東京で過ごすお盆
お盆に突入しましたが、我が家は通常運転なので東京で大人しく過ごす予定です。というわけでそんな方々にもおすすめの、先日観た展示をまとめておきます。
まずはお洋服を愛用しているSOWAのいつもとは少し違った貝の作品の展示「S/he sells sea-shells on the sea shore」です。yugoさんによる貝の標本に、aicaさんも加わったワンピースやTシャツも並んでいて猛暑を忘れてしまうような空間でした。壁にかけるのではなく、海で貝拾いをするように眺めることができる展示方法が素敵。貝殻一つ一つがこんな風に姿を変えていくのか、と見入ってしまいました。お気に入りは見出し画像の女の子とスワンの作品。
こちらでの展示は終わってしまいましたが、19日から「あお山ヒュッテ」で一部観られるそうなので気になられた方はぜひ。
次は東京ミッドタウンで開催中の「SEE LV」です。この日は日差しが強くショッキングピンクの眩しさに目が、目がぁ〜!となったのでサングラスを忘れずに。「ルイヴィトンの160余年に及ぶ歴史を巡る旅へと誘う展示」ということだったのですが、意外と規模が小さくてあっという間に観終わってしまいました。
もし着られるんだったらこれがいい。
タイヤ入れなんてあるんですね。ちなみに事前予約が必要なのでご注意下さい。
最後は同じミッドタウンにある21_21DESIGN SIGHTの「クリストとジャンヌ=クロード "包まれた凱旋門"」展です。
2021年9月に行われた、クリストとジャンヌ=クロードによるパリの凱旋門を16日間にわたり巨大な布で包むプロジェクト「包まれた凱旋門」の制作過程と実現に向けた道のりに焦点を当てています。下のレリーフ部分に鳥が巣を作ってしまったり感染拡大によって延期になったり、本当に様々な困難を乗り越え多くの人が関わって完成まで漕ぎつけたことが伝わってきました。残念ながらクリスト自身はその完成を見ることはなかったのですが、あの凱旋門の姿は多くの人の心に残ったはず。
実際に使われた再生可能な布とロープも展示してありました。(嘘みたいだろ、これ一から全部作ってるんだぜ・・・。)制作のための費用も協賛を受けたりせず、ドローイングなどを売った費用で賄ってるとはクリスト恐ろしい子・・・!
お二人のポートレートが最高だったので、そちらもお見逃しなく。(私なんて写真撮ると8割半目だからな)
21_21DESIGN SIGHTといえば、先日逝去されたデザイナー三宅一生を創立者としたデザインミュージアム。私などが語れるような方ではないけれど、ファッションという枠を軽々と超えた稀有なアーティストなのだなと改めて。やっとプリーツが似合うようになってきたのにとても残念ですが、その意志は受け継がれていって欲しいなと思います。
週末は台風が来そうなので、移動される方はどうかお気をつけて。医療体制をこれ以上ひっ迫させないよう、熱中症や事故にも気をつけつつ良いお盆をお過ごし下さい。