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「街の上で」

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 「愛がなんだ」「パンとバスと2度目のハツコイ」を観た流れで同じ今泉力哉監督最新作「街の上で」を観てきました。「愛がなんだ」の中原役が印象的だった若葉竜也主演。若い方はご存じないかもしれませんが、彼は大衆演劇のチビ玉三兄弟だったんですね。その大衆演劇とは間逆な、いたって自然な演技が今回もよく生かされていたと思います。

 学生時代から馴染みのある下北沢が舞台なので、「トリウッド」や「白鳥座」赤いチャーハンの「珉亭」「スズナリ」が出てきて登場人物たちがとても身近に感じられました。ちょいちょい出てくるサブカルワードに、青春時代が蘇って恥ずかしいやら懐かしいやら。特に魚喃キリコの「南瓜とマヨネーズ」のくだりは、せいちゃんみたいな人探しに行こう!と友達と下北沢に遊びに行った思い出がフラッシュバック。(実際はただご飯食べて帰ってきただけ)

 特に事件が起こるわけではないのに、最初はバラバラに見えた登場人物それぞれのエピソードが脇役までちゃんと回収されて繋がっていくラストは笑えて幸せな気持ちに。みなちょっとズレているけれど一生懸命で、自分の気持に正直になるのは大切だなと改めて思いました。警察官役の人が印象的で誰だろう?と調べたらルノアール兄弟という漫画家さんでした。そういえば「愛がなんだ」でも、公園のシーンでテルコの後ろに芸人の岡野陽一さんがちらっと映っていて笑ってしまったのですがキャスティングも面白いですね。

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せっかく下北沢が舞台なら「トリウッド」で観ればよかったなと後で思ったけれど、シネマカリテもコロナ対策をいろいろ頑張っていらっしゃるようでこれからも応援したいです。

 見出し画像は今夏のペディキュアラインナップです。真ん中のukaは最近買い足した新色Lake。右のhinceとそっくりなようで自然光でみたらブルーが強めのグリーンでした。なんとなく今年はグリーン系が気になります。サウナに行くようになってからペディキュアだけは年中塗っているので、ついつい欲しくなって困りますね。(ADDICTIONの新色のカーキも検討中)