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【関コミ】初サークル参加。次はこうしようレポ

はじめに


こんにちは。おかざきぷよこです。
ヒヤシンスランズというサークル名で、M-36のスペースに居ました。
新刊のフィクション混ぜエッセイ漫画と、ポストカード2種を販売しました。
エッセイ漫画「パラレルのぷよこ」はnoteにて連載してます。

お品書き。


関コミは、コロナ禍で緊急事態宣言が出ていた時に開催された、参加者数がかなり少なかった回には参加したことがありました。ですが、今回の関コミ70のように賑わっている回に、サークル参加者として参戦したことは初でした!
「こうすればよかったのか…!」「これをやっておいてよかった!」などといった知見をたくさん得ることができたので、私なりにまとめておこうと思います。

どれも基本中の基本だと思うので、即売会に行ったことが全然ない!という方&自分への備忘録用に書いてます。



<その1>名刺を用意しておいてマジでよかった


これは言わずもがなかもしれませんが…
名刺さえあれば、少しでも気になって立ち止まって下さった方に「よろしければどうぞ!」とお渡しすることができたので、自分のことを知ってもらうきっかけになったな…!とめっちゃ思った。撤収してからTwitterを見たら、「おそらく名刺経由でフォローしてくださったのでは?」という方もいました!

そして、なによりも『無料』という力が「なんとなく気になった」という参加者の方に対して、痕跡を残すことができるかもしれないです。

名刺はできればQRコードを載せた方がいいかもです。もちろん、印刷する際はリンク切れが起きていないかも要チェックですね。

あと、これは偏見なんですけど、コミティアに来てくださる方はTwitter、インスタユーザーが多い気がするので、そのIDを載せておいたらよかったな…というのが今回の私の反省点です、、

あと、名刺の横にTAKE FREEと書いておく方が、手にとってもらいやすかったです。


<その1番外編>フリーペーパーもいいよね

私が見たサークル参加者さんの中には、近況や伝えたいこと、各SNSのIDなどが書いてある、フリーペーパーを配っている方もいました。こちらは名刺よりも安価な紙で刷って配布することもできると思うので、いい案だな…!と思いました。よくある文化なのかもしれませんが、私と同じように知らなかった方に向けてもシェアしておきます。


<その2>グッズ作っておいてマジでよかった

コミティアといえば、イラスト本や漫画などの冊子を出す方がとても多いと思います。ですが、どうしても冊子の単価は高くなりがちですし、なによりポストカードなどのグッズに比べたらデカいです。サークル参加の経験や知名度にそこまで自信がなかったら、価格と単価の安い、手に取りやすいグッズから作るのも手だと思います。

私が今回頒布したグッズはポストカードでした。価格は100円にしました。やはり、冊子よりもポストカードの方が売れ行きがよかったです。イメージとしては、化粧品でいう試供品のようなものでしょうか。

化粧をしない人にも試供品の説明をしますと、化粧品というのは肌につけるものなので、人によっては「付けるとピリピリする…」なんてことも起こったりします。なので、肌につける面積が広い商品であればあるほど、少量の化粧品が入っている試供品は重要なものになることがあります。(他にも、発色を確認をしたい、といった様々な理由があります)

例え話が長くなりましたが、そういった現象がコミティアにも起きているのでは…と推察しました。

化粧品の試供品のような頒布物作りを、次はもっと徹底したいですね。


<その3>自分の得意なところをアピールできるものを作る


私は店番があったので、あまり会場をじっくりと見て回れなかったのですが…
参加者をぞろぞろと寄せ集めているサークルの展示やポスター、頒布物を観察すると、『描き込み』か『シンプルなデザイン性』が優れていたように思います。
まあ、要は作品の出来がいいということなんですけど…


でも、「作品の出来を良くしよう!」だけでは、「じゃあどこをどう頑張ればええねん!」となりますよね。


できるだけ噛み砕いて説明しますね。私を例にします。
私は、「描き込み」か「シンプルなデザイン性」どちらを高めるのが得意だ?と聞かれると秒で前者だと答えます。シンプルおしゃれグラフィックを作ることが来世も出来ないような気がするくらい苦手です。

どこをどう頑張ればいいのか分からなければ、とりあえずこの2軸に分けて、じゃあどっちを頑張ればいいだろう?と考えてみるのはいかがでしょうか。

描き込みを頑張るぞ!となったのであれば、単純に手数をいつもよりも増やしてみる、とかでもいいと思います。デッサンが得意な方であれば、モチーフをじっくりと観察したリアルな絵を描いても、それだけで目を引くかもしれないです。

デザイン性を高めるぞ!となれば、不得意なのでうまく説明できなくて申し訳ないのですが…。ポスターや表紙であれば、せめてフォントと文字組みを吟味するだけでも変わると思います。(すいません、実を言うと専門外です…)



何が言いたいのかというと、自分の得意な側面を余すところ無くアピールした作品をドデカく見せる、ということです。



ただ、「描き込み」「デザイン性」の2点に限ったことではなく、他にもそれぞれの方が活かせる強みはたくさんあると思います。クソデカ定義で括った結果なので、必ずしもこの2つが正義という訳ではないのでお見知り置きを。まずはこの糸口から、という話です。

自分のいいところを知ることは、制作を極めるために必要だと改めて思いました。分からなければ一度、一般参加者としてコミティアに足を運ぶだけでも学べる点はあると思います。それくらい、コミティアは十人十色ですから。



<その4>印刷所の見本紙は取り寄せるべし


私が今回刷った作品は、発色やサイズ、紙の種類はめちゃくちゃ気に入っているのですが、唯一「ミスった!!」と思ったのが、紙の厚さです…

刷り上がってきたものを見た時、真っ先に見本紙を取り寄せなかったことを悔やみました。

見本紙を取り寄せないにしても、紙の厚さは「厚すぎるかな?」くらいでちょうどいいです。「ペラペラすぎる」というより、「分厚すぎる」という方が後悔が少ないです。
ペラペラの紙は、「あーこの人、印刷費ケチったのかな」という伝わり方をしてしまいます。多くの人に買ってもらいたい!というのであれば、変にケチるよりも、紙はちゃんとしたものを扱った方がいいです。その方が確実に売れると思います。

初めて利用する印刷所や印刷物で刷るときは特に!
見本紙を取り寄せよう、というのが今回の学びです。。



<その5>ポスタースタンドは、今後の参加が見込まれるなら買う



自分の身長より高いポスタースタンドを買うか否かは、ギリギリまでめちゃくちゃ悩みました。卓上スタンドはともかく、A1、A2ポスターを掲示できるポスタースタンドは5000円を超えます。今回はまたもやケチって導入しませんでした。

ですが、いざ参加してみると、大きいポスタースタンドを導入しているサークルは肌感では半数を超えていました。みなさん良いもの持ってるんですね…
卓上スタンドを導入している方はもっと多かったです。


今回のように、参加者数の多い回は人混みでブースが埋もれやすくなってしまうので、人が集っても目を引くブースを作りたいのであればポスタースタンドは必須ですね。先ほども述べたように、自分の得意な側面を余すところ無くアピールした作品をドデカく印刷したポスターを、ドドンと貼ればそれだけでブースが華やかになると思います。

ただ、やはりお値段が高いので、初回から意気込んで買う!というよりは一度参加してみて「これからモリモリ頑張るぞ!」となってからでの購入でもいいと思います。

卓上スタンドは初回からあった方がめちゃ便利ですね。あれば、卓上がスッキリ整いますし、お品書きやポスターの掲示をすることで華やかになります。



<その6>目線に合わせてブース作りをする


私が次回、ブース作りをするのであればこうする!という話なのですが…
単純に人の目に留まりやすいようにブース作りをしたいのであれば、頒布物を机にそのまま置くのではなく、什器を利用して高い位置に設置するということが有効かもしれません。大体、地面からの高さは110〜130センチくらいでしょうか。

これは私が小売業で働いていた時の経験なのですが、人が手に取りやすい高さにある商品は、他と同じ商品であっても、陳列棚から無くなる速度が早かったです。なので、早く売り切りたい商品はわざと手に取りやすい位置に置いたりなどもしてました。

あと、高さのある陳列棚を作った方が、商品を多く展示できるという利点もあります。手に取りやすくもあり、一石二鳥ですね。

高さを出す陳列棚に関しては、頒布物の種類にもよりますが、100均などで購入できるワイヤーネットを使用されてる方が多かったです。あと、折りたたみラックなど。

サークル参加初心者勢の方は、100均がとてもおすすめです!調べれば100均での代用什器を紹介してくださってるサイトがたくさん出てきます。慣れてきて、資金調達もできれば、モノタロウなどで什器を買ってもいいかもです。

もちろん、什器は安くても倒れにくい丈夫なものを。什器が倒れて、他のブースの人に当たってしまった事例が過去にあったようなので、注意です。

あと一応テーブルクロスについて述べますと、知名度や集客力に自信がなければクロスは必須です。ほとんどの方がクロスを持参されてました。

また、お手軽に、かつ効果的に展示をしたい場合は、スペースが許せば本を開いた状態で展示すると、閉じていた時よりも手に取っていただくことができた気がします。


<その7>値段の掲示は分かりやすく


私のサークルは、値段をお品書きにしか書いていなかったのですが、値段は一目で分かるようにしておいた方が、参加者の方に親切だったかな、と思いました。(何度か訊かれました)

見本にマステやシールなどで値段を貼っておいてもいいくらいです。自分がブースを回っていた時、そのようにされているサークルさんのブースの方が見やすいと感じました。

「シンプルに見せたいねん!」という希望があれば、無理をして作る必要は無いです。ですが、こだわりがなければ値札を置いたり、貼ったりした方がいいかもです。




さいごに


ざっとこんな感じですね。
またなにか思い出したら追記するかもしれないです。

他にも、当日必要な道具や備品は、検索すれば先人の方々が紹介して下さっているサイトがたくさん出てくるのでここでは割愛します。
あくまで、ここに記したことは私が「知らんかった!忘れんとこ!」と思ったことの備忘録も兼ねてるので、一個人の感想だと認識してくださると助かります。



私は関コミ70のみの参加でしたが、もうすぐコミティア148が開催されますね。参加される方々は納期によっては追い込みの時期かもしれないです。ファイトです!

私もいつか東京遠征したいな〜



即売会関連のイベントは、運営スタッフやボランティア、サークル、企業、一般参加の方々が熱量を持ってイベントに携わるので、誰1人として「お客」として参加することはできない、という話があります。(私は小学生の頃「らき⭐︎すた」でそれを知りました)
今回、私が参加したイベントのために奔走してくださった全ての方に、感謝の意を申し上げます。即売会は本当に素晴らしい文化です。


またイベントに参加して、みなさまにお会いできる日を心待ちにしています!
制作頑張るぞ〜〜