見出し画像

三河稲荷神社のこと

東京都文京区本郷2丁目に三河稲荷神社があります。
家康が1590年に江戸に国替えになったときに、三河(豊田市)の隣松寺(りんしょうじ)にある稲荷社を分社して江戸城内に造営しました。
現在は丸ノ内線の本郷3丁目駅近くに遷座しています。

豊田市の隣松寺にある稲荷社の由緒書を読むと1240年に伏見稲荷を勧請したとあるので、この江戸の稲荷神社も伏見稲荷です。

家康が三河一向一揆で最後まで抵抗した酒井将監忠尚の上野城を攻めたときに隣松寺に陣を構え稲荷社に勝利を祈願した歴史があります。家康22歳1564年のことです。

よほど霊験を感じたのでしょうか、それから26年も経って駿府にいた家康が江戸に移るときに、忘れずに三河の稲荷社を江戸にも造営しました。
相当なパワーのある稲荷神社に違いありません


三河稲荷神社
隣松寺稲荷社
三葉葵の屋根瓦
隣松寺稲荷社前山門見返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?