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「秘密の森の、その向こう」
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セリーヌ・シアマ監督「秘密の森の、その向こう」を観たので感想を。「セリーヌ・シアマ版ジブリ」という噂どおり、確かに少女たちのぷっくりとしたほっぺや森で起こる時空を超えた不思議な出来事はジブリ風味。しかし、大冒険や可愛い謎の生き物がいなくとも祖母、母、娘三世代それぞれの想いが静かに伝わる心暖まる物語はちゃんと監督らしい仕上がりに。ネリーの青いパジャマ、バスルームの青いタイル、マリオンの赤いセーター、二人で作った小屋の赤い布など「燃ゆる女の肖像」を彷彿とさせる色使いも素敵でした。マリオンが子供の時にクオバディスのチェックのノートを使っていて、「私も高校時代に使ってた!」と懐かしくなりました。私はわざわざソニプラで買っていたけど、フランスの子供達は日常的に使うんでしょうね。
ネリーとマリオンは実際に双子が演じていたそうなのですが、無邪気にクレープを作ったり遊んだりする姿と時折見せる大人びた表情のギャップが良かったです。ふわふわヘアも本当に可愛らしく、8歳がやるには不似合いな内容の演劇ごっこをするシーンには思わず頬が緩んでしまいました。
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映画に元気を貰いつつ「元気のない奴は肉を食え、そしてサウナに行け!」と阿部寛も言っていた気がするので、久しぶりに「寿苑」で大好きなガーリックハラミと
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ガーリックライスをいただいてきました。「孤独のグルメ」にも出ていた、安くて美味しくて明るくおしゃべり好きなオモニのいる良いお店。このご時世で少し値上がりはしていたけれど、前よりさらに美味しくなっていたので満足です。他にサムギョプサルやホルモンもしっかり食べて英気を養いました。
見出し画像はukaの新色カラーベースコートゼロ15/0です。モンブランをイメージしたヘーゼルベージュだそうで、黄みががったベージュにグレーが入ったありそうでない色味が気に入りました。隣はセブンイレブンでダースを二つ買うともらえるサンリオコーム。ポーチに入る小さめのコームが欲しかったのでちょうどよかったです。逃れられないファンシーの呪縛。
秋を通り越して冬がやってきたのかと思うくらい急に寒いですが、みなさま体調など崩されませんように。