痛感。本人も自覚はあるようで、相当に悔しかったようだ。
 結果は2試合目同様、何もできず、ほぼ試合に関与することなく終了。

客観的に見ていた感想としては、1次と比べて試合でのプレースピードが格段にレベルアップしていたので、判断のスピードが早くないと苦しいな、という印象。

■2次セレクションの結果

 あれだけ何もできない状況なら、当然落ちただろう、という予想通り、結果は落選。息子も途中で、これはダメだと思った様です。

 いい経験になりましたが、これで息子は事前にメンバーとコミュニケーションを取り、主導権を握らなければ、と考えたようです。

 ちなみに、このセレクションの結果、一般から受けて合格した子は1名のみで、あとはスカウトされて受験した子しかいなかった様です。まったく知らなかった世界でもあったので、その現実はちょっとショックで、スカウトなんて無縁な息子は殆ど可能性の無い1枠を争っていたということなのかな、と心が折れそうになりました。
 ただ、話を色々聞くと、本当に良いと思う選手は通るようで、別に枠が何人までという訳ではないのだそうです。

■フロンターレエリートセレクションへ

 このときはフロンターレエリートのセレクションの申し込みが落選後で間に合ったので、次の目標はフロンターレエリートに定めてリベンジしようとなりました。ただ、こちらはスクールなので、ジュニアユースからの合流を目指す子というお話ですので、受かったら入りたいなという感覚で参加しました。
 セレクションはあまり変わらないなと感じていましたが、ミニゲームでは事前にメンバーと話し合ってコミュニケーションを図ろうとする姿があったので、まずは良いか、と思っていました。

フロンターレエリートセレクション

■ミニゲーム

4対4 キーパーなし。
フォーメーションもなし。各自で自由に決める。

1試合目 センターバック
 息子がセンターバックに入り、あとの3名が前に。
 後ろからスペースとマークの指示を出していた。そして、前回との違いは、味方を名前で呼んで指示を出せていたこと。どうやら、待機時間に自己紹介をし合って名前を覚えたようだ。
 守備で大きく貢献し、失点ゼロ。攻撃でも基点となって3人の味方にパスを供給し、自らも得点を加えて圧勝。
 後で話を聞いたら、攻撃時は1-3のフォーメーションで息子が後ろで守り、3人を前で3方向に開かせる。守備時は3-1のフォーメーションで、一人が前で残り、後ろは3人で絞って守って、要注意人物に対しては2人で当たるという約束事を味方と話し合って決めたらしい。
 前回で自己主張できなかった弱点をここで克服するために勇気を出して工夫をできたのは大きい。

2試合目 センターバック
 同じくセンターバックで役割も同じ。
 ただ、この試合は1試合目と同じように攻撃時はそれなりに機能したが、指示があまり出せず、マークが乱れ、相手にフリーな選手が生まれるケースが散見。結果、センターバックの息子が振り回され、失点を重ねる。
 焦りがミスも生み、雑なパスでカウンターを食らう場面もあり、この試合は敗戦。

3試合目 センターバック
 チームとしての戦略は同じ様子。
 声も出て指示も復活。守備も安定。一番後ろでボールを持って、相手をはがしてから安定してパスを供給できていた。

4試合目 センターバック
 3試合目とほぼ同様。

全体的に、良いプレーはできていたと思う。声も出ていて、マークをつけ、一人フリーになる選手にパスを出させて、それを狩るという狙いも機能していた。ただ、攻撃時のポジショニングがあまり良くなく、下がり過ぎていたので、バックパスを受けられる位置まで上がれたら良かった。

しかし、上手くプレーしようとし過ぎてインパクトには欠けてしまったかな、というのがちょっと残念。背が低いので、スピードと突破力で勝負をしていこうと話していたのですが、それを見せることはできずに終了。

 という訳でフロンターレエリートの結果も残念ながら1次で落選。自分の武器をアピールできなかったことが響いたのかも知れません。

■バルサカップ本栖湖へ

 セレクションの落選で落ち込んでいたら、11/6~7で行なわれるバルサカップ本栖湖の横浜校選抜メンバーに選出されるという連絡を受けました。
 というのも、8月の終わりにバルサキャンプ好印象だったコーチのいるバルサアカデミー横浜校へ入会し、バルサカップ本栖湖の横浜校代表として遠征に行くメンバーに選出されたのです。
 ただ、この10月、11月の予定が過密で、非常に目まぐるしいスケジュールだったと思います。
 10月上旬 バルサカップ本栖湖 横浜校代表メンバー選出
 10月中旬 ヴェルディジュニア1次セレクション
 10月下旬 ヴェルディジュニア2次セレクション
 11月上旬 ヴェルディジュニア3次セレクション
 11月上旬 バルサカップ本栖湖遠征
 11月上旬 ヴェルディジュニア練習参加&監督面談
 11月中旬 バルサカップ葛飾 横浜校代表メンバー選出
 12月上旬 バルサカップ葛飾大会
この間の土日にはチームのトレーニングマッチが終日入っていたので、すさまじく忙しい時期をすごし、帰宅後は一緒に練習、週末は試合、そして遠征とセレクションを組み込み、私のスケジュールはサッカー一色になっていました。今から考えればよくやったな、と・・・

 次回はヴェルディジュニアのセレクションについて書いていきます。

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