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小3秋からのチームのセレクション①

年長でサッカーを始めたものの、パスもシュートもへなちょこ。
始めたばかりは当然そんなもんだろうと思っていました。

また、そもそもが厳しめのチームに入り、人間性を鍛えてもらえたら、という保護者の願望からの地元で若干厳しいと言われる少年団への入団を決めた感じなので、上手くなることよりもチームスポーツを通じて学んで欲しいという気持ちが強かったです。

■少年団での成長

 少年団では同世代に上手い子がいて、コーチも熱意に溢れ、叱るけれども愛情の感じる方でした。想像していた以上に練習・試合が入り、数多くの試合をこなす内に、息子は徐々に刺激を受けて上達していったようでした。

 一方の私は当時、さほどの興味が無く、チームスポーツで揉まれれば良い、というスタンスだったので、カップ戦で優勝した、などの話も「おお、良かったね」という反応はするものの、観に行くことはほとんどありませんでした。

 ただ、どうやら息子は足が速いらしく、チームでゴールを決めまくるようになっているようで、最前線にいて、上手い子がいたのも功を奏し、とりあえずカウンターでボールが出されて、あとは抜け出してゴールするというパターンがお決まりのようになっていたようです。

 コーチの練習も上手くハマっていたのか、様々なカップ戦を総ナメにするようになり、いつしか埼玉県の強豪プライベートチームと対戦できるところまでいっていました。相手はJ下部を目指す少年の集まり。強くて当たり前。
 しっかり負けていたようですが、おこがましくも「打倒A」というモチベーションに変えて更に上を目指そうとしていたのは素晴らしいなと思っていました。

■コーチの熱意

 当時の担当コーチはとても熱意のある方で、時に厳しい声掛けもありましたが、愛情とユーモアに溢れる声掛けだったので、息子もショックを受けたり叱られてるというより、激励に近い感じで受け止めて成長をしていきました。
 決して上手なタイプではありませんでしたが、不器用ながらゴールを奪いに行く強い気持ちが前に出ているプレーで、コーチの期待に応えたい一心でプレーしていたように感じます。

■ストライカーの責任

 ただ、上手い選手では無かったので、とにかくシュートしては外す。

 コーチからも「いつになったら入れるんだ?」と言われるくらいに良くゴールを外していました。

 チームメイトがボールを繋いであなたのところにパスを回し、それを外すということは、チームメイトの想いや頑張りを無駄にすることだ。

 そんな思いを少しでも持って、シュートするなら枠内に入れる。しっかり狙ってシュートを打つ。適当に力任せにシュートするのではなく、そんなストライカーとして責任感を持ってプレーしよう。

 そんな母の話が響いたのか、少しずつゴールの精度が上がっていき、チームの点取り屋としての地位を確立していきました。

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